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私の狙い通り!ね?【デュエプレ】

私の狙い通り!ね?カットちゃん。――解体人形ジェニー

これは《ジェニー・ダーツ》のフレーバーテキストである。

※全文無料で読めます

はじめに

はみ836(@AUevv)と申します。自己紹介は省略します。

2022年5月中旬、進化設計図でn枚ドローされたんだけど!という被害者報告を毎日Twitterで見かける頃、14弾のリリースが告知され閉塞感に蝕まれていたデュエプレ界隈に光が差し込みました。

毎日14弾の新規カードが数枚ずつ紹介されていく中で《ジェニー・ダーツ》は発表されました。私は紙の経験がないのですが、聞くところによるとオリジナルカードとの事で調整が上手いランダムハンデス大好きなデュエプレ運営が自信を持って送り出したカードなんだなーって浅い感想を抱きました。

リリース後、実際に使ってみて《魔弾バレット・バイス》の2枚ハンデス(要らない2枚抜き)より《ジェニー・ダーツ》でピンポイントで1枚抜いた方が相手に刺さる対面があったり、使われる側でも相手の行動心理を読めたりするのでデュエプレくん難しいゲームになってきたなーって感じました。そこには、コントロールデッキをあまり使わない私を惹きつける力がありました。

使ったり使われていく中で、どうやったらこのカードのバリューを出せるのだろうって疑問が芽生え考えてみることにしました。加えて、カード1枚に着目した記事ってあまり見かけないなーって思い、せっかくなので記事を書いてみることにしました。

では、本編に移ります。

《ジェニー・ダーツ》のカード情報


タイプ 呪文
文明 
レアリティ 
R
コスト3
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
 ▶︎相手の手札から最もコストの小さいカード1枚を捨てさせる。(複数あるなら、その中からランダムに1枚)
 ▶︎相手の手札から最もコストの大きいカード1枚を捨てさせる。(複数あるなら、その中からランダムに1枚)

《ジェニー・ダーツ》の特徴

相手のデッキや立ち回りに合わせて柔軟に使えるハンデスカードで序盤中盤終盤どのタイミングでも腐りにくいです。

一般的に後攻側で活躍させやすいハンデスカードの中でも《ジェニー・ダーツ》は初動崩しを狙えることから先攻でプレイすることがメリットとなる場合があります。

特に、再現性の高い動きをするデッキに対しピンポイントハンデスの成功度は高く、環境への理解度が深まる程威力を発揮しやすいと私は思っています。

代表的な使い方としてマッドネスカード入りのデッキに対し、最小コスト側を選択することで避けながらハンデスすることができます。これはマッドネスは高コストのカードが多いためです。

3コスなので最速で使う場合でも相手のマナを2枚以上みてから使うか判断できます。

相手の手札が透けておりコストの被りがない場合2択で確実に狙ったカードをハンデスできます。

弱点は《ジェニー・ダーツ》を打つことが出来ないくらい速い速攻対面で、打つ暇がないため腐ってしまいます。

《ジェニー・ダーツ》は単体だけの使用だけでなく《ゴースト・タッチ》と合わせた複数枚ハンデスやバウンス効果と合わせたコンボとも相性がよく、主にコントロールタイプのデッキに採用されます。

特徴を挙げてみるとこんなところでしょうか。

《ジェニーダーツ》が採用される主なデッキ2種

ドロマー超次元

筆者がレジェンド帯で使用していた構築


青黒リーフ超次元

採用候補カードを一通り入れ込んだ構築


上から抜くか?下から抜くか?いつ抜くか?各対面ごとの考察

《ジェニー・ダーツ》が採用されるドロマー超次元はNDとAD両方で見られますが、青黒リーフ超次元というデッキはこれを書いている時点ではAD向きデッキなので両方を考慮する為ADという前提で考えていきます。
考えやすくする為に今回は2デッキの共通カードを中心にゲームプランを検討していきます。
前提として、コントロールデッキは常に状況に合わせて対応することが求められるので使う際の例外パターンが存在するのはご理解ください。。(手札が完全に透けている場合など)
また、《時空の尖塔ルナ・アレグル》の覚醒時効果や《時空の封殺ディアス Z》の効果により再利用も可能なので5回目以降の使用も考慮する必要があります。

