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合わなくて悩んだ一時保育

4月1日、娘2人(2歳と1歳)の入園式。さくら・さくらんぼ保育を実践する保育園で、ここは絶対に楽しいから行っておいで!と自信を持って子どもたちを送り出せる園。こんな保育園に出会えて、無事に入園でき、とても嬉しい春。

子どもが保育園に行くのは、寂しいよね〜とよく言われますが、実は、意外とそうでもなくて、ここなら!と思える園だし、じじばばに預けるくらいの感覚で、送り出せている。なんて幸せなことだろう。

保育園に預けるんだから、こういうことは諦めなきゃ。自分でみるんじゃないんだから、そんな高望みしちゃいけない。多くの人に、そういう言われる。でも、全然そんなことない!私はここの保育園に入れるのに、何も諦めなかった。子育てにおいて大事にしているものが同じって、こういうことなんだ、と思う。幸せなことだと改めて思う。

去年、一時保育が合わなくて、すごく悩んだ。

先生はいい人だった。保育園も、見学に行ったとき、すごく良い印象で。いわゆる普通の保育園(私立)で、明るくて綺麗で整っていて、先生方も笑顔でよく挨拶してくださるし。

でも、通い始めて、ん???と思うことが続き。。。

通ってみてわかったことは、先生が良い悪いとか、そういうレベルの問題ではなく、園として、何を大事にしているか、何を軸に保育を組み立てているか、ということの問題で、ここで1人の母親が何か言って変わるものでもないということ。

この年齢でも、トイレに行けるんだと驚いてくれたり、褒めてくれることはあっても、それ以上の何かには、繋がらなかった。別に、褒めてほしいわけじゃないんだ。そういうことじゃないんだけどな、といつも思ってた。問題は、布おむつでOKかとか、トイレに連れて行ってくれるかとか、そういうことじゃなかった。

一時保育っていうのも、微妙な距離感だったんだと思う。お互い、どこまで関わるか、微妙な感じ。

清潔で整っていて、先生方がよく教育されている感じがあって、行き届いている感じ。これって、本当に、子どものためだったのだろうか、と今なら思う。これは、大人が安心するためのものでしかないのではないか。管理的な教育に慣れてしまった大人が、安心するためだけのもの。

私たちは、無意識に、子どもにとって良い教育、を、勘違いしているのではないか。

もちろん、不潔がいいとか、整っているのが悪いとか、そんなことは全然ない。でも、目の付け方が、違う。

このさくらさくらんぼ保育の園開放に行った時、むしろ、その参加者への適当さが印象的だった笑

というのも、普通、保護者をお客さんのように考えていたら、失礼がないようにとか、誤解されないようにとか、いろいろ配慮すると思う。でも、そういうふうに、保護者に媚を売るようなところが、ない…!

目の前の園児の保育が第一。まだ入園していなくて、様子を見に来ている親子は、二の次。あ、見てってくださいー。あ、適当に一緒にやってみてくださいーっていう感じ。

何も知らなかったら、え、この保育園大丈夫?と思ったかも。でも、園長先生からいろんな話を聞いた後だったから、こういう外見は気にしてないんだ、と思った。

保育者や保護者が考えるべきは、そういう体裁ではなく、目の前の子どもの「今」を大事にすることなんじゃないのか。そう思うようになった。

大人こそが、子育てや保育を見る目を変えていかなければいけないのではいか、と思う。

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