8. 女性の幸せを招く手相入門 [応用編・教育と受験]

8-1  いかに子供の可能性を伸ばすか

女性にとって、自分の分身である我が子の運勢ほど重大な関心事はほかにないでしょう。 子供の可能性は無限であると言えますが、折角の可能性の芽もそれを伸ばす環境や条件によって大きく左右されます。親としては、できるだけ早い時期からこの点に留意して、自分たちが可能な限りの環境や条件作りを心掛けることが、子供の将来に対する責任であります。  しかし、このためには親が子供の好みや適性などの見極めをつけ、子供自身が自分の道を見つけられるように、大人としての経験や知識で、子供があまり遠回りしないで済むように、アドバイスしたり助力してあげなければなりません。そして手相はこの面で大変役に立ちます。  勿論、子供の手相は未完成なものですし、特に運命線、太陽線、水星線の運命三線は変化していくものです。従って、あまり早期からこうと決めつけることは避けるべきですが、子供の得意・不得意や適性を早めに発見できれば、それなりに環境や条件づくりができますし、子供自身に興味とやる気を起こさせ、さらに自信をつけさせることにもなります。このことは、ピアノなどの習い事やスポーツは勿論、勉強についても言えることです。

8-2 英才教育

最近は、子供にピアノ教室や絵画教室など、いろいろな習い事をさせることが少なくありません。 幼い時期からこういうものを身につけさせることは、子供の将来にわたってその生活を豊かにし、幸せな日々を送るよすがにもなります。 しかしながら、趣味や才能を天職まで伸ばし、そこに人生の道を求めるためには、単に努力だけではなく天性のものが必要であり、遺伝的素質の有無も問う必要があるのです。

○芸能_・芸術的な手相

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一般的に複雑な掌線が多い。感情線が人差し指の下まで長く伸びて内向的であり、頭脳線は中指と薬指の中間で止まり短く感性が鋭い。 太陽線が生命線から伸びていれば、比較的若い時期に芸能・芸術面で才能を顕します。 特に金星帯を持つ子供には、幼い頃から英才教育をスタートすると大きな効果が得られます。

8-3  文科系の子、理科系の子

よく、国語や社会の好きな子供は文科系、算数や理科の好きな子供は理科系に向くと言われますが、実際にはもう少し踏み込んで考える必要があります。 読書好きな子供の場合、小学生の頃の国語や社会はそれほど勉強に努力しなくてもテストの成績は良いのが普通です。またこの時期に算数や理科が好きになるかどうかは、教師の人柄・熱意や指導の巧拙が大きく関わるものです。 従って、当然のことですが、小学生や中学生の時期には、親としてできるだけ勉強が片寄らず、各学科に万遍なく興味を持たせるように心掛けなければなりません。 高校生となればもはや本人の問題です。将来の道につながる大学入試を控えて、自身の適性を判断し、文科系に進むか理科系に進むかを決める時期となります。 ただしこれは、あくまで相対的なもので、大学での専門コースと実社会での仕事が全く無関係な結果になることも少なくありません。

○文科系の手相

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発達した運命線を持ち、感情線が人差し指の下までと長い。感性に富み、感覚的、知識欲や情緒性大。

○理科系の手相

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発達した運命線を持ち、頭脳線が薬指と小指の中間までと長い。理詰めで、頭脳的。研究心や探究心大。

8-4 登校を拒否する子

現在、社会問題化している不登校の原因は、子供自身の素質に由来するもの、学校や教師、クラスメイトに由来するもの、家庭環境に由来するものなど多様です。 しかし、家庭環境に関して言えば、両親の別居や離婚のような生別、病気や事故による死別の場合は勿論、たとえ夫婦間には格別問題が無いときでも、母親が子供に与える影響は非常に大きいものです。 従って、ここでは子供の不登校を招きやすい母親のタイプのいくつかを例示します。

○子供の教育に無関心な手相

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運命線は明瞭で自己中心的、その先端が中指と人差し指の中間に流れ、家庭をあまり顧みず子供にも関心を持たない。頭脳線は中指と薬指の中間までと短く知的好奇心に薄い。

○子供を放任しがちな手相

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運命線は明瞭で自己中心的であり、その先端が中指と薬指の中間に流れていて、外出好きで子供を放任しがち。感情線が中指の下までと短く感情的。

