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カラーセラピーってなんか胡散臭くない…?と感じているあなたへ

こんにちは、パーソナルカラーアナリスト兼カラーセラピストのさくらです。
今回もご覧くださりありがとうございます。

さて!
今日はパーソナルカラーではなく、カラーセラピーの話をしていきたいと思います。

カラーセラピーと聞いて、あなたは正直どんな印象を受けますか?

一体何が行われるのか、また、どんなメリットがあるのかイメージしにくいですし、一言で言えば「謎」ですよね。何なら「占いみたいで正直なんか胡散臭いな……」と感じている方もいらっしゃると思います。
だからこそ、今回はその怪しげな印象を取り去っていきたい、というわけなんです。

占いとカラーセラピーは何が違うのか

何はさておきここですよね。
違いを考えていきたいので、馴染みがあってイメージしやすいであろう占いの話からしていきますね。

そもそも占いを受けたくなるのはどうして?


まずはここから考えていきましょう。

生まれてこの方一度も占いを見たことがない人は少ないと思います。わざわざお金を払って占ってもらいに行くことはないとしても、朝のニュースの星座占いを見ていたり、しいたけ占いさんのTwitterをフォローしていたりしませんか?
これってどうしてなんでしょう。

特に理由なんてない? 何となく楽しそうだから…?
そうやって意味の無いものと片付けてしまいがちですが、そこで思考を止めずにきちんと深掘りしていくと、本当は「大なり小なり現状に何かしらの不満があり、それを解決したい」という思いが隠れていたりしないでしょうか。

例えば、「最近なんか調子出ないな…」ともやもやしていたとしましょう。すぐに解消できればいいけれど、実際は具体的に何が上手くいっていないのかすらピンと来ないことがほとんどです。

私たち、生きていこうというだけで毎日やらなければいけないことが山ほどありますよね。そんな忙しい日々の中では「なんか調子悪いけどまぁいっか…」とやり過ごせる程度のものを、わざわざ探り出すところから始めるのは本当に難しい……というか、億劫なんです。なぜなら時間が無いから。小さなことにいちいち引っかかって、立ち止まって、あえて考える時間を取れないわけです。

ところが「なんかイマイチだけどまぁいっか…」と放置している内は結局いつまでももやもやは晴れません。これから自分がどうすべきかわからない。そもそも自分が今どんな問題を抱えているのかもわからない。私たちは多かれ少なかれ日々不安を抱え続けたまま生活することになります。

そんな時、もしも誰かが「これが原因で、こうしたら解決しますよ」ってパパッと正解を教えてくれたらどうでしょう。たったそれだけで悩みが解消するとしたらものすごーくありがたいと思いませんか? 手っ取り早く正解に辿り着ける方法があるなら頼りたいと思うのは当然の話です。

ということで、ずばりこれが「占い」です。

占いは「占い師から占い結果を聞く」のがメインになります。
過去にこういうことがありませんでしたか? あなたはこんな性格ではないでしょうか? 未来にこんなことが起こりそうです。今年は大きな買い物はしない方がいいですよ。ここ2年以内に出会った人の中に運命の人がいるようですね。……例えばこんな感じですよね。自分には干渉できない外側から自分の運命を決定づけられる感じ、とでもいうんでしょうか。ざっくり言ってしまえば、自分で考えても答えが出ないから占い師に「自分のことを教えてもらいに行く」イメージだと思います。

カラーセラピーで未来はわからない


ここからいよいよカラーセラピーの話に入ります。

まずはっきりお伝えしたいのは、カラーセラピーは占いではないということ。カラーセラピーは占いのように過去や未来を的中させることはできません。

「黄色を選んだあなたの金運は最高です!宝くじを買ってみましょう!」だとか「ピンクを選んだあなたは自分を磨けば磨くほど成果が出るでしょう!」みたいなことは言えません。
「正解はこれです!」と答えを即座に導き出せるものではないので、カラーセラピーのおかげであっという間に不安が解消されました!とはいかないわけです。

なら結局、カラーセラピーって何?

