華Doll*、最初の一歩の踏み出し方 (どこから手をつけるべきか編)

前回「キャラ紹介編」として最初の一歩の踏み出し方を紹介していきましたが、あくまでキャラ紹介編であり、最初の一歩までは紹介できませんでした。
ですので今回はパターン別に分けて楽しみ方を紹介していきたいと思います!

パターン別楽しみ方紹介(難易度:低)

パターンA ドラパを聞いてみよう!

コンテンツに触れる第一歩としてよくお勧めされる1つが「ドラマパートを聞く」ことです!
華doll*はメインストーリーが発売されるCDに収録されているドラマトラックにて進行しています。
このパターンで触れるメリット・デメリットに分けて紹介していきます!
メリット
◎メンバーの成長や関係値、その時に起きた出来事などが分かる
◎多くの楽曲はそのドラマパートに合わせて作られているので、話を知ることでより楽曲への理解が深まる
◎2023年7月1日現在全てのドラマパートがサブクスで聞くことができる

デメリット
◎音声だけで映像が無い為、最初はキャラクターの声と名前が一致していない場合その時に誰が話しているのかが分かりづらい
◎2023年7月1日現在、話がだいぶ進んでいるので全部聞こうとすると量が割とある
◎発売順が分かりづらい

1番ベーシックな触れ方であり、メリットの点で触れたようにサブスクで全話聞くことができるので初心者向けであることは確かなのですが、デメリットの点でも触れていますが、話がだいぶ進んでおり、発売名がが1話、2話…ではなく作品タイトル名で分かれているため、本当に順番が分かりづらいです。

そこで!サブスクから第一歩に入る方へCDの発売をタイトルと一緒に順に紹介していきたいと思います!

1st season 〜Flowering〜

◇1巻「Birth」

◇2巻「Boxed」

◇3巻「IDOLIs」

◇4巻「Message」

◇5巻「For…」

1st seasonはこの順番に聴いていけば時間の流れに沿ってストーリーが進んでいきます。

また、1st seasonは天霧プロダクション公式YouTubeチャンネルでも聞くことができます!


1st seasonは最近決定したアニメ化で触れられる範囲でもあるので、予習にもピッタリです!とりあえずここだけ聞いてみるのもおすすめです!
というか開花シーンがなんかエッチなので聞いて

2nd season INCOMPLICA

2nd seasonからは巻数表記が無くなるため、順番をしっかり確認してから聞くのをお勧めします!
◇「INCOMPLICA:IU~Meet~」

◇「INCOMPLICA:I/F~es~」

◇「INCOMPLICA:IT~ICON~」

2nd seasonでは3巻発売されました
こちらも公式YouTubeの方でも聞くことができますが、2nd seasonからもう一つのユニットである「Loulou*di」もストーリーに登場してくるため、そちらも同じリストに入っています。
内容がリンクしている点もあるので一緒に聞くのもおすすめです!
また、八代刹那の登場は2nd seasonからなので前回のメンバー紹介で刹那のことが気になった方は必聴アルバムです!


3rd season THINK OF ME

3rd seasonは2023年7月1日現在、リアルタイムで更新されているシリーズです。ここまで聞くことができたらもうかなりのAntholicと言っていいでしょう!(謎目線)

◇「THINK OF ME:TELL」

◇「THINK OF ME:FAKE」←最新アルバム

3rd seasonは全5巻での収録予定ですので、今聴くことで残り3巻をリアルタイムで更新されるのが見ることができます!
こちらはまだ完結していないので公式YouTubeの方では聞くことができません💦

以上の順番を守って聞いていけば時間の進行に合わせて聞くことができるので参考にしていただけると幸いです!

パターンB "あえて"ドラパを聞かない!?

これだけ読むと意味が分からないかと思います。先述でドラパを勧めてたのに?何故聞かない?
別に気が狂った訳ではありません、これにはちゃんとした理由があります。

華Doll*の魅力の中には
楽曲のクオリティの高さ
そして、
アイドルが実際に年齢を重ねることで、存在にリアリティを出している
この2つがあります。
この2つの観点を使い、"あえて"ドラパを聞かないことでアイドルとして輝くAnthos*をアイドルファンの視聴者として応援することも可能なのです!