簡略の為に、以降《ジェニー・ダーツ》で
高コストをハンデスすることを【上】
低コストをハンデスすることを【下】と記すことがあります。

※注意点として、試合全体のプレイングを考えるわけではありません。あくまでカード1枚にフォーカスして考えていきます。それが今回の趣旨ですから。

対ツヴァイランサー


《アクア・ジェスタールーペ》を中心に調整した構築


シンプルなケースだと思います。

上か下か 【上】
打つタイミング 3t目、余裕がある時順次

基本的に《クリスタル・ツヴァイランサー》を召喚しないと始まらないデッキなので狙い先は一択だと考えます。
先攻でも後攻でも《ジェニー・ダーツ》は《クリスタル・ツヴァイランサー》召喚までに間に合うので優秀なカードと言えます。トップ解決や2枚目は知りません。

余談ですが、
《ローズ・キャッスル》と《ジェニーダーツ》どちらを3t目の動きで優先すべきなのかは、《クリスタル・ツヴァイランサー》を出させないことを基準にして判断します。

2面以上取れる(次のターンツヴァイは出せないから)場合は《ローズ・キャッスル》それ以外なら《ジェニーダーツ》が安定択だと思います。
一応、この対面は相手の進化クリーチャーが立つ前に《ローズ・キャッスル》を2枚貼れた場合勝ちが確定します。1枚目の《ローズ・キャッスル》は相手側に2000以上の攻撃可能クリーチャーが存在しない時に貼ると2枚目に繋げやすいです。
コントロール側にとって有利対面で、実力差がある場合や引き強ムーブをされない限り勝てる試合なのでコントロール側は安定択を取り続けると勝ちに繋がります。

対リース超次元ビート

マッドネスが入らないデッキなので積極的に使って大丈夫です。このデッキの特徴である《爆竜GENJI・XX》やホール系呪文や《天雷の導士アヴァラルド公》が見えなくても《ヘヴンとバイオレンスの衝撃》《ホーリー・スパーク》などの受け呪文+緑カードが見えたら大体このデッキです。これを3t目以降のハンデスの判断材料にします。

相手の初動は2tの場合《フェアリー・ライフ》などのマナブースト、3tの場合《天雷の導士アヴァラルド公》、3コスホールとなります。自分が先攻の場合、3t目に【下】を選択する事によって相手の初動or初動の次の動き(4マナ以下の動き)を崩すことが可能でき優勢に傾くチャンスが生まれます。
このデッキは高コストのカードが受けカードの為、初手や2手目にマナに高コストカードが置かれる場合が多く【上】を選ぶと高い確率で《爆竜GENJI・XX》や5コスホール呪文などの核となるカードを落とすことができると考えられます。
以上のことから、自分が先攻且つ3tの場合は【下】が刺さる可能性が高いです。
それ以外の4t目以降や後攻の場合、手札が透けてないなら【上】選択することが安定択となると考えます。
環境が動き仮に《氷河提督マティアス卿》が採用されるようになったらまた考え直す必要が生まれてきます。

対ドロマー超次元

マッドネスが入らないデッキですので積極的に使って大丈夫ですが、自分が先攻の場合はハンデスを打つと自分自身が苦しくなってしまうのでハンデス自体序盤から打つべきではないと考えます。

仮に序盤に打つとしたら4t目辺りでこのデッキの特徴である5コスホール呪文を【上】で狙っていくパターンになると思います。

この対面はお互いに墓地利用しロングゲーム化しやすいので、5回目以降の使用も考えていく必要もあります。

ただ、《ジェニー・ダーツ》を打つような段階では片方のプレーヤーに形勢が傾いている可能性が高く、《ジェニーダーツ》の議論よりも他のプレイングの議論をする必要があります、それは今回の趣旨と逸脱するため省略します。


対5Cコン(5Cフュージョン)

対5Cコンと5Cフュージョンで考えることは基本的に同じなので今回はフュージョンで考えていきます。

検討する前の注意点として、ゴッドカードはマナコストやパワーを持たないため、マナコストを参照する場合は0コストという扱いになります。つまり、相手がゴッドを持っており【下】にした場合確実にゴッドがハンデスされます。加え、このデッキはマッドネスはないため積極的に打って大丈夫です。この対面は基本的に不利対面ですので勝ちを手繰り寄せる思い切ったプレイを求められる場合があります。

《ジェニー・ダーツ》が1番ささるタイミングはどこか?

