【Cloud LaTeXで小説同人誌】 #0 Wordと仲良くなれないのでLaTeXを使おう
LaTeXはいいぞ
LaTeX(読みはラテックとかラテフとか)って何? って調べると、なんか小難しい話しか出てこないのですが、すごくざっくり説明すると印刷用の文書レイアウトを作るためのソフトっぽいものです。
それだけ書くとWordでもできるじゃん……となるのですが、このLaTeXはとにかくWordより素直に美しいレイアウトが無料でできます。無料です。
まずはこれを見てくれ
一段21行で作ってるのに、ルビが入ったら一段20行になっちゃうWord is 何。
Wordのルビ機能使うと、行幅が広くなるんですよね。何か設定すればもう少しマシになるのかもしれないんですが。
でもLaTeXならこう!
どうでしょう? Wordのルビ機能にうんざりしている方、ちょっとグッと来ませんか?
そういえばこのWordサンプルはフォントがMS 明朝なんですが、LaTeXサンプルは源ノ明朝なんですよ。ちょっとアンフェアですね。Wordの方のサンプルを源ノ明朝に変えてみましょう。
何で行間開くんですか!!!!!
いや、この行間は設定で変えられるんですよ。設定を変えましょう。
ルビが埋まるんだよな~~~~!!!!
凄腕のWord使いならなんとかできるのかもしれませんが、LaTeXを知ってるともう無理にWordで作る必要なくね? って思ってしまいました。
でも難しいんでしょう?
実は少し前は「簡単じゃないです」って答えるしかありませんでした。ただ今の環境なら「簡単です。簡単にします」と答えられます。
ちょっと前はLaTeXを使うための色々な準備(インストールとか)が必要だったため、誰でもできるくらい簡単……とは言いにくいものでした。でも今はLaTeXでの編集ができるサービスがオンラインで提供されています! ブラウザがあればできる! すごい!
ですからあとは使い方が分かればいいわけです。とあるWordユーザーのフォロワーさんが仰ったのが「あまり難しく考えなくていいので、とりあえずWord使ってますね」というお言葉……なるほどつまりLaTeXもコピペレベルで簡単にできるようになればいいわけです! じゃあこの記事でやっていこうじゃないですか!!
目標:コピペレベルで誰でもできる
そんなわけで、このシリーズでは「誰でもできる!!」を目標に、LaTeXを使った小説同人誌(本文)の作り方を紹介していきます。
次回予告
次回は
・Cloud LaTeX にユーザー登録
・必要なものの準備
・とりあえずこのテンプレ
をご紹介します。
次の記事書きました → #1 準備・テンプレでさっそく出力しよう
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