このパターンを使うために必要なこと、それは「公式SNSをフォローする」たったこれだけです。その中でも特にフォローしていただきたいのは
・天霧プロダクション公式YouTube
・Anthos*official Twitter
この2つです

まず最初に上げた 天霧プロダクション公式YouTubeチャンネル では、楽曲MVや、メンバーに指導をするコーチによるダンス動画など、実在するアイドル事務所(個人の感想ですがどちらかというと韓国アイドル感があります)の公式チャンネルのような内容の動画がアップされています。

次に上げた Anthos*official Twitter は、Anthos*メンバーが共有で使用しているアカウントで日々メンバーの日常であったことや、お知らせなどを投稿してくれたり、最近は記念日などを中心に撮りおろし写真(という設定のイラスト)が投稿されたりしています。不定期的にはなりますが、メンション大会といったファンとの交流の場が設けられることもあり、Antholicとしては必見のアカウントです!

このように”あえて”ドラパを聞かないからこそできる楽しみ方があるのも個人的にはこのコンテンツの良いところだと思っています。
今更言うことではないのですが、そもそもこのコンテンツはドラマパートや楽曲MVなどに伏線が多く貼られていて、それを考察していく『知的興奮型コンテンツ』(公式がこう言ってるんですよマジで)なので、それを考えていくのも楽しいですが、ぶっちゃけ初心者向けではないので「難しいことを考えるの苦手だな」「そんなに脳のキャパに余裕はない」といった日常が忙しい方におすすめの第一歩です!
(そもそもこっちに「Are you a thinking reed? (あなたは考える葦ですか?)」って投げかけてくるコンテンツis何??って話ではある)

パターンC コミカライズを読もう!

「とりあえずどんなものか知りたい!!」「視覚情報のほうが理解しやすい!!」そんな方におすすめなのがコミカライズです。
ストーリーの1st seasonである~Flowering~の内容のみではありますが(ですのでここでは刹那が出ないです…)視覚的にAnthosたちの成長の様子やストーリーを追うことができます。
実際のドラマパートと比べると内容の掘り下げは浅くなってしまいますが、コミカライズではドラマパート内では描かれなかった内容もあるため、ドラマパートを聞いた後の補填として読むこともおすすめです!
下のリンクから試し読みも可能です!

パターン別楽しみ方紹介(難易度:中)

ここからの紹介は金銭的、思想的など様々な理由から少し難易度としては高い楽しみ方紹介になりますので、そこをご考慮いただけますと幸いです。

パターンD キャストライブを見よう!

ご存じの方もいるかと思いますが、華Doll*は声優さんたちによるライブも行われており、2021年から毎年開催されています!(なぜか毎回会場は埼玉)(本当になんで?)
このパターンは「この声優さん好きなんだよな~」「ライブ好きなんだよね」といった方への第一歩としておすすめです!

ステージイベントの内容としては
歌唱ライブ
朗読劇
トーク

がメインとなっており、キャストを通してアイドルを”生”で感じることができる場となっています。

2023年7月1日現在では3回ライブが行われており、そのうち2021年に開催された初のステージイベントである『7 Meet A Anthos* Stage Event 2021』、2022年に開催された『華Doll* -INCOMPLICA- Anthos* Stage Event 2022』は円盤化されているため購入にはなりますが視聴することができます!
なお、公式Youtubeチャンネルにてティザーもアップされているのでそちらもおすすめです!
2023年6月18日に開催されたステージイベント『華Doll* -Behind The Frame- Anthos* Stage Event 2023』も円盤化が決定したので、こちらも視聴が可能です!

(なお2022年のステージイベントは八代刹那役の堀江瞬さんがコロナ感染陽性になってしまったため参加を見送られています)

キャストライブを最初の一歩にする、これ自体は布教などでもよくある手段ではあるので(それなりの値段はするとはいえ)難易度が上がることに疑問を感じる方もいるかもしれません。
実は難易度が上がると判断した理由はまた別にあります、それはこの円盤は夜の部のみしか収録されていないという点です。
ライブ自体は昼夜で2公演おこなっているのですが、楽曲のセトリが同じせいなのか、なぜか夜の部のみしか収録されていないんです…😞(朗読の内容などセトリ以外は違う内容なのでスペシャルトラックや隠し映像として収録はされています。)そうなってくると「これ買っても夜の部しか見れないのか~」と思ってしまう方もいるのではないかと考え、難易度が上がると判断させていただきました。
ですが、楽曲ライブやそこでしか見れない朗読を通してのAnthos*たちの姿、キャストの思いなど見ごたえに関しては本当に損はないです!!
最初から購入…!といかなくても、もしお近くにAntholicがいるのであればほとんどの場合快く見せてくれる(オタクはいつでも布教をかかさないので)のでそこで触れるのも全然アリ!!書いてる私自身も全然見せるのでお声がけください!!

