2024年 胃腸科専門医試験復元問題

先日、7月14日に消化管学会胃腸科専門医試験を受験しました。
同試験は他の試験と比べて復元問題集があまり出回っておりませんので、ぜひ最新の問題集で参考にしていただけたらと思い、作成いたしました。
忘れないうちに載せておきたいので臓器別ではなくバラバラです。
※いずれ更新します。

1.鳥肌胃炎について誤っているもの1つ
a. 若い女性に多い ⚪︎
b. GISTの原因となる ×
c. ヘリコバクターピロリ以外の菌が原因になることもある ⚪︎
d. MALTリンパ腫のリスクである ⚪︎
e. 未分化型癌のリスクである   ⚪︎

2.高ガストリン血症の原因でないもの1つ
a. 慢性腎臓病   ⚪︎
b. 高度萎縮性胃炎 ⚪︎
c. 直腸神経内分泌腫瘍 ×

3.直腸癌について
a. 下部直腸がんにおいて肛門切離断端までの距離は2cm必要である
b. T1の癌であればD3郭清が行われる
c. 直腸間膜全切除とは、第2ヒューストン弁までの切開である
d. RsでもT4なら側方リンパ節郭清を行う
e. 

4.盲係蹄症候群で低下するもの
a.カルシウム
b. 5-HIAA
c. ビタミンB12
d. 鉄
e. 

5.胆汁酸の吸収場所はどれか1つ選べ
a. 空腸
b. 回腸 ⚪︎
c. 十二指腸
d. 胃
e. 大腸

6.小腸の運動の組み合わせについて正しいもの
a. 振子運動-輪状筋
b. 分節運動-縦走筋
c. 蠕動運動は小腸下部まで伝わる

7.小腸について正しいものを1つ選べ
a. クロンカイトカナダ症候群に対してはステロイドが有効である ⚪︎

8.irAE腸炎 誤っているもの
a. 区域性の分布は呈さない ×
b. 抗TNF-α製剤は禁忌である ⚪︎
c. ペンブロリズマブは原因となる ⚪︎ PD-1阻害薬なのでirAEの代表例
d. CTLA-4抗体製剤が原因となる ⚪︎
e. 腸管上皮のアポトーシスを認める ⚪︎

9.胃がん検診について正しいもの1つ
a. 胃潰瘍治療中の患者も対象する →対象は無症状の健常者
b. 40歳以上に対して、年1回が推奨される→2年に1回
c. 拡大観察機能のついた内視鏡が推奨される→そんなことはない
d. 内視鏡治療適応の早期胃癌を発見することを目的としている。
e. 必ずダブルチェックが行われる ⚪︎

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