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八神純子さん"ヤガ祭り the 4th"(2022/11/26 オーチャードホール)

八神純子さんが歌いたい歌を歌いだけ歌う「ヤガ祭り」に行ってきました。

会場は、お馴染みの渋谷オーチャードホール。周辺の再開発に伴い、ヤガ祭りの歴史を刻んできたオーチャードホールでの「ヤガ祭り」は、今回が最後になるとか。

ゲストを2組迎え、それぞれに因んだ楽曲が披露された他、往年のヒット曲から近年の代表曲まで全33曲を熱唱。公演時間は、約3時間45分(休憩時間15分含む)でした。

ここでは、主なトピック、印象に残ったこと、セットリストを記載してます。

■ 日程

日時:2022/11/26(土) 17時開演
会場:オーチャードホール(東京)

■ 印象に残ったこと

■ オープニング

「女性ソングライターの殿堂」入りを記念したヤガミグミ法被を纏って登場。恒例の「ヤガ祭りのテーマ」で幕開け。

■ 驚きの連続だった第一部

ヤガ祭りの醍醐味の一つは、普段聴けない楽曲が披露されることですが、今回、超レア曲が多数披露されました。

まずは、ここ数年のシティポップ人気を受け、今海外でも人気というアルバム「COMMUNICATION(1985)」からリード曲「チーター(CHEATER)」を皮切りに「IMAGINATION」「1984」

シングル曲から「たとえ叶わない夢でもこれでいい(1993)」「黄昏のBAY CITY(1983)」

初期のアルバムから「FOLLOW ME(1983)」「鼓動のララバイ(1982)」

「黄昏のBAY CITY」以外は、ライブで披露されるのは数十年振りではないでしょか。

そして「ザ・ベストテン世代」に向けてということで、往年のヒット曲に加え、シングル「さよならの言葉(1978)」のカップリング曲「恋人同士」。初期のアルバムからチリ音楽祭(1976)でも披露されていた「もう忘れましょう(1978)」。カバー曲「愛色の季節(1980)」。

※()内はリリース年

とてもマニアックな選曲で、個人的には神選曲。今後も、ヤガ祭りでは、普段聴けない隠れた名曲を今の八神さんで拝聴できる事を期待してます。

■ シークレットゲストに狂喜乱舞!

ヤガ祭りのもう一つの醍醐味は、豪華なゲストの出演。第二部では、二組のゲストが登場。

まずシークレットゲストとして登場したのは、最新シングル「Here We Go!」などで編曲とギターを担当され、八神さんのZeppツアーのバンマスでもある是永巧一さん。その是永さんが家族がもう一人来ているという主旨のやりとりの後、紹介されて登場したのは、なんとNOKKOさん!!!

実はNOKKOさんの大ファンでもありましてこのサプライズには狂喜乱舞でした。余談ですが、REBECCAは「ラブイズCASH」で知り、当時のライブには行けてないのですが、ビルボードライブ大阪でのNOKKOさんのソロライブ(2013年10月)に魅了され、以降ビルボードでのソロライブやREBECCA再結成後のライブに度々足を運んでおりました。NOKKOさんと八神さんの共演が観られる日が来るとは...参加できて良かったです。

披露されたのは、REBECCAの大ヒット曲「RASPBERRY DREAM」と「フレンズ」。NOKKOさんのパワフルな歌とダンスで会場を一気にREBECCAワールドに。八神さんはバッキングヴォーカルで低音側担当。先日(2022年7月)のビルボード大阪でのREBECCAプレミアムライブでは、スタンディング禁止ということで大人しく拝聴したのですが、今回はスタンディングして思いっきり楽しませていただきました。

NOKKOさんがはけた後、八神さんは、先ほどNOKKOさんから「女性ソングライター殿堂」について祝福されたが「女性ソングライター殿堂」は後輩が羽ばたくお手伝いをする使命もあることと、ステージが受賞理由ということで我々オーディエンスに対して感謝の気持ちを話されたました。

■ 圧巻だった組曲「TERRA」の再現

二組目のゲストは、スタジオミュージシャンとして多数のアーティストのレコーディングに参加され、中島みゆきさんのツアーメンバーである古川望さん。

環境、人種差別、パンデミック、紛争などの問題に対して歌にして叫ばなければという強い想いを語った後、その古川さんがレコーディングに参加された「TERR(ラテン語で地球)(2021)」を再現。古川さんの迫力あるギターソロを交えた「今日のTERRA」(古川さん)。眼福(耳福)でした。

そして、先日、八神さんがNHKの「うたコン」に出演された時、後ろに古川さんがおられるので安心できましたと。(古川さんは「うたコン」バンドのメンバーとしてもお馴染みです)

■ ハプニング!?

時間が前後しますが第一部ではハプニングも。「思い出は美しすぎて」を歌い終えた八神さん。業務連絡があるとの事で一旦袖にはけました。何事と思ってると、八神さんが口にしたのは、サンバホイッスルを楽屋に忘れてしまったと。でも転んでもだだでは起きない八神さん。「歌いたい歌を歌いたいだけ歌うのがヤガ祭りなので歌いたい歌を二回歌います!」と語り(笑)、サンバホイッスルありバージョンを披露して下さいました!

