"あなた、ご自分のことばかりですのね"/バグった感情のエラーログ
前に進む推しと過去に囚われたオタクの独り言。
初めに
見てきました劇場版迷子後編。
そしてこれはもはや後編の感想ではなくただのオタクの戯言です。
脈絡も整然性も無いです。
なんなら劇場版本編の話も半分位関係無いです。あしからず
本題
開幕5秒で訪れた死
とりあえず後編の開幕ね。アレなんですか???
前編でこれでもかってぐらいカットしておいて後半のド頭にねじ込んでくるんですね。もう。ダメでしょ。
なんで3話を……いやこれは何となく自分の中で納得はいっていて、前編でのMyGO!!!!!版春日影の演奏がそよ(と祥子)にとってどれだけのものを踏み躙ったのかを端的に説明するのに3話(+9話)のダイジェストとCRYCHICの春日影の演奏シーン流すのが一番火力高いんですよ。暖かくて、優しくて、そんな日々の思い出がこもった大切な1曲を。
それをなんか知らんメンバーのいるバンドで演奏して、祥ちゃん泣いてた。ついでにオタクも泣いてた。
火力高すぎてしんどい。完全に不意打ちで。苦しい。助けて。もうなんか、そっとしておいてくれ。過去に囚われた弱いオタクのことを。
フルスクリーンで動く光祥子と劇場音響の春日影。CRYCHICに囚われたオタクに不意打ちの供給で本当に心臓止まった。流石に止まったは盛ってるけど明らかに心拍おかしかった。持病チラつくからやめて欲しい。
前編でCRYCHIC関連のシーンカットされまくって(ああそういう感じね劇場版は純粋に迷子の5人に焦点当てていくのね~)とある意味諦めというか納得してたところにこれですよ。心の準備なんて出来てるわけないでしょうが。
いやでも9話が後編パートに含まれるってことはちょっと冷静になれば既定路線だってのは分かったのかもしれない。いや分かるか。誰が予想できんだよここに来て春日影やるなんてよォ!!!!!
椎名立希、良い女。
正直CRYCHICパートに記憶持ってかれてその先の記憶がだいぶ曖昧なんですが。なんかこう、だいぶ胃がキリキリしたのは覚えてる。
9話部分後半辺りからの、そよをどうするかみたいな方向に物語が進んだ事でCRYCHICが話の焦点から外れたあたりでやっと少しづつ呼吸が楽になってきた記憶。
んでね、これは前編から思ってたんですけど
椎名立希、マ~~~~~ジで顔がいい。
バンドがバラバラになった後にベッドで曇るシーン(これは多分追加カット?)、そよを出待ちして睨みつけるシーン、12話のライブ前に愛音の家で寝てるシーン。ぜ~~~~んぶ顔が強い。最高。
自分、氷川のオタクでもあるので紗夜と似たような境遇の椎名立希が結構キていて、前編から引き続き結構立希にフォーカスして見ていたりしました。
んで今回劇場版ということで色々と圧縮されているのを一通りみて改めて思ったのは椎名立希やっぱコイツめちゃくちゃ真面目ですね。というとこ。
アイツ自分が強く当たってしまった相手にはあとから必ず謝ってるんですよね。
珍しく燈に強く当たってしまったシーンとか、終始キツく接してた愛音とか、胸ぐら掴みかかったそよとか楽奈に関しては立希側にも非があるようなシーンがそもそもないのでノーカンとして。嘘をつけないタイプというか、そよが愛音と楽奈のことをいらないと言っていた。なんて本人に伝える必要は無いし、その場をそれっぽく誤魔化すことは不可能ではなかったはずで、それでも愛音にそのことを伝えたのは立希なりの誠意だったのかもしれんなぁと思うなど。
後編ってやっぱりそよがいなくなるところから始まるので愛音と立希がコンビでよく動いていて、ここ二人ってどっちも人に見えないところで頑張りたいタイプで、泥臭い失敗の過程を見せたくない、表向きに出した結果だけで評価してほしいみたいなところがあって、そこら辺の相性は悪くないんですよね。
単に精神的な余裕がなくてそよに言われたことそのまんま言っちゃっただけという可能性もまあある。というかどっちもでしょうな。
立希絡みで行くとタイムカード切るシーンも追加されてましたね。裏側あんな感じなんだ~と新鮮な気持ちに。
RiNGでバイトしてるのに燈が一人でステージに立ってるのを知らなかった立希についての補足と、凛々子さんの想いみたいな部分の掘り下げも兼ねたシーンなのかな。他のスタッフもあとから確認して燈の大量の予約に気付いたっぽい感じだったのであの辺りは凛々子さんが割とワンマンみたいな感じで管理してるのかもしれん。
本編の〆
13話の前半部分、燈と愛音の良い感じのシーンでバックに流れ始めるギターのイントロ、一生に向き合い手を取り合う二人のシーンから暗転しそのままスタッフロールへ。
『歩拾道』完全初見でしたがこれめちゃくちゃエンディングだ~~~~~って感じの曲調で感服。アガりはしないけど清涼感があってじんわり染み渡る感じがMyGO!!!!!らしいなぁと。
時間軸的には夏頃ってのもあり、スポーツドリンクのCMみたいな曲だなって思いました。
こっから下は完全にただの気が狂ったテンションの世迷言なので飛ばしていいです。世迷言ってなんか曲名みたいですね。
自分の中でスイッチ切り替えてちゃんと迷子として迷子を見に来てるのに唐突なCRYCHICでぶん殴ってくるのは本ッ当に勘弁して欲しい。抑えられない、狂った自分を。
迷子を楽しいと思えば思うほど自分の中のCRYCHICのオタクが顔を出してきて、純粋に迷子を楽しむ自分を責めるんです。
なんかこう書いてて思ったのはめちゃくちゃ立希が燈にそよか愛音達か選ばせようとしたあのシーンみたいだな。
そよがいいの!?こいつらがいいの!?どっち!?
自分でも分かってるんですよ。CRYCHICに囚われ続けて迷子を完全に受け入れきれていないのが間違っているなんてことぐらい。
でも怖いんです。迷子でも前に進むMyGO!!!!!という正史を受け入れることで、自分が魅せられたあの日々が本当の意味で過去のものになってしまうことが。
電車は必ず次の駅へ、ではオタクは?
んでもってこれが一番ややこしい事なんですけど。何が1番タチ悪いって自分の中で事前にちゃんと切り替えできてたらちゃんとガッツリ楽しめちゃうんですよね。ムジカのライブとか2ndから全部行ってもめちゃくちゃ楽しいし(1st?知らんな……)。 今回のFILM LIVEパートも身体が暴れ出すのを抑えるので必死だったぐらいにはノリノリで見てた。
だから余計に怖いんですがね!!!!!
表面上だけでも拒絶するポーズを取っておかないと飲まれてしまいそうで。まあこれはくしゃみとかに類する所謂防衛反応みたいなもんです。全てが同じ線の上に共存しえないだけで、並列に考えたら結局全部好きなんですよ。そうやって生きてきた超絶雑食地雷無し無敵オタクなので。
ただなんか、このレベルのコンテンツに対するクソデカ感情は人生初なので、たまにバグります。嘘、割とよくバグる。今回がそれ。
今後どうなるかはわかりませんが、悪いことではないのはまあ違いないと思うので、これからもこの気持ちに振り回されていきたいと思います。
以上