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ブリ大根、九州の醤油と関東の醤油で食べ比べてみました。

こんばんは!
11月も中旬となり深まる秋!

天高く馬肥える秋、というように、食欲の秋も本番ですね。
特に煮物が美味しい季節になってきました。

現在公開中の映画、「きのう何食べた?」で話題のブリ大根を、ちょうど昨日食べたので、その食レポをしたいと思います。

1.大量のブリをゲット

先日、料理イベントの企画で、豊洲市場にツテのある仕事仲間が新鮮なブリを大量に仕入れました。私もイベントの運営を手伝いながら、お刺身やブリしゃぶ、漬け丼など、ブリ尽くしの豪華メニューを美味しくいただきました。

ただ、最後に残った大量のアラまでは食べきれず。
仕事仲間がお持ち帰り用にとおすそ分けしてくれました。

その量も一人では食べきれない量だったので、さらに福岡出身の友人と青森出身の友人におすそ分け。

そこで、青森出身の友人が、
「九州の醤油と関東の醤油で作り分けてみよう!」
と、手料理を振舞ってくれました。

2.関東の醤油は濃口醤油

一般的に関東は濃口、関西は淡口といわれますよね。

濃口醤油

引用元:https://s-shoyu.com/knowledge/0304

濃口醤油:最も一般的な醤油で、国内の生産量の約8割を占める。東日本でよく使われている。蒸した大豆に同量の小麦を加えて「麹」を作り、そこに食塩水を加えて熟成させることで「もろみ」にする。よく撹拌させながら熟成させる。

ちなみに関西の淡口醤油の「うすくち」とは色の薄さのことなんですよ。
塩分控えめというわけではなく、濃口醤油と比べてむしろ塩分濃度は高めとのこと。

3.九州の醤油は甘口醤油

甘口醤油

引用元:https://s-shoyu.com/knowledge/0320

九州の醤油は甘口醤油。
特に宮崎や鹿児島など南九州は日本の中でもトップレベルに甘い醤油だそうです。

なぜ、九州の醤油は甘いのかについて、いろいろ説があるそうですが、食べ合わせる魚と焼酎との関係が大きいようです。

新鮮な魚は身が硬くて歯ごたえはよいのですが、醤油をはじいてしまい、なじまないそうです。また、鮮度とうま味の関係でいうと、鮮度がいいとプリプリと歯ごたえはよいですがうま味は少なく、時間が経つと柔らかくなる一方で、うま味は上昇するという反比例関係にあります。

そのため、新鮮な魚を好む九州では、甘くてとろみをつけた醤油をべっとりと付けて食べる文化が根付いたそうです。

また、九州のお酒といえば焼酎ですが、焼酎は蒸留酒なので糖分は含んでいません。そのため焼酎を飲みながら食べておいしいものは甘いものという通説があります。一方で、日本酒は糖が含まれているので、一緒に食べておいしいのはしょっぱいものとのこと。

4.二つのブリ大根を食べ比べた結果

まずは関東の濃口醤油から。

うん!美味しい!そして懐かしい味わいでした。
半円型に切った大根にも、ぶつ切りにしたブリのアラにも、しっかり味が染みていて、食べ応え満点でした。

強めにきかせたショウガと、濃いめの味付けの相性はバッチリでごはんがすすみます!

続いて九州の甘口醤油です。

一口目から全然違う!
優しくまろやかな味わいが染みわたります。

濃口醤油の方は、みりんや砂糖を入れていても、とんがった辛さがありましたが、甘口醤油の方はとんがりが全くなく本当に優しい味わいでした。

私はどちらかというと塩気のある食べ物のほうが好きなのですが、交互に食べて比べてみてどちらも甲乙つけがたいくらい美味しかったです。

一緒に食べる食材やその日の気分でお醤油を変えてみるのもいいですね。

参考URL:
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2018/03/post-1610.html
https://s-shoyu.com/knowledge/0418





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