■ 嬉しい告知("終わりに"に代えて)

アンコールにおいて八神さんから嬉しい告知が。まず、来年5月から是永巧一さんバンドでZeppツアー round3(札幌、福岡、大阪、名古屋、東京)が開催されるそうです。

そして、来年のヤガ祭りについては二日間開催の予定だそうです👏👏👏。

ヤガ祭りが終わると"ヤガ祭りロス"になるのですが、来年活動が続々と発表されており、"ヤガ祭りロス"を感じる暇はなさそうです。来年の様々なライブを楽しみにしたいと思います。

最後に、ライブ後に、久しぶりに旧知の関東在住のファン仲間さんとゆっくりと八神さん談義ができたことも嬉しかったです。ありがとうございました。

■ セットリスト

■ 第一部

M1. ヤガ祭りのテーマ

M2. チーター(CHEATER)
[シングル 1985.1]
[COMMUNICATION 1985.2]
M3. たとえ叶わない夢でもこれでいい
[シングル 1993.7]
[RENAISSANCE 1994.8]
M4. IMAGINATION
[COMMUNICATION 1985.2]
M5. FOLLOW ME
[FULL MOON 1983.12]
M6. 黄昏のBAY CITY
[シングル 1983.11]
[FULL MOON 1983.12]
M7. 夜空のイアリング
[LONELY GIRL 1983.2]
M8. 1984(西暦2000年に向けて)
[COMMUNICATION 1985.2]

M9. 思い出は美しすぎて
[シングル 1978.1]
M10. 恋人同士
[シングル さよならの言葉 1978.5のB面]
M11. みずいろの雨
[シングル 1978.9]
M12. ポーラー・スター
[シングル 1979.7]
M13. Mr.ブルー〜私の地球〜
[シングル 1980.11]
M14 もう忘れましょう
[思い出は美しすぎ 1978.6]
M15 愛色の季節(風コーラス団)
[JUNKO THE BEST 1980.10]

(休憩15分)

■ 第二部

M16. ずっと見ていて(弾き語り)
[TERRA-here we will stay 2021.09]

M17. 恋したかぐや姫
[TERRA-here we will stay 2021.09]
M18. 終わりを決めるのは私
[TERRA-here we will stay 2021.09]
M19. Here We Go!
[TERRA-here we will stay 2021.09]


ゲストコーナー1:Secret Guest NOKKO(Vo)、是永巧一(Gt)
M20. RASPBERRY DREAM(REBECCA)
[REBECCA シングル1986.5]
M21. フレンズ(REBECCA)
[REBECCA シングル1985.10]
[REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜1985.11]


M22. 生きるから
[There you are 2016.1]
M23. 1年と10秒の交換
[There you are 2016.1]
M24. 一筋の運河
[TERRA-here we will stay 2021.9]


ゲストコーナー2: Guest 古川望(Gt)
M25. TERRA-here we will stay
[TERRA-here we will stay 2021.09]


M26. 明日の風
[There you are 2016.01]

(本編終了19:56頃)

■ アンコール

EN1. DISTANT MEMORIES(想い出のスクリーン)
[FUTURE CLASSICS(GTS)1999.10]
[シングル 1979.02]
EN2. パープルタウン〜You Oughta To Know By Now
[シングル 1980.07]
EN3. I'm A Woman
[シングル 1981.03]
EN4. Take a chance
[Here I am 〜Head to Toe〜 2013.06]
EN5. Rising
[Here I am 〜Head to Toe〜 2013.06]
EN6. 負けないわ
[TERRA-here we will stay 2021.09]

EN7. 誓い(土屋佳代(pf),牛山玲奈(Vn))
[TERRA-here we will stay 2021.09]

(全編終了20:45)

■ 出演

八神純子(Vo,pf)

ヤガミグミ
中村康就(Kb,Perc), bandmaster
SOKUSAI(Ba)
白根佳尚(Dr)
土屋佳代(Kb,Pf,backing Vo)
浜口高知(Gt)
五十嵐勝人(Gt)

ブラス(POWER HORNS)
Luis Valle(Tp)
鍵和田道男(Tb)
Andy Wolf(Sax,Fl)

ストリングス
牛山玲奈(1st Vn)
田島華乃(2nd Vn)
舘泉礼一(Va)
関口将史(Vc)

ゲスト
NOKKO(Vo)
是永巧一(Gt)
古川望(Gt)

■ 会場展示より

■ WSHOF殿堂入り関連

■ WSHOF殿堂入り記念Talk&Live関連

■ ファンクラブ関連

■ 関連投稿

■ 八神純子オフィシャルFacebookより引用

みなさんの温かなご支援をいただき、「ヤガ祭り the 4th」を終えることができました。 ありがとうございました。 いろいろなハプニングをまた起こしてしまいましたが(汗)、あっという間に歌い終えてしまった感じです。少し寂しさもありますが、今日からまた来年のヤガ祭りに向け、毎日を大事に過ごしたいと思います。最高のステージを作ってくれたバンドのみんなとの1枚です。

Posted by 八神純子(Official) on Saturday, November 26, 2022

ついに来ました、この時が~♪。 「ヤガ祭り the 4th」です。 朝方の雨も止み、日射しも出てきました。 この日に向けて、私もバンドもスタッフもあげてきた熱量をステージでMAXにします。 渋谷はかなりの人が出ています。 みなさん、気をつけていらしてください。 また来られない方も、応援よろしくお願いします。

Posted by 八神純子(Official) on Friday, November 25, 2022


■ 是永巧一さんのTwitterより引用


■ 古川望さんのTwitterより引用

■ タワーレコードさん、HMV さんのTwitterより

■ Zeppツアーのフライヤー

■ 八神純子オフィシャルウェブサイト

■ 参考

■ 八神純子さん、米国殿堂入り(週刊NY生活)

■ 日本のレコード大人気(週刊NY生活)

■ 八神純子が1985年にリリースしたエレクトロ・ブギー傑作アルバム『COMMUNICATION』がついに初アナログ・リイシュー決定!(HMV)

■ 黄昏のBAY CITY / 夜空のイヤリング 【2022 レコードの日 限定盤】(7インチシングルレコード)(HMV)

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