もしもECサイトの開発状況を可視化するとしたら?
前回、チームの開発状況を1枚のスライドに可視化する記事を書いたようなことを日々、考えたりホワイトボードなんかにまとめてるのですが、ECサイトの開発状況を可視化するとしたらどんな感じになるのかなぁーとふと思ったので、ちょっと考えてみました。
何故ECサイト?
少し前から実際のお仕事でとあるサイトのWebアプリケーション開発のお手伝いしてるので、ちょっと思考実験的にこれをお題にしてみました。
まずは情報を整理するためのフレームワークについて考える
ベースとなるフレームワークは前回紹介したようなこんな感じ↓のやつをベースにすると収まりが良さそうなのでこれで考えてみます
これをベースにしてECサイト固有の概念をちょっと当てはめつつ、情報まとめる上で意識したいポイントを3つ説明しようかと思います
・図の①の箇所:流れを意識
・図の②の箇所:ユーザーさんに近い箇所は採用してる技術について焦点をあてる
・図の③の箇所:売上管理に近い箇所は、技術以上に大事な点があるのでそこを忘れないようにする
それぞれについて、掘り下げていきます
流れを意識する(上記図の①の箇所)
ECサイト含めて何らかのWebサービスを運営している場合に、何らかの機能を通じて実際に課金につながる箇所があるかと思います。
ECサイトを実現する上で色々な機能が連携して最終的にそのサービスの売上が確定すると思うのですが、お金の流れを念頭において各種機能を配置しておくことで情報がうまく落とし込めるかと思います。
ECサイトの場合だと、大まかには
・会員となってもらう
・その会員となってもらった人が商品を購入する
・決済処理&商品配送処理が完了したら売上が確定
というのが大きな流れになると思います。
こういうスライドを見るときに、基本的には、左上を基点に右に目線がいくように情報を整理しておくことで、自分自身だけでなく、実際にこれを見る人にも違和感ない形になるかと思ってます。
ユーザーさんに近い箇所は採用してる技術について焦点をあてる
UI/UXみたいな言葉に関連するような領域だと思うのですが、いかにして利用するユーザーさんにとって快適に利用してもらうために、自分たちが採用してる技術がどのようなものか焦点を当てておいたほうが良いかなと思ってます。
最近立ち上げたようなサイトの場合は別として、それなりの期間運用してるようなサイトの場合に、採用してる技術次第では、やりたいこと⇔出来ることのギャップが大きくなりそうな気がしてるからです。
ここ掘り下げると話が長くなりそうなので、気が向いたら別の機会にちょっとまとめようと思います
売上管理に近い箇所は、技術以上に大事な点があるのでそこを忘れないようにする
大事な点っていうのは、社内の業務フローとか、オペレーションみたいな話。
例えば
・決済手段:どのタイミングでどういう決済(仮売上処理/実売上処理など)が行われるのか
・配送:倉庫への発送指示とか、実際の配送の流れなど
・キャンセル/返品処理:そもそもキャンセルはいつまでなら受け付けるのか。キャンセル受け付ける場合にキャンセル料のようなものが発生するのか
みたいな観点で、情報が整備されているかどうか大事かなと思ってます。
(ちょっと脱線しますが、ECではないけど、別の仕事でこの領域に関する所の開発を半年ほどやっていた時期があり、その時は実際の業務フローを確認しつつ作業していたので、想定以上に時間かかってツラかった・・・)
話を戻すと、この辺りの情報が大まかにでも整理されてないと、新しい機能開発をしたくなった場合に、工数を見積もりづらかったり、開発以前に仕様把握に時間取られてしまって、全然作業が進まない・・というケースがあり得るのかなと推測してます。
最後に
ECサイトの開発状況を可視化するなら、上記のようなことを意識してちょっとづつ状況整備出来るんじゃないかなと思ってます。
ECサイトを実現する上では、色々な機能が連携してると思うので、その構成要素を大まかにでもまとめた上で、全体の流れがどうなるのか念頭において配置しておくことで情報がうまく落とし込めるかと思います。
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