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“誰かのために”の素晴らしさ

はじまりは大学生の頃。

SETというNPO法人に出会い、
陸前高田市広田町と出会いました。

この町の人がとても魅力的で、強く生きている姿に触れて、
私のことを受け止めてくれて、まるで親のように包み込んでくれる優しさ、
思いやりが身に染みるように、すーっと惹かれていきました。

それから、SETの学生メンバーとして活動し続け社会人になり移住してきました。

今は広田町に活動しにきてくれる学生と触れる機会が多いのですが、
学生たちの活動がいかにパワフルであったかいことか。
”誰かのためを想い熱くなる、優しくなる、頑張りたくなる”ことって、
どれだけ素晴らしいんだろうか。ということ。

「〇〇さんが、昔は孫とよく遊んでいたけど、今は足が動かなくて遊んでやれないことを悲しがっていた。どうにか〇〇さんが幸せに喜んでくれることをしたい」
「〇〇さんは、人とお話しするのも大好きで裁縫とかも得意だったけど、病気をきっかけにやる気を失ってしまった。でも、人と話すのをすごく楽しみにしてくれているから、もっと町の人との交流もつないであげたい」

話の主語は〇〇さん。町の人の名前です。

学生とは、将来のことで悩んだり勉強頑張りなさいと言われたり、
色々な葛藤を持ちながらも”自分らしさ”を探し歩んでいく時期かなと。
そんな時期に、自分のことよりも
〇〇さんのために、〇〇さんが喜んでくれることを、、
”誰かのために”を軸に動く学生たちの表情はとても清々しく、
生き生きとしていて見ていて気持ちがいいです。

一人ひとりがまちづくりをしているんだ、
学生と町の人とみんなでこの町をつくっているんだと、
心がじわーっと目頭が熱くなりました。

自分の団体の活動を褒めるなんて、自画自賛しているようですが
それでも、本当に素敵な活動だ!と胸を張って言えることが何よりも嬉しく、
ここと出会えたことは私の人生にとって”宝”だと強く思った、最高の夕暮れ時。

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