序盤の場合

マナブーストカードと《機械提督デリンダー》を狙う為に【下】が刺さりますが、、、、先程記述した通りゴッドが0マナ判定なのでゴッドを落としフュージョンのバリューを上げてしまう危険性があります。

ここでは考察というよりも私が実際に判断基準として利用している方法を紹介します。

・序盤に《ジェニー・ダーツ》が打てる状態で

①相手の色欠損が2色以上⇒即【下】打ち
理由→相手がマナを全色揃えるのに時間がかかる可能性が高く、その間にコントロールするプランが見えてくるためです。この場合、相手は初動の為に無理やり緑の軽量ブースト呪文を手札に所持している可能性が高く刺さりやすいです。

②相手の色欠損が1色未満⇒《機械提督デリンダー》出される直前のターンまで待って【下】打ち
理由→ほぼ問題なく手札が揃っており《フェアリー・ミラクル》の効果を発動できマナは今後順当に伸びる可能性が高い。《機械提督デリンダー》を打たせないことが1番のディレイとなるからです。

中盤以降の場合

積極的に【上】で《バイオレンス・フュージョン》のハンデスを狙って行きます。

この段階では《要塞の覚醒者ルナ・アレグリア》が立っていることが理想で盤面を作りつつ5枚目以降の《ジェニー・ダーツ》も使用する可能性があります。

相手のマナが17マナ以下の場合、《機械提督デリンダー》から直接《バイオレンス・フュージョン》を打たれることはありませんので、《機械提督デリンダー》のOD召喚に合わせて打つためにキープしておくのが手堅いです。


相手は苦しくなると、ライブラリアウトを警戒しゴッド素出し戦術に切り替えてきます。この時は除去呪文を使います。究極神アクは破壊耐性持ちですが、バウンス+《ジェニー・ダーツ》【下】で除去が可能です。

《恵みの大地ババン・バン・バン》を出されてしまったら次のターン以降《バイオレンス・フュージョン》でいつでも即死してしまいます。《バイオレンス・フュージョン》を全てハンデスで落としきれない場合を通常ルートとして考え、撃たれる前迄に盤面を作ることを意識し殴り切ることが本線となります。

対ガントラビート


青が見えない限りマッドネスはないため積極的にハンデスして大丈夫です。
前提として、《ジェニー・ダーツ》よりも《王機聖者ミル・アーマ》やなどブロッカーを立てたり、《ローズ・キャッスル》や除去呪文が刺さると判断した場合はそちらを優先します。
本題の《ジェニー・ダーツ》のハンデスですが、
再現性の高い動きをするデッキなので相手の強ムーブから逆算してそれにハンデスを合わせていく形で考えます。

①2t初動の場合は《フェアリー・ライフ》→《運命の選択》→《ガルべリアス・ドラゴン》or《爆竜GENJI・XX》の2→4→6ルート
②3t初動の場合は《ガントラ・マキシバス》召喚→5t《ガルべリアス・ドラゴン》or《爆竜GENJI・XX》
が強ムーブの代表例になります。

上記のルートを崩すタイミングで打つことができれば効果てきめんです。

上記の①と②についてハンデスを考えてみると、
①の流れを崩すことができ、4の動きを潰せるのは先行3t【下】、6の動きを潰せるのは4t目先攻までの【上】のみです。

②の流れを崩すことができ、3の動きを潰せるのは先攻3t【下】、5の動きを潰せるのは5t先攻までの【上】です。

ハンデスって後攻が強いイメージありますけど、先攻でも強いですね。ジェニーちゃんすごい。

余談として、理論上は上記のようになりますが、この対面だと《ゴースト・タッチ》と《ジェニー・ダーツ》両方使うことが強力です。特にドロマー超次元デッキを使う場合は3マナの動きを《王機聖者ミル・アーマ》にして次のターンで軽減乗せて2枚ハンデスって使い方をすると長いプランで見た時に相手は苦しくなる場合があります。リーフコンでは最速《爆進ガブラハンド》が強力です。

