フライパン一つで出来る!スパイスカレーの世界への誘い

※この記事はカレーの学校のアドカレ18日目の記事となります。※

カレーの学校[1]卒業生の有志でアドベントカレンダーをやると聞いて、居ても立ってもいられずに登録してしまった。
[1]水野仁輔さんと、ほぼ日さんがおこなっている通学講座の事
https://www.1101.com/curryproject/school/

何を出せばいいだろうか・・・と考えていた際に、普段自分用のカレーを作る時にフライパン一つしか使っていない事に気がついた。そうか・・・カレー作りたいけど調理器具なんて全く持ってない人がいるかもしれない。そんな人にフライパン一つでもサクっと本格的なカレーが作れる事を伝えればカレー好きが増えるかもしれないじゃないか。

この記事はそんな想いでカレーの学校2期生である著者からフライパン一つ持っている人に送る、スパイスカレーの世界への誘いである。

「コンビーフとピーマンのカレー」を作ってみよう
今回はコンビーフとピーマンのカレーを作る事にした。なぜこの組み合わせにしたか?ただ、冷蔵庫にピーマンがあったから。そのくらいのノリでカレーは作れちゃうのだ。(コンビーフにはちゃんと理由があるんだけどね)このレシピではそんなに手間暇かけずに、時間をかけたような美味しいカレーができる。

・材料
[食材]
ヨーグルト:112g
よくある小分けにされている100g前後のヨーグルトでOK。
この日は明治プロビオヨーグルトR-1(112g)を使用
コンビーフ:100g
この日はノザキのニューコンミート(100g)を使用。
玉ねぎ:大1個
大きめの一つ
牛乳:200cc
ふつうの牛乳
ニンニク:大さじ1
生姜:大さじ1
にんにくと生姜はできれば生で買ったほうがいい。
トマトピューレ:大さじ4
カゴメの製品を使用。
レモン汁:小さじ1
あればでOK

[スパイス]
[ホールスパイス]
カルダモン:5粒
クローブ:10粒

[パウダースパイス]
ガラムマサラ:大さじ1
パプリカ:大さじ二分の一
カイエンペッパー:大さじ二分の一

[調味料]
(都度量の指示があります。)


しょうゆ

・調理工程
このカレーでは大まかに見て、次の作業があります。
・ホールスパイスを熱する
・にんにくと生姜を炒める
・玉ねぎを炒める
・コンビーフとトマトピューレを炒める
・牛乳を入れて煮る

これを「どういう順序でやれば美味しいカレーがフライパン一つで作れるか」がポイント。

[下準備]
1.コンビーフの下準備
コンビーフとヨーグルトをボールで混ぜ合わせておく。
その中にガラムマサラ・パプリカ・カイエンペッパーを加えて混ぜる。
更に塩小さじ1とレモン汁を加えて混ぜる。

2.玉ねぎの下準備
外皮を剥いて4つ割りにする。

3.ピーマンの下準備
種を外して一口大に切る。

4.にんにくと生姜の準備
みじん切りにしておく。

[作り方]
1.ホールスパイスを熱する
フライパンにホールスパイスとサラダ油大さじ3入れて香りを移しつつローストする。


2.水を加える
好みの状態になったら火を止めて温度を下げてから水を500cc加える。
火をつけて強火で蓋をして汁気が無くなるまで放置する。


3.玉ねぎに焼き目をつける
8割ほど水が飛んだら塩をひとつまみ加えてヘラで潰しながら丁度いい色になるまで炒める(焼き目をつけたいのであまり混ぜない事)焼き目がフライパンについてきたら水を少量加えてこそぐようにして炒める
出来上がったら玉ねぎは一旦別皿に移す。


4.にんにくと生姜を炒める
フライパンを洗わずにもう一度油を大さじ3加えてにんにく生姜を入れて炒める。

5.コンビーフとその他を炒める
にんにくと生姜が程よくきつね色に炒まったところでコンビーフを加えて焼き目をつける。
焼き目がついたらトマトピューレを大さじ4加えて水気を飛ばすように炒める。
水分がほぼ飛んだら、先ほど炒めた玉ねぎを加えて更に水分を飛ばすように炒める。


6.牛乳・ピーマンを加える
ほぼ全ての水分が飛んだら、牛乳200ccを加えて伸ばすようにかき混ぜる。
混ざったらピーマンを加える。

7.煮る
5分ほど煮る。
汁気の量を見て、必要であれば分量外の水を追加し、しょうゆ・塩等で味を整えて完成。

あとがき
フライパンだけでカレーを作るのは実は難しくない、ようはカレーに必要な作業をどう別けてやるかという話なのだ。と気づいてからはカレー作りが楽になった。少量で汁気を多く求めなければ大体フライパンだけでなんとかなってしまう。
このレシピの主人公はピーマンだが、影の支配者はコンビーフである。コンビーフを使うと短時間で長時間煮崩したような味を手軽に作る事が出来るので、最近ハマっている。もっとやり方を考えればホテルのカレーソースを手軽に作る事も可能だろう。フライパンで煮込みが必要なカレーはなかなか辛いので、どうすれば長時間煮込んだように出来るか考えた結果の選択だ。
トマトは、目的によって使い分けるが、最近はトマトピューレが一番楽だと感じている。野菜ジュースやトマトジュースを試した事もあったが、煮詰める時間が日常では辛いので、時間をお金で買う形だろうか。

今回のレシピは手順を変えなければスパイスやメイン食材等色々バリエーションをつける事ができる。(コンビーフは必須だが)自分の思うがままに変えてみて、ステキなスパイスライフを楽しんでみてほしい。

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