(余談にはなりますが、このステージイベントでの歌唱は円盤化の際ほとんど修正が入っていないので、生音に近い状態で聞くことができます。)

パターンE 2.5次元舞台を見よう!

実はこの華Doll*、けっこうメディアミックス化が進んでおりまして2023年春に池袋アニメイト本店の改装工事の際に新設された”アニメイトシアター”のこけら落とし公演として、2.5次元舞台である『華Doll* THE STAGE -Another Universe-』が開催され、同年秋には続編も決定しています!

しかし、「Anthos*たちは実際に存在して、アイドルとして活動している(という設定)のに、2.5次元舞台やるの??」そんな風に思った方もいると思います。だって実在するアイドルを他の人が演じるなんてことをする必要はないですもんね?
ご安心ください!本作品の立ち位置としてはあくまで「ドキュメンタリードラマ」となっており、つまるところ言いかえれば「再現ドラマ」となっています。

今回の春に行われた公演では、ドラマパートでいうところの1st seasonの途中までの物語について触れており、秋公演ではその続編について触れていく予定だそうです。

そんな2.5次元舞台を最初の一歩として難易度が高いと判断した理由は、察しの良い方は何となくお分かりかもしれません。
そもそも2.5次元は適正がある!!!
そうなんです、この点なんです。
2.5次元と聞くだけで「ちょっとな~」と思ったり、「解釈違いを起こしそうで怖い」と不安になる人も少なくはないと思います。(実際自分もそうでした)
ですが、それでもここで最初の一歩としてわざわざ書くのは実際に見て「これはいいぞ!!」と心から思うことができたからです。
公演が決定されてからずっと不安や疑問などを抱えて「見なくてもいいかもな…」とも考えていたのですが、作品のファンとして、Antholicとして「見てもいないのに判断はするべきではない」とひとまず1公演だけ…と前日にチケットを買いほぼほぼ勢いで見に行きましたが、そんな不安も吹き飛ぶほどに本当に良かった。ただそれだけでした。
演者の方々が作品に対して本気で向き合ってくださっているのが伝わってくるのはもちろん、それに付随して映像や音響でも作品の世界観を作り上げてくださっていたのが嬉しかったですし、その中でもプロジェクションマッピングを演出に取り入れていたのが特に印象に残っており、ストーリーの中でアイドル達がどんなことを思っているのかの心情表現が視覚的に伝わってくるのが新鮮でした…

ここで華Doll The Stage(通称華ST)キャストを実際に見た個人の主観を交えて紹介してきます!

結城眞紘役 北出流星さん

ビジュ発表の一番手が北出さんだったのですが初見の感想は「な~~~~~~るほど!?」でした。個人的な考えとしては「天霧が再現ドラマ作るってなったときに自社のアイドルをどんな観点で見るのかを見る」といった気持ちだったのですが、あまりにも納得。正解の音鳴り響いたり。
ここで2.5作品への苦手意識のハードルが下がり始めました。
実際に見ても「天霧は選ぶなこれ」と思ってしまいました。

影河凌駕役 三島涼さん

「な~~~~~~るほど!?」(第二弾)
影河凌駕の再現をするときの天霧の見解はこれなのかと思いました。というかウィッグ綺麗だなほんとに
三島さんは実際に声聞いた時が一番ビビりました、まじで響き方がcv.濱野大輝、三島さんがアニメ化したら絶対cvを濱野さんにした方がいい(逆説)
あと三島さんの名前が「涼」なので北出さんに「りょーさん」って言われてたのが作中の眞紘⇒凌駕の呼び方と重なって本当によかった。

チセ役 徳井太一さん

いや正直一番ビジュ公開が怖かった、推しだから。
なんか「うちのビジュアル担当は美しさで世界を統べられるので」ってずっと真顔で言ってるタイプのオタクだったから、どうお出しされるのか本当に怖かった。
結果としての意見は「そうきたか」これです、そうきたか音頭。
なんか一周回って新鮮な気持ちで受け止めました。
「チセくんは動きや言動が愛嬌があるけど、顔は可愛いというよりも美人寄り」こんな自論があったので(多分これはcv.駒田航の艶のある声のせい)、実際に動いている姿を見るのは一番楽しみではありましたが、ま~~~~~~~~可愛い、なにあれ??これは正直見ないと分かんないから見て

結城眞紘役の山下さんもこう言ってるから、な?

