Heal The World

 かてぃんさんの『Heal The World』を聴きながらコメント読んで、泣きながら笑ってます。みんなのコメントがほんとうに優しくて、平凡な日常のありがたさが身に染みて、なんか肩の力が抜けました。
 2月は仕事や家族のことでバタついて、いろいろと疲れていました。でも3月の公演が楽しみでがんばれたのに、今のこの雰囲気・・・現時点ではまだ開催予定ということですが、これも情勢次第ではどうなるかわからないですよね。

 ここ何日もの間、ずっと葛藤がありました。
 公演会、開催されれば行きたいのですが、決めかねていました。
 毎日、通勤で人込みの中にいるのと、公演会場(往復の飛行機含む)の中にいるのと、はたしてどっちのリスクが高いかって、満員の公共交通機関の方がよっぽど危ないでしょう。
 今のところ無事だったし、割と健康なんで自分だけは大丈夫だろうという正常性バイアスの自覚はありつつも、自己責任という意味においてリスクを引き受ける覚悟はあるのですが…。
 自分だけのことなら、こんなに悩みません。自分の行動が自分の大切な人をもしかしたら危険にさらすことに繋がるかもしれないと考えると、二の足を踏んでしまいます。
 仕事に行くというルーティンの行動でどんなに気を付けていても不幸にして感染してしまったとしたら、仕方ないと受け入れることができるかもしれません。でも、自分であえて選んだ公演参加という選択の結果、もし自分が媒介になって大切な人に感染させてしまったら、自らの行動をものすごく後悔すると思います。自分のエゴのせいで、もし大切な人を亡くしてしまうようなことになったら・・・想像するだけで恐ろしくなります。

 角野さんの公演に参加することをずっと楽しみにしてました。そして怒涛の大遠征計画を立てました。青葉台も武蔵ホールも上野も、全部行くようにしてます。欲張りですよね。でも、このチャンスを逃したくなかった。
 様々な理由で参加したくてもできない方々がいっぱいいることもわかってます。自分の行動で大切な人を危険にさらす可能性がゼロではないと感じつつも、欲求を優先させようとする自分にちょっと嫌気がさしてました。
 いっそ中止になってくれたら、こんなに悩まなくていいのに・・・そんなことまで考えてしまいました。ごめんなさい。

 今、『Heal The World』を聴きながら、この人のファンでいてよかったなとしみじみと感じています。(いつもそう思ってますが、今回、特にそう感じました)
 かてぃんさんの清らかな世界に触れて、気持ちが晴れました。やっぱりかてぃんさん(というか角野さん)に会いたいなぁ。公演、予定通り開催してほしいです。でも、もし中止になっても、こうやってYouTubeを通して音楽を届け続けてくれるから、会えなくてもがんばれます。
 いつもほんとうにありがとう。あなたのことを誇りに思っています。

余計な事ですが、言わせてください

 夜中、あるツイートを目にしました。一言で言うと角野さんの公演が開催予定という主催者の方の発表に対して疑問を呈するような内容でした。悔しいけど、それが今の自粛ムードの中で出てくる世間の反応なんですね。イベントを中止することが、たとえ損害を被ってもファンを守る勇気ある判断だと評価される空気の中で、公演を開催してしまうと「角野隼斗はリサイタルを決行した」という「事実」だけが独り歩きしてしまいます。もちろん公演を開催するか中止するかの最終的な判断は、演者の角野さんではなく主催者の責任と権限の範疇にあります。でも、世間は角野さんが公演を止めなかった(ファンを危険にさらした)と捉えてしまう危険性が大いにあります。このリスクはかなり大きい。

 ここからは私個人の全く主観的な想像なんですが、角野さんは自分の評判に関わるリスクも、会場が感染源になる客観的なリスク(通勤電車よりは低い)も、すべて考慮した上で、自分から「公演を止めましょう」とは言わない人だと思います。なぜなら、そこには彼の生演奏を楽しみに待っているたくさんのファンがいるから。さらに、彼は八方美人的な意味ではなく、目の前にいる人を無視したり見捨てることができない性格だと思われるから。
 二番目の根拠、説明が要りますね。
 今回の公演の主催者って、こういったら失礼ですが、決して大手ではないですよね。ここまで準備してきて、チケットも完売して、いざ本番という時にこんなムードになって、同調圧力が日に日に高まっていく。一生懸命がんばって準備してきたのに、中止に追い込まれたらやりきれないと思います。気持ちの問題だけではなく、経営的にも大きなダメージがあるでしょう。どうすべきか今もきっと悩んでいると思います。角野さんはそれを目の前で見ていて、状況がわかっているからこそ、自分から降りるとは言わないんじゃないかと想像するのです。
 彼は、これまでの言動(配信スタイルや発言)から見ても、自分の考えや信念をしっかり持っている人です。とても周りのことに配慮する人だけど、最後の決断はきっちりと自分でする人です。だからこそ、私は彼のことを信頼しているし、彼の判断を尊重して支持したいと思います。後は、ファン各々が自分の責任で会場に行くかどうかを決めればいいのです。中止になればチケット代払い戻しになるけど、自分で行かないと決めたらムダになってしまう・・・気持ちはわかるけど、今回はあまりそこを強調してほしくないです。
 もし公演が中止になっても、私は払い戻さずにチケットを記念に持っておこうと思います。そして次回の公演の時に、そのチケットにサインしてもらうんだ!(まるで中止が前提のような書き方になってしまいましたが、予定通り開催されるならば、もちろん喜んで行きます)

 私の勝手な想像で全くのピント外れかもしれませんが、角野さんが非難されているような気がして悔しくて、余計な話ですが付け加えてしまいました。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。