見出し画像

オーブンレンジの選び方(スペック)

オーブンレンジと言った時、バリエーションの多さに困る。
ハイスペックなオーブンレンジは、似たような機能を持つ調理家電の機能をまとめて持っている。

ただ高級オーブンレンジは高く、各社最高級モデルは15万円程度である。
オーブンレンジを選ぶときに知りたい情報をまとめたい。

※以下、個人的な意見です

オーブンレンジとトースターと低温調理器

概ねオーブンレンジの持つ(可能性のある)機能は以下の通りである

  • オーブン

  • レンジ

  • トースター

  • 低温調理器

  • グリル

もしそれぞれの機能でこだわりたいものがあれば、単体で買うのも考慮すべきである。

例えば高級オーブンレンジよりもトースターの方が早く温度が上がり、早くさっくり焼ける。トースターなら2-3分のところ、10分程度かかるものもある。

更に、高級モデルじゃないとトーストの表裏をひっくり返す工程が必要なことも多い。忙しい朝だと厳しい…

ローストビーフや発酵などに使える低温調理器も、温度の幅が広かったりする。
またオーブンレンジでなくともアラジンなど、低温調理機能がついたトースターもある。

レンジ機能のみを持つものは単機能レンジと呼ばれる。比較的低価格でもフラットタイプのものが多い。
しかしオーブンレンジだとフラットタイプはかなり高級モデルに限られるように思う。

オーブンにこだわる場合、そもそも選択肢は電気だけではない。おばあちゃんの家にはガスオーブンがあったが、実はガスオーブンでも最高級オーブンレンジよりは安かったりする。

もちろん高級オーブンレンジもデメリットばかりではない。

例えば温度センサーが細かいことが多い。場所ごとに出力を変えて均一に温めたりできる。またオーブンとレンジを併用した高度な加熱ができるものもある。

スペースをまとめられるのも利点であるし、以下ではオーブンレンジを検討する上でのスペックについてまとめる。

オーブンレンジのスペック

フラットタイプ

昔ながらのレンジは庫内に回転テーブルがあるが、現行の高級モデルではフラットで、四角くなっていることが多い。

フラットだと掃除もしやすいし、大きめの弁当を入れたときに角がぶつかることもない。

またオーブン機能のヒーター部分までフラットになっている「平面ヒーター」のモデルもある。

トースターのようにヒーターが見えていると掃除できないが、平面なら掃除しやすい。

コンベクション

オーブン機能について、大きく分けるのはコンベクションである。
コンベクションとは、庫内に熱風を循環させる機能である。

コンベンションがあると、ヒーターの近くだけでなく均一に温まるので焦げにくく、焼きムラができにくい。
またオーブンが2段にでき、一度に多くの調理ができる

逆に言えば、コンベクションがないと上(下)から焼くだけなので、2段にもできない。

温度、容量、出力

その他数値上の差異として、温度と容量はそのまま、必要な物を選べば良い。

ただ高級モデルだと省スペース化もこだわられており、結構容量が違ってもサイズ自体は一緒なこともあるので要確認。
操作盤が横についてるモデルは幅の割に庫内が小さいがち。

300℃なのか250℃なのか、350℃なのか。
基本250℃で十分なパターンが多いと思うが、予熱時間などを考えるとヒーターのパワーは強いに越したことはない。

レンジの出力(ワット数)も同様である。コンビニのレンジは早くてすごい。

操作性

オシャレにボタンが少ないものもある。
これが使いやすいかは好みが分かれると思うので、要確認。

例えばトーストなど頻繁に使う予定がある場合は、大画面のタッチパネルやボタンなど、短い導線があると良いと思う。

高級モデルだと閉じるときにゆっくり閉まる、ソフトダンパーという機能が装備されていることが多い。

その他の差異

格安モデルでは、交流電源の周波数(50Hz/60Hz)の違いのために、関東or関西でしか使えない場合があるので注意。
引っ越す予定がある場合は間違って買っちゃうと詰む。

スチームオーブンレンジとは、過熱水蒸気を使って蒸し料理なども調理する事のできるものである。

その他、温度(赤外線)センサー、重量センサー、自動メニュー、脱臭モードなど、それぞれが独自性を持って鎬を削っている。

現行のオーブンレンジメーカー

価格.comのランキングを見る限り、以下のメーカーがメジャーと言えそうである

  • Panasonic

  • HITACHI

  • TOSHIBA

  • SHARP

  • BALMUDA

  • IRIS OYAMA

パナソニックはスチーム機能がついたオーブンレンジをBistroと呼んでおり、比較的高級。
全体的にデザインがかわいいものが多いように思う。
あと、グリルに強いらしい。

東芝は石窯ドーム。上がドーム型になっているのが特徴的。
また温度が高くできて、高火力のイメージが強い。

バルミューダはモデルが少なく、容量が小さいので、家族とかだと検討対象外になるかもしれない。
ただ、言わずと知れたおしゃメーカー。スチームトースターの方は本当に美味しいので、トースト機能は気になるところである。

シャープはヘルシオ、日立はヘルシーシェフというブランドを持っている。
昔はヘルシオが有名だった気がするが、現行見たところ正直あまりピンとこず、詳しく調べていない。

アイリスオーヤマは何より安いと思う。
一人暮らしで初めて買ったオーブンレンジはアイリスオーヤマ製で、1-2万円だった。山善というメーカーからもほぼ同じものが出ていた記憶がある(今は知らない)
それでもトースト両面焼きできて、レンジもオーブンも使えて、めっちゃトーストもお菓子も作った。

パナソニック ビストロのモデル

贔屓みたいな感じになってしまうかもしれないが、自分はトーストやグリルの用途、デザインを鑑みてビストロを検討したので、このセクションではビストロのモデルについてまとめる。

※たまたま自分が検討しただけで、他のメーカーも魅力的だと思うので、各自よく検討してほしい

フラッグシップモデルはNE-BS2700。NE-CBS2700と表記されてるものも同一。
30Lながら操作盤が扉についていて省スペース。
64眼の高精度なセンサーやコンベクションとかもあって最高(普通は「スイングサーチ」といって、センサーが感知範囲を移動させながら各場所の温度を測定するが、64眼あればすべて同時に測定できる)
お金が無限にあれば絶対欲しい。

NE-BS2600、NE-BS1600、NE-BS1300などの後継と言えると思います。
(2000台はスマホ連携可能モデル)

ちょっと価格を抑えたのがNE-BS908。コンベクション、ヒーター、センサーはそのままに、タッチパネルやソフトダンパーが外されている。
それでもまだ10万円ぐらいなので、ここまで出すなら2700でいいのでは?と思ってしまう…

更に価格を抑えたのがNE-BS658。NE-BS657の後継。

ソフトダンパー、タッチパネル、など使い勝手に振り切った仕様。逆にオーブン機能としては控えめ。
黒もあるが、白いのもあってかわいい。

逆にオーブン機能に振って操作性がやや劣るのがNE-BS808。
価格は抑えつつもコンベクション機能もつく。

「マイスペック」といっていまPanasonicが推している必要に応じてグリル皿などを購入するスタイルのオーブレンジもある。
ただ個人的には操作性が悪く、割高感を感じてしまった。

まとめ

オーブンレンジに共通するスペックは理解いただけただろうか。

必要な機能を把握して、適切な選択をしたい。

自分はここまで調べてNE-BS2700とNE-BS658(NE-BS657)で迷い、結局どちらも買えなかった。
(今のオーブンレンジを使い続けることにして、より優先度の高い冷蔵庫など他の家電を買い替えた)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?