ハンデスカードを複数組み合わせて全ハンデスを狙える場合はそれを優先すると試合が優位になりますね。

対デイガナイト


異種コンロールミラーです。
リソース面でドロマー超次元と青黒リーフ超次元の方が優れており、まずはリソース勝負を仕掛けていくので最速で打つ可能性は低いです。この対面の《ジェニー・ダーツ》は形勢が自分自身に傾いてきてからか、《暗黒皇グレイテスト・シーザー》をピンポイントで抜きに行かないと危険な状況に至ってから使用を検討するカードだと考えます。リソース確保するまではマナ行きか《魔弾バレットバイス》の生贄となります。

《ジェニー・ダーツ》を使うにあたって、小型クリーチャーはパワーラインが1000なのでわざわざ【下】ハンデスする事なく《ローズキャッスル》で十分なので基本的には【上】で狙っていく形になります。
【下】で《魔弾グローリー・ゲート》を抜きにいきたい気持ちは分かりますがリソース確保優先した方が安定した試合運びが出来ますし、確実に抜けるわけでもないです。また、《魔弾グローリー・ゲート》をハンデスすることで《魔弾アルカディア・エッグ》の《魔光大帝ネロ・グリフィス》を出せる条件を満たしてしまうので【下】は見合ったリターンが少ないと考えます。

【上】で警戒すべきは《超銀河弾 HELL》を墓地に落とされてしまい《暗黒皇グレイテスト・シーザー》に利用されてしまうこと、《超次元リバイヴホール》でクリーチャーを回収されてアドがプラマイゼロにされてしまうことです。

余談ですが、ゲーム終盤に9マナある状態で3マナ《魔弾グローリー・ゲート》+0マナ《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》+0マナ《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》+6マナ《暗黒皇グレイテスト・シーザー》の最後の捨て身の1撃逆転プランがあることは警戒しておくべきです。


対リーフコン


マッドネスは入ってないので積極的にハンデスして大丈夫です。ドロマー超次元と同じで、自分が先行の場合はリソースを確保するまではハンデスを控えます。先行3t【下】で魂の《アストラル・リーフ》抜きを狙うって考えもありますがハズレが多いので《炎舌実況 DJ・ショー》の博打とやってること同じかそれ以下だと思います。
基本的な振舞い方はドロマー超次元と同じなので省略します。


対バルガライゾウ

流行りのストームホールは無し型、やることは変わらない

マッドネスが入る対面です。この対面は基本的に不利対面で、勝ちを手繰り寄せる思い切ったプレイを求められる場合があります。私は苦手ですが頑張って考えていきます!

序盤について

先攻の場合
3t目に【下】を選択する事で《エコ・アイニー》《龍の呼び声》を狙う事ができ初動を崩せる場合があります。この《ジェニー・ダーツ》はマッドネスを引く確率がかなり低く積極的に狙っていいと思います。

後攻の場合
《エコ・アイニー》や《龍仙ロマネスク》や《武装竜鬼アカギガルムス》など核となる動きを狙えるため有効で、マッドネスを引くリスクもまぁまぁ低いです。ですが、ハンデスよりも優先すべき動きがあるなら其方を優先すべきです。《武装竜鬼アカギガルムス》は3000ラインを取れるのでクリーチャーを展開する際には注意します。

中盤以降について
自分側は最終的に6打点以上作ることを目指していく形になります。
相手は積極的に《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》を積極的にマナ埋めるため【上】を選択した場合、《超天星バルガライゾウ》、《翔竜提督ザークピッチ》を抱えている可能性が高いです。大当たりカードと大外れカードの2択なので闇雲なハンデスはギャンブルかもしれません。

