“My” Steinway Piano

4/26 “スタインウェイピアノ購入しました”

 『羊は安らかに草を食み』・・・澄んだ音色を背景に「…スタインウェイを購入しました…」と静かに語り始めるかてぃんさん。
 まるで “結婚報告” のような4月26日の動画を観ながら、嬉しくて、ほんと嬉しくて、「結局買うんかーーーーーーい!」とおもいっきりつっこませていただきました笑。
 かてぃんさんの「決意」、しかと受け止めました。そして多くのファン&サポーターのみなさんと同じように、「何かしたい」と思いました。
 学生を卒業して、晴れて「音楽家」としてスタートするタイミングで出鼻をくじかれたような今の状況下、この決断をするのは大変だったでしょう。自信と不安の間で揺れ動いて「優柔不断が炸裂」しつつも、最後はしっかりと自分の道(CateenWay)を、ピアニスト人生の大切な相棒(Steinway)を、こうやって選んでくれたことを応援したい。
 これからバリバリがんばって自分で借金を返していく覚悟なんでしょうね。そこはすごくわかるんですが、何か応援したいという気持ちを持って行く場があったらなぁって考えてる人、いっぱいいると思います。
 一方で、すごく勝手なこと言わせてもらうと、愛するスタインウェイピアノのために仕事(=音楽)がんばって毎月お金返していく社会人一年生の角野さんってなんかカッコ良いな、とも思う。
 つまるところ、みんなが今まで通り自分のできる方法で楽しみながら応援し続けていけばいいんだろうなぁ…

5/6 "My" Steinway Piano Live!!!!!!!! (CPL Vol.11)

 ■「今回、このスタインウェイですよ、何と言っても…前回ね、「お別れかも」みたいなこと言ってライブをしたわけですけど、結局最後ではなかったというオチなんですけど…引き続きこれからもこのスタインウェイでやっていこうと思っています…」 

 オチって軽く流してるけど、そこにすごい葛藤があったことをみんな知ってるから、今日この日、こうして “披露宴” を迎えることができて胸熱なんだよね。
 かてぃんさん、序盤からノッてます。怒涛のクラシックメドレーが続き、ベートーヴェンの『悲愴』で最高潮に達した瞬間に
((((((グアングアングアン))))))・・・もっと聴きたかった…
 トークタイムでは「今日、すごい人来るなぁ…ゴールデンウイーク+ステイホームでみんな時間あるんですね…」とつぶやかれてましたが、絶対それだけじゃないです! 最終的に同時視聴者4600人オーバーって、かてぃんさんの注目度がそれだけ上がってるってことです(確信)。
 すごい卑近な例を言わせてもらうと、このnote、以前に比べて倍近くアクセス数が増えてます。この一週間でも千人近い人が読みに来てくれてます。かてぃんさんのことしか書いてないnote・・・だからこそダイレクトにかてぃんさんの注目度アップと相関してるんです(確信)。

 ■「ゴールデンウィークはめっちゃがんばろうと思ってました…嬉しかったのは、クラシックふつうに伸びるんすよね…変なことしたりとか四本指でね…しなくても」

と言いながら『(四本指)トルコ行進曲』アドリブで始めてしまうかてぃんさん。「これもできるじゃん!」
 人差し指と親指があれば輪っか👌作りたくなるのわかる、輪っか👌作るとクルクルメガネしたくなるのもわかる…けど、やっぱりそこでやるんだね笑
 何というか仕草がコドモ、もとい少年っぽいというか・・・やってることもバカの全力というか、ちょっとゲーマー魂を燃やしてるガキっぽい感じが大好物なんですが…。
 ショパコンで披露するような本格クラシックからネタ動画?まで、振り幅の広さが楽しくて、ホント目が離せない。

■「僕のライブってのは、曲の繋がりとかその場のインスピレーションを大切にしてるんでそんなに応えられてないけど…弾いてる中で(リクエストの)曲名が入ってくると次の展開とか思い浮かんでありがたいんで…どんどんリクエストしてください」
■「今、酔ってるんで『木枯らし』とか弾いたらこれは “事故” ですよ笑」
■「指と滑舌が動かなくなるかわりにノリとかは良くなるんですね、飲むと…どれくらいアルコールを入れるかは、どういう演奏をしたいかにも依るんです…クラシックを弾くときは絶対飲まないですけど、それ以外の時は一杯とか飲むといい演奏ができたりするんですね…」

 Cateen's Piano Live って、今その時の “ピアノマンかてぃん“ が確認できる感じが好きなんだなぁ。何の準備も練習もなし、その時の気持ちと流れにまかせて弾いてるその感じ・・・等身大というか素のピアノマンとしてのかてぃんさんを見てる実感がある。ちょっと一杯だけ飲んで、心が少し解放されたノリのいいかてぃんさんのその時の演奏が聴けるのが嬉しい。
 ライブだからこそ、Vol.10みたいに「このピアノと離れたくない」というかてぃんさんの気持ちをあの瞬間みんなで共有できたし、今回なんか「“僕の” ピアノの美しい音色をみんな聴いて!」っていうかてぃんさんの喜びがバンバン伝わって来てる。

 ■「スタインウェイに見合う男になってやろうという気概に溢れてるんですけど…これからもスタインウェイが弾き続けられる喜びを噛みしめて弾きたいと思います…」 

 いいセリフだなぁ。自分の心に正直に、自然体で、でも時にはちょっと背伸びしてカッコつけてもいいと思う。今だって十分カッコ良いんだけど、いろんな経験を積み重ねて、このスタインウェイと一緒に理想の自分に向かって前進していく姿をずっと見守っていきたいと改めて思った。
 これからもスタインウェイが聴き続けられる喜びを私たちも噛みしめて聴いてます。

『羊は安らかに草を食み』
 
ノープランのライブで、唯一、この曲を最後に弾くって決めてたんですね。スタインウェイピアノの弱音の美しさが伝わる演奏でした。
「…ほんとに綺麗なんですよ…」


 ほかにもこのライブ、見所たくさんです。
 大迫力のFF曲メドレーからのセフィロス⇒ダースベーダー⇒葬送行進曲という「必然」の流れ(「必然ってなんだ?」のひとりツッコミ付きです)。久しぶりのCateenToneくんとの共演もありました。個人的に大好きなのは、弾き語りならぬ “弾き吹き”というか、口笛吹きながら『上を向いて歩こう⇒Stranger』のくだりでしたね。かてぃんさんの口笛、フェイクが効いててなにげに味があって気に入ってます。(いつの日か作品化希望)

 あぁ、今日も大満足。しあわせだな。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。