見出し画像

【シティリーグS3 4-1 10位】パオジアンパルキアはいいぞ。【全文無料】


【挨拶】

はじめまして!ヒバりです。
シティリーグ負け越し卓常連だった私が今回パオジアンパルキアを使ってトナメ進出ならずも4勝1敗という好成績を残すことができたので、パオジアンを握ることにした経緯やデッキの回し方など備忘録としてnoteに書き記すことにしました。
初めての執筆となるため、至らない点が多くあるかと思いますが目を瞑っていただけたら幸いです。
それではよろしくお願いいたします。

【自己紹介】

はじめましての方も多いと思うので簡単に自己紹介させていただきます。
伝説の鼓動からポケカを集めはじめ、スペースジャグラーから対戦を始めましたヒバりと申します。ヒバりのりが平仮名なのは一応理由がありますが下らない理由なのでここでは割愛します。
一昨年からジムバトルやシティリーグはちょくちょく出てましたが、エンジョイ勢だったためあまり勝ちにはこだわらず楽しむことをモットーにポケカをしてきました。
2024年シーズンになってからせっかくやるなら勝ちたいなという思いが強くなり、各種大会の上位入賞デッキを参考にしてデッキを構築し、シティリーグに臨むようになりました。

【シティリーグS3(2月上旬時点)での環境分析】

とはいえ、ポケカは勝ちたいなと思うだけで勝てる甘いゲームではありません。
シティリーグS1、S2は使用したデッキのパワーは高いなと感じたものの負け越しと結果が振るいませんでした。
S1:2-3 テツノブジンサンダースVMAX
S2:2-3 ばつぐんロスト
結果が振るわなかった原因として環境の分析が足りないと判断し、環境の分析を行った上でシティリーグS3に臨むこととしました。

シティリーグS3に臨む前に考えた個人的なポケカ(スタン)のTierランクは以下の通りです。
Tier1:悪リザードン
Tier2:パオジアン、アルギライサハ、古代ビート、トドロクツキ
Tier3:ルギア、サーナイト、LO各種、ロストバレット、サーフゴー
Tier4:ミライドン、アルセウス+α、ロストギラティナ、タケルライコ、その他

やはり悪リザードンが猛威を振るっている印象。再現性の高いピジョット型はもちろん、ここにきてビーダル型も増えてきて対策が一筋縄じゃいかない点が非常に厄介。
悪リザに比較的立ち向かえるパオジアン、アルギライサハ、トドロクツキをTier2にランクイン。古代ビートは悪リザードンがピジョット型のみであればTier1.5にしても良かった。なんせパオジアンとアルギライサハに有利だと思っているので。
Tier3以下はTier2↑に比べてマッチする可能性は低いと感じたのでざっくりと位置付けました。タケルライコもう少しやれるかなと思ったけど毎ターン高火力を出すのがスナノケガワex頼りになるのが不安な印象です。

【デッキ選択の経緯】

以上を踏まえると悪リザードンを使うのが良いように見えますが、圧倒的なシェアを誇るが故にテツノイサハやチラチーノによる奇襲などといった対策もかなりされるだろうと予測し、思い入れのあるポケモンが多い古代ビートを使おうと考えていました。

しかし、古代ビートには以下のような問題点がありました。
・悪リザードンを1パンできるようになるまで入念なトラッシュ管理が必要
・オーリム博士の気迫をそう簡単に毎ターン使えるわけではない
・アルセウス+α対面が厳しく、チヲハウハネを採用して有利をとろうとすると悪リザードンに不利になる
新しいデッキタイプなため、練度を上げるのに相当な練習が必要

以上のことから、シティリーグ2~3日前に古代ビートを使うことを諦め、古代ビートが流行るならパオジアンは数を減らすと予測し、その結果月光手裏剣への警戒が薄まり、自分自身の対戦プランを通しやすくなるんじゃないかという予想という名の希望的観測に基づき、去年から使っていて馴染みのあるパオジアンを使うことに決めました。

現環境におけるパオジアンについて

ここで、現環境におけるパオジアンデッキの強みと弱みをざっくり整理します。

強み
・先行2ターン目から青天井火力を叩き出して相手のポケモンを倒すことができる
・カイ、暗号マニア、ポケストップなどによる再現性の高さ
・非エクに対してもキャンセルコロン月光手裏剣やごっつあんプリファイにより対応可能

弱み
・ナンジャモ、ツツジなどの手札干渉に弱い
・盤面をじゅうぶんに作れなかった場合、セグレイブを狙われて動きが止まってしまう
・古代ビートのような耐久のある非エクデッキにめっぽう弱い