灯堂理人役 丸山ナオさん

ビジュ発表の時にお出しされた2枚目の写真が好きすぎてデッケェ声出したのはいい思い出。もうここら辺で天霧の解釈分かってきたよね。
というか実際見たときマジでビビったんだけど、丸山さんマ~~~ジでほっそいの…もう線、しなやかな線。これは元モデルですわ、うん。
灯堂…あんたそんな感じだったんだね…ってずっと公演中見ながら思ってました。
あと丸山さんとしての素は割と愉快だったのがよかった、あと植物が元々好きでTwitterとかで色々載せてくれたのついつい見ちゃう。LITTOと一緒に撮ってくれてありがとうございます!!!!

如月薫役 中島優斗さん

衝撃
この一言でした
あまりにも如月薫すぎた
なにこの透明感?マイナスイオン担当?そりゃそうだろこんなの
なにより実際に動いてるのが本当に薫そのもので意識してなくても自然と視線がそっちに行っちゃってましたもん。
つま先から指先までどこをとっても如月薫
なんでここまで??って思って調べたらそもそも現役リアルアイドルだったんですね中島さん…すべてが腑に落ちました。
多分舞台から作品知ったら薫推しになってたな…
p.s. というか最初見たときなんか名前に既視感あると思ったらサイステで花園百々人役やってたんですね!?サイステの方は見てないんですけど、百々人役なのは納得した。これは百々人。

清瀬陽汰役 水瀬裕也さん

その日人類は思い出した…清瀬陽汰はツリ目気味であることを…
そうじゃんハルタ殿ツリ目じゃん…って改めて気づきました(陽汰担ごめんなさい)
陽汰のビジュ発表はラストだったんですけど、もう正直ここまで来たら天霧の選考基準に不安はなくなってましたね。
というか衣装デカめでかわい~~~っ!!
実際に動いてると余計にハルタ殿すぎて一周まわってウケてたし、同室可愛すぎてダメだった。ちょっとネタバレになるけど陽汰にメインでスポット当たるのは秋公演の方だからこれからどうなるのかが楽しみでなりません。

「こんな紹介してるけど、今やってないんだから見れないじゃん!!」
ごもっとも、本当にそう。
ですがご安心を!この春に公演された舞台は円盤化が決定しており、2023年9月15日に発売予定です!
あとこれは個人的な意見なんですけど、秋公演の前に振り返りみたいな感じで配信やってくれるんじゃないかな~って思ってます。

あと天霧は案外優しいので公式でゲネプロの動画をあげてくれているので
「いきなり円盤買うのはちょっとな…」という方もまずはお試しでここから見てみるのもおすすめです!


最後に

ここまで読んでくださりありがとうございます。
この時点でもう7,000字超えてるんです、このnote。
5つのパターンで最初の一歩の踏み出し方を紹介してきましたが、一つでも読んでくださった方に興味を持っていただけたら嬉しい限りです。
最初の一歩を踏み出した先でメンバーのうち一人だけだったとしても(もちろん全員でも)「気になるな」「目が離せないな」そんな風に思うことができたならあなたはもう一人の立派なAntholicです。
そして、話を知っていくうちに「これ気になるな」「なんでこれがここで出てくるんだろう」そんな疑問や引っかかりが生まれるようになった、そんなときがもしやってきたならば、あなたはもう考える葦になっています。
あくまでこの作品の根底は「知的興奮型コンテンツ」です。
深みにハマればハマるほど抜け出せなくなっていきます。
我々葦たちはいつでもみなさんを沼底からお待ちしています。


おまけ

これは灯堂理人役の伊東健人さんのアメブロなのですが、コンテンツに対して他とはちょっと違う意味合いを持っていること、その理由について綴ってくださっていました。声優オタクだからこその視点なのかもしれませんが、作品に対してこのような気持ちで向かい合っているという話が本当に大好きなのでこちらも是非見ていただきたいです。
あとそれはそうとアメブロの更新もうないのかな…っていつも思う。


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