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授業の振返り~経営組織(第2ターム)

第2タームで学んだ経営組織の授業について、ここで振返ってみようと思います。

具体的な授業内容については述べることはできませんが、シラバスが公開されているので、それに沿って以下記録を残すこととします。


1 シラバス

(1)講義目的

経営組織論に関する基礎理論を習得し、応用ができるようになる。伝統的管理論、近代管理論、コンティンジェンシーセオリー、知識創造論まで幅広く学びます。

(2)講義内容

【予習】
基礎理論の文献を読み、レポートを提出します。

【授業】
講義、グループディスカッション、発表を行う。

(3)授業計画

  1. 科学的管理法を考える:基礎理論の講義

  2. 科学的管理法を考える:チーム活動を分析する

  3. 人間関係論を考える:基礎理論の講義

  4. 人間関係論を考える:チーム活動を分析する

  5. 管理過程を考える:基礎理論の講義

  6. 管理過程を考える:チーム活動の分析

  7. オープンシステムを考える:基礎理論の講義

  8. オープンシステムを考える:チーム活動を分析する

  9. 組織での意思決定を考える:基礎理論の講義

  10. 組織での意思決定を考える:チーム活動の分析

  11. 戦略的な意思決定を考える:基礎理論の講義

  12. 戦略的な意思決定を考える:チーム活動の分析

  13. コンティンジェンシー理論を考える:基礎理論の講義

  14. コンティンジェンシー理論を考える:チーム活動の分析

  15. 知識創造の組織論

  16. テスト

(4)対象学生

全コースの学生。すなわち、地域一般、中小企業診断士、医療、介護コース全員が受講する。1学年の定員が45名なので、結構な大人数です。そして、他コースの学生と交流ができる良い機会です。

(5)評価方法

予習レポート30%、授業中の行動(発言、発表等)30%、定期試験40%

2 感想

とにかくきつかった、これにつきます。

(1)難解な予習用文献

何がきつかったかというと、予習です。リーディングアサイメント、つまり授業用の必読文献を読み、お題に対して数行で要約するのですが、これが3週間おきに提示され、2週間以内に読んで要約することが求められます。

この字面だけみれば「楽勝じゃない?」と思うかもしれませんが、提示された文献が非常に読みづらく、文字検索もできない古い文献で、かつ結構な文量だったので、まあ、きついです。そして私には難解な文書であったため、何度も読み直す必要がありました。

(2)レベルの高い同級生たち

授業は、簡単な講義をしたら、ケーススタディ用の動画を見て、小グループを作ってディスカッション、あるいはミニゲームをし、最後に意見をまとめて発表をします。グループワークに時間を多く使う授業スタイルでした。

私のような意識低い系の集まりであればのんきにグループワークをするのですが、出席している同級生は、まあ意識高い系の方ばかりで、鋭い意見がもりもり出され、発表内容も圧倒されるものばかりでした。
ついて行くのには、相応の自学自習時間を割く必要があります。

(3)辛いのか?楽しいのか?

でいえば、辛かったけど、楽しい授業でもありました。グループワークはミニゲーム的なものを多く行いましたが、皆さん本気で取り組むのでこちらも本気になれましたし、学びも大きかったと思います。
いやでも、体力的には本当につらかったです。

3 授業終了後の実務への応用

医療は労働集約型サービスなので、ここで学んだ科学的管理法は、実務のオペレーションの効率化を見直すのに、役に立ちそうな感じがしました。
PDCAサイクルはすでに実践しているところですが、SECIモデルは教育に使えそうな感じがします。離職率の高い職種が職場にいるので、そこの教育システムの構築に使ってみようかなと思いました。

4 余談

グループワークで発表を行うには、チーム内での打ち合わせを授業時間外にも行う必要があります。そのため、平日の夜や朝にビデオ会議等をする必要があります。
大学からTeamsとGoogleMeetが使用できるアカウントが付与されますので、これらのツールを駆使する必要があります。

意外な障壁となるな、と思ったのは、学生間のITリテラシーの相違です。
「Teams使ったことない。どうやるの?アカウント登録ってどうするの?」的なことを聞かれることが多かったので、このあたりから前もってお互いに準備しておく必要があるな、と思いました。


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