【Waizowl】Falcon 隼 レビュー

初めまして、H4mtarosaanと申します。
本稿では、WaizowlのFalcon 隼をレビューします。


はじめに

 今回レビューするFalcon 隼は、G-antennaさん主催のDEVICE MEET UPにおけるデバイス抽選会で入手したマウスパッドになります。本製品は株式会社KIBUさんの提供です。G-antennaさんのホームページとKIBUさんの商品ページはこちら↓


商品詳細

  • 商品名  :Falcon 隼

  • メーカー :Waizowl

  • 価格   :4,750円(本稿執筆時点)

  • サイズ  :横490mm × 縦420mm × 厚さ3.5mm

  • サーフェス:クロスファイバー

  • ベース  :高密度ポリウレタン


外観・特徴

 表面のデザインはかなり目立つ鮮やかな赤色をベースに、うっすらと暗い赤で模様が描かれています。青海波という和柄のようです。遠目ではぱっと見無地に見えるくらいの見た目でした。質感はザラザラ感が強く、Artisanの零やSteelSeriesのQCKシリーズのような触り心地がします。Artisanの零ほどではないですが、アームカバーをつけている人で引っ掛かりを感じるくらいのざらつきをしていました。
 中間素材は柔らかめで、マウスに荷重をかけると沈み込みを感じられるようになっています。つまんでみた感じだと、LGGのSaturn ProやArtisanの零のSOFTと同等かそれより若干硬いくらいの弾力がありました。
 ベースは吸盤構造の高密度ポリウレタンベース、俗にいうPORONでできており、強力な滑り止め効果を発揮します。乱暴に動かそうとしたらむしろデスクがずれてしまうくらいには強力な吸着力を持っています。PORONを使用したマウスパッドは高価なものが多いですが、Falconは4,750円と比較的安価です。
 エッジ部分にはステッチ加工が施されており、エッジ付近でマウス操作をしても引っ掛かるような感触はありませんでした。
 その他特筆すべき点として、筒状のパッケージに梱包されているにもかかわらず、巻き癖が付きづらいという特徴があります。イベント終了直後に筒状パッケージにFalconを入れてもらい、2日ほど経った状態で開封したのですが、特に巻き癖なくすぐに使用することができました。個人的に巻き癖のつかないマウスパッドは良いマウスパッドと思っているので、この時点でかなり期待大でした。


使用した感想

 本製品を使ってKovaaK‘s FPS Aim Trainerをプレイしてみました。使用したマウスはLAMZU Atlantis Mini Pro(純正大判ソール)とNinjutsuo Sora V2(X-raypad Jadeソール4点)です。
 具体的な性能に関しては以下のようになります。
・滑走速度:バランス
・初速  :軽い
・切り返し:軽い
 まず第一印象はArtisanの零SOFTに近い使用感でした。表面の布目が肉眼でもはっきり分かるくらいに粗くざらつきもあるので、表面の摩擦だけでマウスをコントロールすることができます。かといってマウスの操作が重く感じることはなく、Artisanの零SOFTに似たような初速と切り返しの軽さを感じました。対してマウスに荷重をかけて沈み込ませるように操作すると、柔らかい中身が作用して強力なブレーキがかかります。特に点ソールを使用したときは沈み込みが顕著で、大判ソールよりも強いブレーキ感を感じました。
 いくつかのシナリオをプレイしたところ、特にスイッチング系のシナリオで大きくスコアが伸びました。初速と切り返しの軽さのおかげでスイッチングのスピードが向上し、尚且つ表面の適度なコントロール性能のおかげで高い命中率を維持することができました。この初速と切り返しの軽さとスピード&コントロールの絶妙なバランスがFalconの大きな強みだと思います。
 マウスパッドの性能に関しては正直文句の付け所がないくらいのクオリティの高さをしていると思いますが、強いて欠点を上げるとすれば使用感に好き嫌いが分かれるという点だと思います。前述の通り表面がザラザラしているのでアームカバーとの相性が悪かったり、表面の質感を苦手に感じる方が少なからずいるかと思います。また点ソールを使用したときに顕著だったのがマウスパッドとマウス底面が擦れる音が大きいという点です。具体的にはイヤホンをして音楽を聴きながらゲームをしている状態でも、布が擦れるような音がはっきりと聞こえてくるくらいのボリュームをしています。人によっては不快感を感じるポイントなのではと思います。


まとめ

 本稿ではWaizowlのFalcon 隼マウスパッドをレビューしました。
 Artisan零SOFTに近い使用感でスピードとコントロールのバランスを高いレベルで実現しているマウスパッドでした。特に初速と切り返しの軽さが良く、スイッチング系シナリオにおいてハイスコアを連発することができました。性能にケチをつけるところがなく、難があるとすれば操作の快適性くらいなもので、4,000円台のマウスパッドとは思えないほどのクオリティの高さだと思います。個人的には同じサイズでArtisanの零を買おうと考えているなら、このFalconも是非選択肢に入れて頂きたいです。そう思えるようなマウスパッドでした。
 今回の記事を見てFalconが気になった方は、是非KIBUさんでお買い求めください。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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