6. 女性の幸せを招く手相入門 [応用編・恋愛と結婚]

6-1 恋愛結婚か、見合結婚か

①情熱的な恋愛をするタイプ

手相が次の三つのいずれかの人は、情熱的な恋愛をするタイプです。

感情線が短く中指の下でとどまり、頭脳線が生命線と起点が一致している。

感情線が短く中指の下でとどまり、頭脳線は生命線の起点の上方から、離れてスタートしている。

頭脳線が長く中指と人差し指の中間へと伸びているが、頭脳線は生命線の起点の上方から、離れてスタートしている。

特に二番目のケースは、激しい愛を求め、かなり行動的です。異性の注目を浴びますが、一途に感情にかられたり、自己中心的になって自分を見失ったり、相手を見誤ることも少なくありません。ときには冷静になって周囲の人の意見にも耳を傾ける必要があります。

②見合い結婚で幸せを掴むタイプ

感情線の先端が下がってる(ただし頭脳線には届いていない)手相の人は、お見合いで幸せを掴むタイプです。静かな愛を得ます。 さらに、頭脳線が生命線の途中からスタートしている場合は、非常に消極的な性格なので目立たない存在になりがちです。内気で、優柔不断、依頼心も強いので、よほど相手が積極的でないと結婚までこぎつけられません。 こういう女性はお見合い結婚が良いでしょう。お見合い結婚でも、多くのカップルが夫婦の愛情を育んでいます。

③親しさや友情から恋愛へ移行するタイプ

感情線と頭脳線の組み合わせが前記の①の三つのタイプと②のタイプ以外の場合の人で、最も多いタイプです。 学生時代または職場の友人知人や家庭環境の中の異性との触れ合いの中で、伴侶にめぐり逢います。ときには恋愛の形をとり、ときにはお見合いの形をとることがありますが、知り合ってからの交際の間に徐々に愛情を育み、恋愛へと移行します。ほのぼのとした愛でしょう。 単調な日常生活の中でも、趣味やスポーツなどを通じて異性との交際の機会を増やすことをお勧めします。 ちょっとしたチャンスが異性の心を捉えるきっかけになります。異性と会う機会が多いほど見る目が養われ、幸せな結婚へとつながる可能性が大きくなるのです。

④恋の駆け引きを楽しむタイプ

感情線と頭脳線が一体となって掌を一文字に横断する、いわゆるマスカケと言われる手相があります。 男性は恋の駆け引きを楽しみ、異性関係が派手になりやすいタイプです。 しかし女性の場合はどちらかというと、恋より仕事を選ぶといった堅実なタイプです。

6-2 手相で素晴らしい伴侶を選ぶ方法

よく「似た者夫婦」と言われますが、手相から観た場合でも、感情線と頭脳線の組み合わせが似たもの同志であることが望ましいのです。特に男性の左手と女性の右手、または男性の右手と女性の左手を感情線の起点で突き合わせ、左右対称に近い場合が最も相性が良いとされます。 男性を伴侶として選ぶ場合は、まず感情線と頭脳線の組み合わせからこの相性を観た上で、さらに彼の運命線、太陽線、水星線を観ると良いでしょう。これらの線はその人の運勢を示すものですし、女性の一生はまだまだ男性の運勢によって大きく左右されるからです。

伴侶としての信頼性と生活力は?

①信頼できるタイプ

 運命線はその人の誠実さのバロメータです。明瞭な運命線の持ち主は夫としても誠実です。

②信頼できないタイプ

運命線が不鮮明だったり、全くないような場合は、その男性は伴侶としての誠実さに欠けます。 ただし女性で運命線のない手相は、むしろ女性としての幸せをスムーズに得やすいとされます。

③生活力のあるタイプ

明瞭な運命線と太陽線は生活力を示します。運命線と太陽線がともに明瞭な場合は、成功と名声が約束されています。女性の場合は、いわゆる玉の輿に乗ることがあります。

④生活力のないタイプ

運命線や太陽線が不鮮明だったり、いずれもない場合は生活力が欠けたり、乏しかったりします。この場合には、妻が家計を担うようなことになるでしょう。

6-4  いつ結婚できるか?