ざっくりこんな感じでしょうか。
強みの方は去年から知られてることと思いますので、弱みについて少し掘り下げます。
まず、手札干渉についてはビーダルを採用すればある程度対応できますが、山札の圧縮が前提になるので、パオジアンの特性や大地の器を上手く使って圧縮を心がけたいところです。
盤面の形成についてはボール各種となかよしポフィンを最大限採用することで先行でもセビエ×2、ビッパ×1の盤面を作ることができるようにしました。これでだめなら下振れ、もうしょうがないという気持ちで。
対古代ビートに対してはパルキアを採用して先に殴れるようにする、カイオーガでエネのついたトドロクツキを倒す、終盤にナンジャモを使い相手の動きが止まることを祈るなど工夫次第で何とかなるかと思いますが、それでも不利対面だと思うので当たったら不運だなという気持ちでいました。悪リザードンでさえ全てのデッキに有利をとれるわけじゃないし仕方ない。

パオジアンパルキア デッキレシピ

以上を踏まえて(シティ上位入賞者のレシピを参考に)作成したパオジアンパルキアのデッキレシピはこちら。

暗号マニアは5枚目のカイ(迫真)

よくあるパオジアンのデッキにパルキアを採用した形となっております。
パルキアの優れている点を以下にまとめます。
セグレイブを用意できなかった場合でもVSTARパワーを使えばキャンセルコロン月光手裏剣を決めることができる
・序盤のリザードンをはじめ相手の攻撃を一発は受け切れる高耐久
・進化前のVポケモンであればワンパンできる火力

特に1つ目の優れている点が大きく、安定度を大きく上げることができると考えパルキアラインを1枚ずつ採用。仮にこの2枚を他のカードにしろと言われてもすぐには思いつかないのでこれで正解だったのかなと思います。
後は大地の器を2枚採用しているところが少し珍しいでしょうか。大地の器は水エネを抜き出すだけでなく、その先のかくしふだやきょくていおんに繋がり、対戦を有利に進めることができると考えているので2枚採用。せっかく盤面を作れても手札が枯れたりエネを貼れないと意味がないので。
テツノカイナexについては今回は不採用としました。入れ替え札を入れるスペースがない上にカイオーガの価値が高まっていることから逃げエネが重いポケモンをこれ以上採用したくなかったので…。

【パオジアンパルキアデッキの回し方】

ここではパオジアンパルキアデッキの回し方について簡潔に書きたいと思います。
あまり詳しく書きすぎると要点がまとまらず読みづらくなると思いますので目標とする盤面をメインにサポートやグッズの使い方をさらっと書いていけたらと思います。

1ターン目
先行後攻に関わらず、目標とする盤面は
セビエ、セビエ、ビッパ、かがやくゲッコウガです。
特に後攻の場合、セビエを複数体並べないと相手にセビエを狙われるとそれだけでテンポを取られてそのままズルズル負ける可能性が高いので意識して立ち回りたいところです。余裕があればパルキア、相手によってはマナフィを展開していきましょう。1ターン目ではパオジアンを出す必要はないです。
セビエを複数並べられない場合でもパルキアを用意できればリカバリーはできますが、その場合は大地の器やかくしふだを駆使して水エネルギーをトラッシュに送ることを意識したいです。
対ロストギラティナ、ロストバレット、アルセウス+αの場合は他のデッキより手札干渉を受けやすいのでビッパを2体並べられると試合運びが楽になるかもしれません。

2ターン目
2ターン目終了までに目標とする盤面は、
パオジアンorパルキア、セグレイブ、セビエ、ビーダル、かがやくゲッコウガです。残りの1枠は相手のデッキを見てマナフィかビッパを置けると良いのかなと思います。
セグレイブについては、2体同時に並べず、セグレイブ、セビエを1体ずつ並べることを意識しましょう。あまり見かけなくなりましたがデヴォリューションでセグレイブがまとめて退化してしまうと、ふしぎなアメの採用枚数の関係上ジリ便になる可能性が極めて高いです。返しのターンでセグレイブを倒されてもカイや暗号マニアを使ってセビエをセグレイブに進化させることでセグレイブを再度用意できる盤面を整えましょう。
それ故に、サポートを使わずにセグレイブを用意できた場合、無理にカイや暗号マニアを使う必要はないと思います(キャンセルコロン月光手裏剣が通りそうな場合を除く)。返しのターンでナンジャモなど手札干渉を受ける可能性はありますがその場合はカウンターキャッチャーかプライムキャッチャーを使われない限りセグレイブが倒される可能性は低いので割り切って行動できると良いかと。
とはいえ、このターンではパオジアンかパルキアかゲッコウガで相手のポケモンを倒したいので目標とする盤面が完成していない場合はサポートを使って盤面を完成させましょう。パオジアンデッキは相手の妨害は考えずに自分自身のやりたいことを通した方が結果勝ちに繋がる場合が多いです。

