ホロスコープを構成する3つの要素
どうも、水星の申し子です。
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過去3回の内容は、以下からどうぞ。
早速、本題に移りますね。
ご自身のホロスコープを
お手元に置きながらぜひ読んでください。
ホロスコープを作成するサイトやソフトによって、
そのデザインはまちまちですが、
構成する要素は全てにおいて共通です。
ホロスコープの「3大要素」が以下です。
❶天体(惑星、星、感受点)
❷12サイン(星座)
❸12ハウス
それぞれを説明する前に、
3大要素がそれぞれ、
どのような役割を担っているのか?
について、今回は書きます。
よく知られている「12星座占い」では、
「星座」が主役のように思われますが、
ホロスコープの主役は「天体」です。
ホロスコープで取り扱うのは、
基本10個の天体(10天体)。
重要な小惑星などを含めると、
もっとたくさんあるのですが、
基本は10天体です。
<10天体>
月、水星、金星、太陽、火星 ▶ 個人的天体
木星、土星 ▶ 社会的天体
天王星、海王星、冥王星 ▶トランスサタニアン
天文学で言うと、
太陽は恒星、月は衛星、冥王星は準惑星ですが、
西洋占星術では、まるっと「天体、惑星、星」です。
専門用語で「感受点」とも言います。
※「感受点」は天体以外も示します。
ホロスコープにおける天体の役割は、
「主語+動詞(わたしは~する)」
太陽なら、「わたしは人生を切り拓く。」
金星は、「わたしは愛する。」
水星は、「わたしは興味・関心を持つ。」
主語はいつだって「わたし」です。
なぜなら、
ホロスコープの円の中心は「地球」。
ホロスコープの世界観は「天動説」であり、
「私たちが住む地球」を中心にして、
描かれているからです。
そして、10天体は「全員共通」です。
全員のホロスコープに10天体があります。
「わたしには月があるけど、あなたには無い。」
ということはありません。
イメージしやすく言うと、
あなたの人生をゲームに例えた時、
10名の登場人物=10天体です。
次に、「12サイン(星座)」。
12サイン(星座)は、
皆さま、馴染みがありますよね。
<12サイン>
牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座
なぜ、わざわざ「サイン」と呼ぶか?
というと、空に瞬く星座と区別するためです。
西洋占星術における星座は、
「黄道12星座」= Sign of Zodiac
と呼ばれます。
空には数多の星座が存在しますが、
ホロスコープの12星座とは、
地球から見た時の太陽の軌道=黄道上にある星座
だけを切り取っています。
つまり、
ホロスコープとは黄道の断面図なのです。
更に言うと、
実勢の星座は大きさがそれぞれ異なりますが、
ホロスコープ上では、便宜上、
円をきっちりと12分割して表示します。
ホロスコープの12サイン(星座)は、
「副詞」的な役割
を担っています。
天体は、
「主語+動詞(わたしは~する)」でしたが、
「どのように~するか?」
この「どのように」の部分を、
12サインが担っています。
天体のキャラクター、性質ですね。
<例>太陽が牡牛座の場合
「わたしは、五感を活用して人生を切り拓く」
「わたしは、粘り強くマイペースに人生を切り拓く」
という感じです。
イメージ湧きますでしょうか??
では、最後。
「12ハウス」です。
12サインまでは、皆さまウキウキなんですよ。
ただねぇ・・・
「ハウス」までくると、
「脳みそがカオス」という方が多い。
が、しかし!!!
まあ、わたしの説明をお聞きください。
まず、「ハウス」とは、
ホロスコープをピザやケーキに見立てた時の、
「ピース」に当たる部分。
中心から、放射線上に線がでていて、
半時計周りに「1~12」の数字が振られた場所。
これが「ハウス」です。
12種類、それぞれに異なる意味があります。
サインは、円をきっちり12分割ですが、
ハウスは、違います。
ハウスの幅が均等になる方もいますし、
狭い、広いまちまちの方もいます。
これは、生まれた土地や季節で違ってきます。
ここに関連して、
「ハウス」は、出生時刻が分からないと算出できません。
ハウスの起点となるポイントが定まらないためです。
詳しくは、「ハウス」の説明の際にします。
ホロスコープにおける「ハウス」は、
「わたしが、
どのような領域・分野、テーマ、場所で
~するのか?」
を教えてくれます。
つまり、「ハウス」の要素が入ってくると、
ホロスコープが三次元になるのです。
一気に深みが増しますよね。
ただ、「ハウス」というと、
「家」を連想します。
間違いではないのですが、
わたしは、
「12ハウス全て=ホロスコープ=家」
と捉えています。
一つ一つのハウスは、
「room(部屋)」をイメージする方が分かりやすいです。
「12サイン」の場合、
隣同士はきっちりと区別されています。
隣り合う星座は、
性質が全く異なるんですね。
ただし、ハウスの場合は違います。
家の中、建物の中で、
部屋と部屋の間にドアがあっても、
空間としては、繋がっているじゃないですか。
キッチンとリビングが繋がっていて、
料理をしながらも、
リビングで遊ぶ子供の様子が見える。
みたいな感じで、
きっちりとした境い目はなく、
隣の部屋の様子も何となくわかる。
でも、それぞれの部屋で役割が異なる。
そういうイメージで捉えていただくと、
分かりやすいかもしれません。
まとめます。
10天体 ▶ 主役、主語+動詞(わたしは~する)
12サイン ▶ 副詞、天体のキャラクターや性質
12ハウス ▶ 主役が活動するステージ、分野・領域、場所
そして、
10天体は、全員共通。
サインとハウスは、全員ちがう。
後者であるがゆえに、
個性、パーソナリティが紐解けるわけです。
12星座占いだと、
太陽星座のみでしか見ませんから、
全員を12のパターンに分けます。
しかし、
ホロスコープで紐解いていくと、
10天体それぞれに星座があるから、
10×12=120パターン。
これに12ハウスを掛け合わせると、
120×12=1440パターン!!
コレによって、
より細かく、一人ひとりのパーソナリティを
紐解くことが可能なんですね。
いかがでしたでしょうか。
次回は、10天体の説明に参ります!
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。
ショーコ
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