○派手好き、遊び好きな手相

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太陽線はあるが運命線は無い。内側に向いた野心線があるときは周囲の人に人気があって、ちやほやされる。

8-5 受験必勝術

受験地獄と言われる今日、教育と受験は切っても切れない状況にあります。中学、高校、大学の三段階の受験は言うまでもなく、いろんな資格取得のためにも、試験で合格点を取ることが子供達の人生にとって大きな課題となっています。  ここですべての試験に共通する、合格点を取るためのコツと手相との関係について触れておきます。

試験合格のための勉強方法には、次の五つのポイントがあります。  ① 受験校・受験科目を選んでおく。     ② 80点を目標とする。      ③ 基礎をみつちり身につける。    ④出題の傾向を把握する。   ⑤暗記力を育てる。

①まず、本人の適性や得意・不得意から、どの学校を受験するか、どの科目を選ぶかを決めなければなりません。子供の今までのテストの結果、受験先の資料の取り寄せ、担任の先生との相談などできる限り一緒に相談にのってあげましょう。適性については、三大掌線や運命線の勢いなどをかなり参考にすべきです。

②どんな試験でも80点を取れば、まず合格は間違いありません。100点満点を目指してはいけません。テストで80点を取ってきたときは大いにほめてあげましょう。つまり80点を100点と読み替え、60点を80点と読み替えるのです。例えば、テストで80点を目指す勉強に5時間必要であるとすれば、100点を取るには10時間の努力が必要なのです。わずか20点の上乗せのために倍の努力を要します。この努力は試験合格のためには無駄以外のなにものでもありません。 80点さえ取れば、あとの5時間は他へ振り向けるほうがより有効なのです。この考え方をすれば、本人は得意学科だけでなく、不得意な学科にも取り組む心と時間の余裕が持てるのです。

③次に、どんな科目でも、基礎をみつちりやることが必要です。教科書あるいは基礎的なテキストを、少なくとも三度は繰り返して学ぶべきです。このことは、枝葉末節にわたっていたずらに分厚い参考書などに正面から取り組んでしまい、焦ったりあがいたりする愚を避けるための、非常に大切なことであり、また容易なことなのです。

④出題傾向の把握は何よりも大切です。受験しようとする学校や資格の、過去5年間に実際に出題された問題を手に入れて、やはり三度ずつ繰り返してやってみましょう。 一回目は全ての出題を、二度目には初回に間違った問題のみを、三度目は初回と二度目に間違った問題のみをやればよいのです。三度目は初回の四分の一以下の問題数になりますので、楽に実行することができます。 こうして出題の傾向を把握すると同時に、自分の足りないところを参考書で補えばいいのです。

書店には参考書や問題集のたぐいは山とあります。しかし、あくまで合格を目標とする場合、これらには良書より悪書のほうが多いとすら言えるのです。例えば出題傾向と全く異なるものに取り組むことは、大きく遠回りすることになり時間のロスとなります。絶対に避けるべきです。 受験する本人にとって、どれが良書であるかは、出題傾向の把握によってのみ判断できるものなのです。このことは塾などの選定をするときにも同じです。

⑤最後は暗記力です。残念ながら筆記試験重視の今の試験制度では、この点を無視することはできません。数学で“さえ、解法を暗記していることが決め手なのです。 しかしながら、これまでに述べた四つのポイントをしっかり実践すれば、暗記すべき範囲はおのずとかなり限られます。

頭脳線が発達した子供達の知識の吸収力は素晴らしいものです。こうした子供達にとって試験に合格することは楽勝でしょう。 一般に掌線が多く複雑な場合は、暗記力の網も緻密です。また明瞭な太陽線に、野心線(努力線・向上線)があれば、どんな試験にも合格できる素質があります。あとは前述の五つのポイントを確実に実行しさえすれば良いのです。

○受験に強い手相

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頭脳線が薬指と小指の中間へと長く頭脳優秀、明瞭な運命線が自立を示します。野心線が努力と向上を表し、太陽線がこれらに幸運と輝きをもたらし、合格間違い無し。掌線の多さと複雑さは、暗記力の緻密な網を示します。



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