006-プロジェクトのきっかけと目的03
地域木材をつかってオーベルジュを建てようと思いましたが、非日常の贅沢提供に疑問が生じました。
まずはじめに、設計事務所の特徴を活かして、地域材をつかって建物を設計し、自社で建物を建てることを考えました。そして、地産地消のいえづくりを体験してもらい、地域に地域材でいえをたてる。というリアリティを感じてもらいたかったからです。
そして、木材だけではなく、里山食材を活かした料理も体験してもらうために、オーベルジュを建てるのが良いのではないかと考えました。オーベルジュで里山食材の料理を提供することで、里山資源の価値を体験してもらい、里山資源の需要をうみだす。という流れでした。
しかし、知人の料理家豊田健さんと話をしているうちに、オーベルジュという非日常の体験から、日常的な里山のくらしを提供することのギャップに疑問が生じはじめました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?