この段階では、【上】【下】のリスク差は縮まりどちらも危険な領域に達すると考えられます。

基本的には打たない方がいいと思いますが、

それでも打たなきゃいけない時もありますよね…

では、危険を理解したうえで打つパターンを考えてみます。

①ハンデスする以外に勝ち筋がない場合
クリーチャーも全然展開できてない状態で、死へのカウントダウンを延長してるだけの状況なのでハンデスして細い勝ち筋を手繰り寄せることに価値があります。

②マッドネスを出されても勝ち筋が見える場合
滅多にこのケースはないと思います。余裕のある状態ならまずは打点作って殴って方がいいですね。

③自分ルール
試合の中で頻発する択でこうするって予め決めておくこと場合です。ハンデスに失敗した場合は裏目を引いたと割り切るしかありません。これは周回前提のランクマッチに特化した判断基準な気がします。

④追撃ハンデスができる場合
《ジェニー・ダーツ》が複数枚打てる状況であれば、仮に《翔竜提督ザークピッチ》を引いてしまった場合でも《翔竜提督ザークピッチ》の効果でドローしたカードを確認した上で追撃でピンポイントハンデスを狙いにいけます。

⑤ランダムハンデスができる場合
《爆進ガブラ・ハンド》のランダムハンデスによりマッドネス引く確率を下げることができます。


余談
マッドネスのを感じる怪しい空気について

皆さんがデュエプレ遊んでて、肌感覚と経験でなんかマッドネス入ってそう、やっぱり入ってた!って現象を1回以上は経験してるんじゃないでしょうか。

その現象が起きてるパターンを思い出しながら挙げて行きます。

①種族系デッキ
種族系デッキには殆どマッドネスカードが存在します。
大体が積極的に殴ってくるタイプなので盤面制圧を優先し、その後にハンデスを考えることが多いです。打たないまでありますね。

②デッキに普通は入らないカラーが入っている
これは地味に危険度中くらいです、ナイトに青、武者に青とか、なんか青ばっかり…。ニヤニヤしている相手の顔が浮かびます。引いちゃうとクヤシイ。

③マッドネスカードをマナに埋める
マッドネスはもう手札に無いですよ〜ってトラップです。つまり手札にあるってことです。

④殴るデッキで手札を貯める動きをする
これは危険度高いです。数ターン後、答え合わせをするかのように諦めてマナにマッドネスを埋めてくれた時に脳汁が出ます。

⑤手札を捨てる系カードが入っている
《エマージェンシー・タイフーン》や
《怒流牙サルトビ》などが採用されていたら墓地利用のパターンもありますがどちらにしろハンデスするメリットが少ないです。



対Bロマノフ

マッドネスはありませんが墓地利用デッキです。ハンデスすることが相手に取ってプラスにもマイナスにもなりうる難しい対面です。

自分側はゲームプランとして《冒険の覚醒者ジョンジョ・ジョン》の召喚を最初のゴールとして目指していく形が自然です。このデッキはガントラビートと同様に再現性の高い動きをするデッキなのでBロマノフデッキの強いムーブから逆算してハンデスを考えて行きます。基本的に【上】で、次に示す相手のルートによって打つタイミングは異なってきます。(一応、この対面は《ローズ・キャッスル》が有効です。)


①2→4→6ルート

最速で《大邪眼B・ロマノフ》を召喚するルートです。
先攻後攻に関わらず《冒険の覚醒者ジョンジョ・ジョン》は間に合いません。
相手がこのプランを取ってきた場合は相手の手札が少なくハンデスが有効です。
【上】で《大邪眼B・ロマノフ》を狙って行きますが、最速で《ジェニー・ダーツ》打ってしまった場合、返しに進化設計図を打たれると結果的に相手の墓地肥やしをアシストすることになってしまいます。次ターンに最速《大邪眼B・ロマノフ》プランがほぼ確定している状況に至ってから使用検討の段階に入るのが妥当だと考えます。


