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保育・幼稚園、小学校の送迎バスに『AIカメラ』設置について

目的

 バス車内に児童置き去りによる死亡事故を無くす。


AIカメラでできること

 ・乗降時の人数確認
 ・顔認証による登園・登校確認
 ・体温検査

 乗り降りの際の人数の”ズレ”を感知して、アラートを出す。
 バスに乗る際の顔認証で登園・登校確認とともに、体温検査でコロナ対策。
 送迎中、天災に遭遇した際のバス現在地を保護者に知らせる。(アプリ連動)

派生効果

 犯罪・交通事故発生時の警察への映像提供。

資金調達

 AIカメラメーカーの宣伝費
 自治体・行政の補助


動機・理由

 ヒューマンエラーを無くすために『ダブルチェック』をしている場合でも、ミスが起こることがある。

 1. 運転手による送迎後の車内確認
 2. 保育者による出席確認

 2つとも確認を怠ったがゆえに児童の死亡事故が発生した。”人間”が行う以上、見落としを完全に防ぐことは困難だと思われる。
 AIは、

 ・密集した野鳥の数を正確に把握して数える
 ・サメの肌表面の模様を認識して個体を特定する

 これらの機能により、地球上にいる鳥の数や、任意のサメがどこの海域を泳いでいるのかを完全に把握できる…など、環境問題解決にも使われている。


海外の対策

参考記事

使用システム:チャイルドチェック

特徴

 〝児童の行動の管理〟ではなく、〝運転手の行動の管理〟をする。
 ドライバーはバス会社に委託。
 複数の資格・講習を経てプロ意識を持った人たち。

メリット

 チャイルドチェックは$200くらいで、AIカメラ設置より安価にできる。
 事故が起こった場合の”責任の所在”が明確である。

デメリット

 目的が”運転手の管理”であり、”児童の管理”はできない。
 システムによる児童の登園・登校の確認はできない。
 ドライバーによるタブレットの操作が必要。

感想

 使用システムのチャイルドチェックを日本仕様に変えるのに、どれくらいの時間と費用がかかるのか。日本に取り扱う会社があるのか。
 バス会社に委託した場合、ドライバーの人手は足りるのか。
 人手が足りないのであれば募集したとして、人は集まるのか。
 集まった人は長く続けてくれるのか。
 プロ意識を持ったドライバーにさえ機材を使った行動管理が必要だとも言える。

 費用は安価だが、実現までのハードルの数が増える印象を受ける。
 目的は責任の所在を明確にすることではなく、児童の安全を確保すること。


雑記

 送迎バスにAIカメラを設置したとして、もし”置き去り”になっている子が車内にいた場合、「あれ? 誰か残っているのかな?」などのアナウンスが人気キャラクターの声で流れるようにするなども良いかもしれません。
 キャラクターはアンパンマン・ドラえもん・プリキュア…など、子どもに人気のある声が良いと考えます。

 それができれば『協賛』も考えられます。

 費用に関して理想を述べると、自治体や政府の補助金が使えることです。
 園によっては費用が重荷になり、それで設置できずまた同じような事故が起きて子どもが犠牲になってしまう…それを防ぎたいのです。

 対象… 幼稚園・保育園・小学校の送迎バス
 機材提供… AIカメラメーカー
 費用… 自治体・政府の補助金

 上記のような形が理想です。
 AIカメラ設置により園の負担・保護者の負担が増えてしまうことを、できる限り減らすことも必要な視点です。

 数年前から政府主導でDX(デジタル・トランスフォーメーション)が推し進められています。AIカメラの導入はデパートなどでもされているようです。その際、1日に何人の人がデパートに来たのかを完全に知ることができるようです。

 これからどんどんDXが進むと思います。
 そんな社会に進んでいく上で、AIカメラは児童にとって初めて見るデジタル製品になるかもしれません。

 そして、その子どもたちが大人になったときに、子どもの頃に見た製品が”自分の命を守ってくれていた”と知ることになります。次世代の育成につながっていくのではないでしょうか。




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