①結婚の時期

通常、結婚の時期は、運命線に月丘から合流する支線(イ)や(ロ)の合流点の位置によって観ます。ただし、これだけでは十分でない場合は、併せて結婚線についても観る必要があります。 運命線の流年法は、感情線との交点Aを55歳、頭脳線との交点Bを40歳、AとBとほぼ等間隔の点Cを25歳とします。従って、運命線への支線(イ)の場合は23ないし24歳頃の結婚、支線(ロ)の場合は29歳ないし30歳頃の結婚を示します。また結婚線は水星丘のほぼ中央Dを、女性の場合は25歳、男性の場合は30歳と見ます。 人によっては手相の時期より遅れることがありますが、これは何らかの障害があるためで、その障害を除くか克服しなければなりません。 合流する支線や結婚線が複数あるときは、そのうちの最も明瞭な線によって判断します。 なお、結婚線が出ていても運命線への月丘からの支線が見られない場合は、まだ結婚が具体的に意識されていない恋愛です。

②晩婚のタイプ

結婚線が水星丘の中央より上の方にあったり、上向きに流れたりしている場合は晩婚です。

③早婚のタイプ

結婚線が感情線に近かったり、下向きに流れたりしている場合は早婚です。

④恋人出現、結婚近し

結婚線の付近に小さな赤い点(スポット)や星印(スター)などの吉兆が現れ、結婚線も明瞭になり、太陽線までも出てきたときは、本命の恋人の出現や結婚の間近いことを示します。

6-5 様々な恋愛

○幸せな恋愛結婚

運命線へ月丘から伸びている支線は、結婚を具体的に意識した恋愛の相です。合流点が結婚の時期。 また、小指の幅の半分位の長さの結婚線が出ている場合も同じです。

○障害を乗り越えての結婚

運命線へ月丘から伸びる支線上に障害線がある場合、支線が運命線に達しないときは結婚を阻まれ、達していれば障害を乗り越えての結婚できます。 結婚線に障害線がある場合も同じです。

○プラトニック・ラブ

運命線へ月丘から伸びる支線が、運命線に届かずに消えているのは、恋が相手に通じずに、片想い、プラトニックラブで終わります。結婚線に障害線も。

○失恋

運命線へ月丘から伸びる支線が、運命線を横断しているのは肉体関係を持ったものの、結婚には至らず失恋に終わります。 結婚線に障害線も。

○障害があって結婚できない

運命線への月丘からの支線の合流点に障害線がある。 障害の原因を解決、除去しなければ結婚に至りません。 結婚線に障害線も。

○ただいま恋愛中

小指の幅の半分位の長さの結婚線がはっきり出ていて、併せて明瞭な太陽線がある。野心線があればなお良い。 運命線への支線の合流がないので、結婚はまだ具体的に意識されていません。

○ボーイフレンドが多い

小指の幅の半分位の長さの結婚線が上の方にあり、その下に数本の短いのがある。併せて、太陽線と、内側に向いた野心線を持っ。結婚に至るまで男性遍歴を重ねるタイプです。

○男性に弄ばれやすい

上の方に数本の短い結婚線があり、その下に小指の幅の半分位の長さの結婚線がある。太陽線も鮮明。娼婦の性格、結婚後も浮気を重ね易いタイプです。

○未婚の母

結婚線に障害線があり、子供線が二、三本ある。また感情線が短く、頭脳線も生命線から離れてスタート、

○片想いになりがち

結婚線は長く、下向き。感情線も長く下に向き、頭脳線は短い。

○恋より仕事に生きる

感情線に近く、先端の下がった結婚線、頭脳線は生命線から離れてスタートしている。  勝ち気で男勝り、晩婚です。真っ直ぐな運命線が自立を、水星線がそれを支える金銭的な裏付けを示します。

女性の場合のいわゆるマスカケも恋より仕事を選ぶ相とされます。

○行かず後家

結婚線が下向きの弧を描き、感情線は短く、頭脳線は生命から離れてスタートしている。勝ち気で男勝りです。

○お金持ちと結婚する

結婚線が水星線と交差する。玉の輿線とも言われる。

○有名人と結婚する

結婚線が太陽線と交差する。

○今すぐには結婚できない

網目状の結婚線。今すぐには結婚が実現しません。結婚が具体的になるにつれて縦の線は消えていきます。

○結婚線が薄かったり不明瞭な場合

まだ恋愛や結婚の時期ではありません。ただし、運命線に月丘からの明瞭な支線が合流していれば、流年法によって、その合流点の位置から結婚の時期が読み取れます。

○異常な性欲

手首の近くで上向きの弧状の線が生命線を横断している。変態線と呼ばれ、異常で加虐的な性欲の持ち主です。 女性の場合は、本能のおもむくままにセックスを貪るタイプです。