②《進化設計図》大量ドロールート

手札に十分に余裕を持ってから墓地進化速攻を連打し殴り切るルートです。

《冒険の覚醒者ジョンジョ・ジョン》は間に合うことが多く、立てることを優先します。ハンデスは二の次です。

この場合の警戒すべき(狙う)カードは《冒険の覚醒者ジョンジョ・ジョン》を取ることができる《暗黒の悪魔神ヴァーズ・ロマノフ》です。
《暗黒の悪魔神ヴァーズ・ロマノフ》を【上】ハンデスで狙うことは重要ですが盤面に大型進化を置かれた場合はそちらの除去優先です。
耐えるか押し切られるかの戦いなります。

③デスマーチビートダウン(万能)ルート


《ダーク・ライフ》や《ボーンおどり・チャージャー》から《死神術士デスマーチ》に繋げて1点ずつビートダウンしていく戦術です。相手側は《死神術士デスマーチ》がSトリガーに破壊されても墓地が肥えるメリットがあり、破壊されなかった場合でも後続の大型墓地進化獣と組み合わせて殴り切ることができます。自分側はハンデスも《冒険の覚醒者ジョンジョ・ジョン》も間に合わない可能性があり頭を悩ませます。

2点割られた後に、《死神術士デスマーチ》が生存し、《進化設計図》をトップで引かれたらほぼ勝てません。
ここまで来ると守り優先となりハンデス自体の優先度は低く、余ったマナでハンデス【上】を打っていく余裕があれば狙います。Sトリガー入ってる前提で進め細い勝ち筋を手繰り寄せていくしかありません。

《進化設計図》を引かれていない場合は手札がかつかつであることは2→4→6ルートと変わらないので【上】で《大邪眼B・ロマノフ》を召喚直前に狙っていきます。


ルートに関わらず1ターン内で手札全ハンデスが狙える場合は積極的に狙います。

対エンペラーキリコ

マッドネスが入っていない形

マッドネスが低確率で入る対面ですが、ハンデスは積極的に打っても大丈夫です。
警戒すべきは画像にはありませんが《蒼狼提督・M・ジェスティ》です。

マッドネスの可能性は低いので割り切っていいと思います。
理由は下手にケアしてハンデス打たないで自由にさせる方がキツくなるからです。
マッドネス入りがよっぽど流行れば別ですがランクマッチでは試行回数で勝負する戦いなのでレアパターンは切った方が結果につながりやすいと思います。
(マッドネス恐怖症の方は【下】を狙ってゲームを組み立てていくプランもありますが個人的には推奨しません)

実際の試合の中で考えてみると、
相手は《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》と《エンペラー・キリコ》と《聖霊王イカズチ》を優先してマナに置いてくるので、
【上】を狙った場合は《蒼狼の始祖アマテラス》が抜ける可能性が高いです。
【下】で抜けるカードは《青銅の鎧》以外は全て《蒼狼の始祖アマテラス》の効果から連鎖して使えるカードです。《エンペラー・キリコ》を出されない為の行動を最優先するには万能カードである《蒼狼の始祖アマテラス》を抜きに行くのが安定だと考えます。


余談ですが
ドロマー超次元を使う場合、呪文軽減がある状態で《ゴーストタッチ》と《ジェニー・ダーツ》を合わせて使うのが強力で手札を1tで全ハンデスできるタイミングで打つとより効果的です。1tで攻めるというのがポイントで《ゴースト・タッチ》はバラバラに打つと効きにくいです。

ハンデスする以外のターンは盤面処理やリソース確保に重きを置いてプレイします。

青黒リーフ超次元の場合、《ジェニー・ダーツ》云々ってより《爆進カブラ・ハンド》が強力で手なりでプレイしていいレベルの有利対面だと思います。

おわりに

いかがだったでしょうか。今回はデッキ全体ではなくカード1枚に着目して考えていきました。考察なのでもしかしたらあなた視点では全然ちがうよって感じる点があったかもしれません。《ジェニー・ダーツ》使わない人でもハンデスケアの参考になれば幸いです。

今回記事を書いてみて頭の中が少し整理された感じがするので、この機会に皆さんもカード1枚について考えてみてはいかがでしょうか。

今後のnote製作のモチベーションとなるので、いいね等頂けると嬉しいです。

それではまた。

はみ836
Twitter: @AUevv
作成日 2022/06/04 


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