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VCオフィスでの1週間武者修行

こんにちは、原田です。僕は名古屋でWebマーケティング支援の事業を8年間運営している者です。
今回は、僕が経験した1週間のVCオフィスでの武者修行についてお話しします。
この旅のきっかけは、僕が参加している経営者塾でのアドバイスでした。そこで師匠から「一度起業して収益も上がってきてるんだから、次会社を起こすときは他人の資本で起業する方が良い」という教訓を受け、僕の中で大きな転機となりました。
・IPOかM&Aをしたときに金利換算したらとんでもない金額になるから絶対自前かデットで資金調達するほうがいい
・VCから色々言われるくらいなら自分でやったほうが長期的視野を持ちながら経営できる
という考えから、アドバイスを貰うまではエクイティ調達に後ろ向きでした。
これまで、自分の資本で事業を展開してきましたが、師匠の言葉に触発され、新たなアプローチを試みる決意を固めたのです。「違う結果を出したければ違う考えの行動を取ってみよう」というやつです。

その結果、僕は東京の有名なシードVCオフィスでの1週間の滞在を計画しました。事務所に行って何をするのか具体的には分からないまま、とにかく新しい経験を求めて東京行きを決断しました。名古屋での起業生活とは違う、東京での新しい刺激をただただ求めていました。このブログでは、その1週間で得た学びや気づきを共有したいと思います。

東京行き決定!:未知への挑戦

師匠からの教えを胸に、僕は思い切って東京行きを決めました。ある日、VCの木下さんに話を持ちかけたところ、「来週1週間、ウチの事務所に来てみないか」と誘われました。何をするのか具体的には分からないまま、ただ「いろんな人と話すだけで視野が広がる」という言葉に惹かれ、僕は東京行きを決断しました。

地方でぬくぬく育ってきた自分にとって(もちろん必死で仕事してきましたが、他人の力を借りるという意味では十分ぬくぬくだったと思います)、高い基準で仕事をしている人たちの環境に飛び込むことは大きな挑戦でした。名古屋での安定した環境から一歩踏み出すことで、自分自身の成長を感じることができるのではないかと考えていました。

初日:東京のVCオフィス到着

東京に到着した僕は、早速Next Baseというシェアオフィスに向かいました。Next BaseはXTech VenturesSkyland Venturesが共同運営しているシェアオフィスで、多くの起業家やスタートアップが集まる場所です。(料金は無料でした!)

僕の最初の印象は、「ここは名古屋とは全く違う」というものでした。名古屋での起業生活は比較的静かで落ち着いた環境でしたが、東京のVCオフィスはまさにアイデアと情熱が飛び交う場所でした。

起業家との出会い:新たな刺激

1週間の滞在中、僕は多くの将来有望な起業家たちと出会いました。彼らとの交流を通じて、多くの刺激を受け、視野を広げることができました。
特に印象的だったのは、高学歴でありながらも非常に実践的なスキルを持つ若手起業家たちの存在です。東大、慶応、早稲田といった名門大学の在学生や卒業生が多く、その中には大学在学中に複数のハッカソンで優勝経験を持つエンジニアもいました。

彼らと話すことで、エクイティ調達をして大きなチャレンジをする起業家がどのような考え方を持ち、どのような戦略を立てているのかを学ぶことができました。また、VCでのインターン経験を通じて得た知識やネットワークを活かしている点も非常に興味深かったです。僕自身も彼らのエネルギーと情熱に触発され、自分のビジネスに対する新たな視点を得ることができました。

始めての起業家が集まるオフィス訪問だったので「東京すげー!」バグが起きてますが、多分木下さんがすごい人を引っ張って来ているお陰だと思います。

木下さんとの対話:貴重なアドバイス

VCオフィスでの滞在中、特に感謝しているのは木下さんとの会話です。木下さんはSkyland Venturesの代表であり、多くのスタートアップを支援してきた実績を持つベンチャーキャピタリストです。僕が具体的なビジネスプランを持たないまま相談に乗っていただいた際も、非常に親身になってアドバイスをくださいました。

木下さんからは、どのように会社の決算を見てるか、どんな起業家が成功するかなど多くのことを教えてもらいました。
先見の明がすごいというか、勝負に出る投資をしているというか、自分の視野では理解できない部分が今も結構あります。
若い人の視点を柔軟に普段から取り入れる環境がそうさせるのかなとも思いましたが実際のところ謎です。

東京 vs 名古屋:起業環境の違い

東京での1週間を過ごして、名古屋と東京の起業環境の違いを強く実感しました。東京は、スタートアップの中心地として、多くのVCや起業家が集まる場所です。そのため、新しいアイデアや技術に触れる機会が多く、ネットワークの拡大も容易です。一方、名古屋は比較的静かで落ち着いた環境ですが、その分ネットワーキングの機会が限られています。

オンラインでの会話や情報収集だけではどうしても自分が狙った情報しか手に入れることができないのですが、シェアオフィスで話すだけで「そんな状況あるんだ!」「実際はそういう仕組みなんだ」など面白い話を沢山聞けました。

まとめ:1週間の武者修行を終えて

1週間のVCオフィスでの武者修行を終えて、僕は多くの学びと新たな視点を得ることができました。将来有望な起業家たちとの交流を通じて、自分のビジネスに対するアプローチを見直し、リスクを恐れずに挑戦することの重要性を再確認しました。また、東京での経験が名古屋での起業生活とは大きく異なることを実感し、今後のビジネス戦略に新たな視点を取り入れることができました。

特に感謝しているのは、木下さんとの対話やNext Baseでの経験です。木下さんからのアドバイスや、シェアオフィスでの交流を通じて、多くの貴重な学びを得ることができました。この1週間で得た経験は、僕の今後のビジネスにとって大きな財産となると確信しています。
本当に行って良かったです。
木下さん、ありがとうございました!

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