○異性を求めてやまない

月丘上の下向きのカーブである(不)健康線とは異なり、月丘上の上向きのカーブまたは真っ直ぐな線。男女とも性欲が強く、次々と異性を求めてやみません。

6-6 様々な結婚生活

○結婚によって幸せになる

月丘からの支線が運命線に合流する点から下に、X印(クロス)や島(シマ)がある。一時的な障害やトラブルがあるものの、努力して克服し、幸せな結婚にゴールインします。

月丘からの支線の運命線への合流点の下に断線(キレメ)があると、かなり重大な障害やトラブルがありますが、結婚によって運勢が好転します。

○結婚後に一時的苦労がある

月丘からの支線の運命線への合流点の上に、X印(クロス)や島(シマ)がある。結婚後に一時的障害やトラブルが生じますが、二人の努力によって大きな支障とはなりません。

○結婚生活の破綻、生別・死別

月丘からの支線の運命線への合流点の上に、断線(キレメ)がある。結婚後に重大な障害やトラブルが生じて、不幸な結末になります。生別や死別を意味します。

○配偶者などからの援助がある

運命線が月丘から伸びている。世間や他人(配偶者を含む)からの援助があります。女性の場合は、夫やその身内などのお陰で、安定した生活が得られて、幸せに暮らします。

○実家などからの援助がある

運命線が金星丘から伸びている。実家や肉親から援助や助力があります。女性の場合は、特に親の援助があります。

○家庭円満・良妻賢母

感情線が中指と人差し指の中間へ下向きに伸び、穏和な性格。頭脳線が薬指の下までの良妻賢母型。しかも生命線と起点が一致する家庭的な性格。その先端が二股に分かれ頭脳も明晰なタイプ。  この手相の持ち主は、穏和で控えめ、自分は一歩下がって人を立て、子供に尽くし、家庭を守り、良い子にも恵まれて教育にも熱心です。また人当たりも長く、身内や近所とのお付き合いも上手にこなします。

○仕事と家庭を両立できる

感情線の先端が二股に分かれ、感情表現がうまい。特に女性の場合は、仕事と家庭を上手に両立させます。

○夫を尻に敷く

女性のマスカケ(頭脳線と感情線が一体になって掌を一文字に横断している)は恋愛よりも仕事を選ぶタイプですが、いったん結婚したあかつきにはカカあ天下になりやすい。

○セックスを上手に楽しむ

感情線と頭脳線がそれぞれ二重であり、金星丘が発達して生命線が大きく張り出している。セックスの感度が良く、熱心に工夫する。バイタリティがあって、夫婦とも充分な満足が得られます。

○愛人を持っ

二重の結婚線を持っ。同時に二人の異性を愛し、二号や愛人を持ったり、職場で道ならぬ恋に狂ったりします。

○三角関係による家庭不和

結婚線の先端が二股に分かれる。自分自身や配偶者の浮気などによって、三角関係を生じ、家庭の不和を招きます。

○結婚生活の破綻・別居

結婚線の先端が三つに分かれる。自分自身や配偶者の愛情が他の異性に移ってしまい、結婚生活は破綻し、別居の事態に至ります。

○姑とうまくいく

感情線が長く、先端が下がっていて、穏和。頭脳線が先端で二股に分かれ、頭が良い。太陽線があるので人にも好かれ、劣等感線によって、気配りを怠りません。

○姑とうまくやれない

感情線が中指の下までと短く、短気。頭脳線も中指と薬指の中間までと短くて本能的であり、その先端が生命線から離れてスタート。しかも、運命線が生命線の途中から伸びている自立指向。気が強くて姑との仲もうまくいきません。

6-7 離婚・再婚

○愛情が醒めて離婚へ

結婚線の先端が多岐に分かれる。配偶者に対する愛が醒め、結婚生活が破局をむかえての離婚を招きます。

○障害や外的な要因による離婚

結婚線に切れ目がある。事故や破産など、夫婦の愛情問題以外のむしろ突発的な原因によって、結婚生活が破綻して離婚を招きます。

○性格の不一致による離婚

結婚線がX印(クロス)や島(シマ)によって遮られている。

○離婚して幸せになる

感情線は上向き、頭脳線は生命線から離れてスタートし、しかも運命線が生命線の途中から伸びていて勝ち気で男勝りの性格。結婚線が下向きに伸びて感情線に接する。気が強く、自立指向大で離婚がプラスに働きます。

感情線は人差し指の下までと長く下向き。内向的で耐える愛のタイプです。頭脳線は生命線と起点が一致し、常識的な家庭人。運命線は真っすぐに伸び、結婚線は下向きであるが感情線には届いていない。 こうした手相の人は本来穏和で家庭的なので、離婚を思い止まって努力すれば、なんとか夫婦の愛情を回復することができます。

○再婚する

運命線上に食い違いがある。この食い違いは再婚や転職を示しますがその時期は運命線の流年法によって判断します。 結婚線に食い違いが現れる場合もあります。

○再婚によって幸せになる

結婚線が二本あり、下の結婚線にはX印(クロス)や島(シマ)があるが、上の結婚線は明瞭なもの。


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