カラーセラピーは色を使ってあなたの心の内側の「言葉にできていない部分」を自力で見つけ出す手段です。

「言葉にできない」というのは、つまり「わからない」ってことですよね。ただでさえわからないことなので、何の手がかりもないままでは結局何も理解できずに匙を投げたくなってしまいます。
色を手がかりに、わからなくてもやもやしている部分を明確にし、自分自身の中から解決策を引っ張り出す作業。それがカラーセラピーなんです。

占いは解決策を他者に求めるもの。
カラーセラピーは解決策を自ら捻り出すもの。
こんなイメージです。全然別物ですよね。

ちなみに「手がかり」にするものは人それぞれ何でも構いません。当然ですが色に興味の無い方が無理にカラーセラピーを選ぶ必要もありません。様々な思考法の中からぜひご自分に合った方法を探していただきたいと思います。

色彩オタクの私は色を見ているのがとっても楽しいので、もやもやを解決する手がかりにカラーセラピーを利用します。
きっとこの記事をここまで読んでくださっているあなたも、おそらく少なからず色に興味を持ってくださっていますよね。

カラーセラピーではすぐに答えが見つからないこともあるけれど…

答えを教えてもらえるわけではなく結局自分で考えなければいけないので、カラーセラピーではすぐに答えが見つからないこともあります。
占いに頼るより遠回りで、正解を見つけ出せるまで苦しい思いをするかもしれません。

でも、あなたの心はあなた自身のもので、本来他人が覗ける領域ではありません。あなたにしかわからないはずのものですよね。
だからこそ、もしも自分が何に悩んでいるのか、自分がどうしたいのかをきちんと把握することできたなら、それが自力で解決へと進んでいく一歩になるんです。

カラーセラピーのやり方は?

カラーセラピーの具体的な方法をご紹介しますね。

まずは今回のテーマを思い浮かべておきます。
「今の調子」とか「誰々のこと」とか「仕事のこと」とか「〇〇のイメージ」みたいなふわっとした状態で構いません。
その後、目の前にいくつかの色を並べます。

こんな感じ。全色いっぺんに目に入るように配置します


ここまで用意ができたらしばし目を閉じ深呼吸して心を落ち着けてましょう。
そして目を開けたら、テーマについて直感でイメージの色を選ぶんです。その後、今度は選んだ色について深堀りしていきます。

例えば、現状のイメージが「赤」、理想の状態のイメージは「青」を選んだとします。

「赤」にはどんなイメージを持っていますか?
「青」という色に何か特別な思い出がありますか?
この色の何が心に引っかかったんだと思いますか?
結局、なぜこの色を選んだんでしょう?

このように、色を取っ掛かりにゆっくり思考を深めていくんです。

カラーセラピーでは、セラピストからのアドバイスは一切行いません。なぜなら、主体はセラピストではなくあなただから。セラピストはただひたすら話を促し、聞き、あなたが何を考えているのかを引き出すことに徹します。あなたの思考を邪魔しません。セラピストの話を聞くのではなく、あなたが感じたことを言葉にするのが大切なんです。

…という感じなので、実はカラーセラピーはやり方さえわかれば自分一人でも簡単お手軽にできてしまいます!

でも、カラーセラピーが自分にとって本当に価値があると感じられていなかったら実際に行動には移せませんよね。
最初に言ったように、私たちは日々時間に追われていますから、価値を感じないものにあえて時間を割こうなんて考えないのは当然のことです。

だからこそ、まず「カラーセラピーを予約してあえて自分のことを考える時間を確保してみた!」というだけでも実はかなり意義あることだったりします。
カラーセラピーがあなたに向いているのか、はたまた最終的に結論に辿り着けるのかはやってみなくてはわかりません。
でも少なくとも、普段深く考える時間も取れずにもやもや心の底に溜めていることを解決するため、試しに一歩動き出せたってことなので。
さらに、人に向けて声に出して話す方が、自分の頭の中だけで考えるよりも思考が整理され、理解が深まるというメリットもあります。

……いかがでしょうか?
カラーセラピーは決して怖いものでも怪しいものでもありません。自分の思考を手助けするための一つの方法だと考えていただけたら嬉しいです。

最後に

ちなみに、私は占いを否定しているわけではないんですよ。

ここまでお伝えしてきた通り、カラーセラピーは自分の中にあるけど見えていないものを引き出す手段なんです。
普段全く使わない引き出しならその存在さえ思い出せれば中身を取り出せます。でも元々無い引き出しを引き出すのは不可能ですよね。つまり、カラーセラピーで自分の中に存在しないインスピレーションが降ってくる…!みたいなことは難しいんです。
なので、もしかしたら今の自分には正解の引き出しが無いかも!?と気付けた時は占いも大いに参考になると思います。

新たな引き出しは、新しい出会いや新しい挑戦などで自分の視野を広げることでどんどん増えていきます。煮詰まった時は普段と違うことをしてみよう!なんてよく言ったものですが、これは「新たな経験をして新たな引き出しを増やしてみよう!」という理屈です。

自分の中の引き出しを増やしておくこと。
自分なりの引き出しの見つけ方を心得ておくこと。
あなたが何か困った時、これらが解決の鍵になります。

もしも「色」があなたにとって解決の鍵の一つになるのなら、同じく色が好きな私はとっても嬉しく思います。

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