3ターン目以降
ここからは2ターン目で完成させた盤面を維持しつつ、相手によって攻撃するポケモンを変えてサイドレースを有利に進めましょう。
こちらが先にサイドを取れてかつ盤面がしっかり維持できれば勝ちに繋がる可能性は高いです。
このターンからカイオーガを使って相手のベンチポケモンを倒すパターンも出てきます。なのでカイオーガで倒せるポケモンを頭に入れておくと試合を進めやすくなるかと思います。
ここ最近で良く見るポケモンだとネオラントV、イキリンコex、アーケオス、セグレイブなどが挙げられます。
また、ここからは相手目線でセグレイブを倒してこちらの動きが止まることを祈る展開が多くなるのですごいつりざおは大切に手札に抱えておきましょう。間違ってもハイパーボールのコストにしないように。

【シティリーグS3 対戦概要】

簡単ではありますがパオジアンパルキアデッキの回し方を理解したところで実際どのように戦ったかをシティリーグS3の結果とあわせて書いていきたいと思います。

1試合目 後〇 6-3 ころころルギア

じゃんけんに負けて後攻。幸先悪いなと少し落ち込みました。
後攻ながらナンジャモを使って相手の手札にあるアーケオスを山札に戻せたのがでかかった。1ターン目でセビエ、セビエ、ビッパ、かがやくゲッコウガ、パルキアを並べることに成功。
2ターン目で相手はアッセンブルスター及びルギアの進化ができなかったのでこちらはパルキアを進化、スターポータルでパルキア即起動しバトル場のルギアを倒して対戦を有利に進めることができました。
相手が途中ネオラントVを出してきたのでカイオーガで容赦なく刈り取れたのも良かったです。
チラチーノにパルキアとカイオーガを倒されるも最後はプライムキャッチャーでルギアVSTARを呼び出し、パオジアンで倒してサイドを取りきり勝利。

2試合目 先× 4-6 ピジョリザ

じゃんけんに勝てて先行。しかし2ターン目にセグレイブを用意することができずキャンセルコロン月光手裏剣できず。
相手が先にサイドを取る展開となるもカウンターキャッチャーを使ってピジョットexを倒すことに成功。ただし相手の引きが良く毎ターンボスの指令、カウンターキャッチャーを使われセグレイブを倒され続けジリ貧となり負け。
この試合は残り30秒まで決着が着かず、焦ってプレイングミスをしてしまったのが要反省。直前の相手のターン、スターアルケミーでボスの指令を手札に加えるもなぜかセグレイブが倒されずこの上ないチャンスでターンが回ってきたが、ベンチの悪リザードンexに月光手裏剣が通らないことを失念してしまいました。
とはいえセグレイブを取られてたらアメ切れにより負けていたので仕方ない。次は時間切れ間近でもドローしてから深呼吸して落ち着きたい。

3試合目 先〇 6-2 アルギライサハ

じゃんけんに勝てて先行。セビエを1体しか用意できずもアルセウス系統のデッキは後攻1ターン目に攻撃は殆どできないので命拾いした。
3ターン目まで毎ターンジャッジマンによる手札干渉を受け苦しむもそれ以上に相手の引きが良くなく、3ターン目までアルセウスが進化できない展開となりました。
こちらは3ターン目になんとかパルキアとセグレイブを用意することができたのでバトル場のアルセウスを倒し、そのまま有利に進めて勝利。

4試合目 後〇 6-5 ロストギラティナ

じゃんけんに負けて後攻。相手は2ターン目までにロストゾーンを7枚以上貯める良い展開に見えたが、ギラティナ、ウッウにたどり着けなかったのか3ターン目まで1度も攻撃されることがなかった。バトルVIPパスって偉かったんだなぁとしみじみ。
先にスターポータル発動による月光手裏剣でキュワワーを2体倒し、こちらが先にサイドを取る展開となったが、サイド4枚取ってからは2連ツツジを決められつつセグレイブとビーダルを立て続けに倒されてしまい相手のサイドが残り1枚の状況に。
手札2枚の絶望的な状況からターン開始のドローでスーパーエネルギー回収を引き当て、月光手裏剣でヤミラミとキュワワーを2体倒してサイドを取りきり勝利。
セグレイブを複数回倒される展開となったがその後すぐセグレイブを用意することができたので何とかなったという印象。セグレイブはヤミラミのロストマインを1回は耐えてくれるのでとても偉い。

5試合目 先〇 6-2 パオパルカイナ

じゃんけんに勝って先行。初戦で隣で対戦していた方が相手でデッキタイプは分かっていたので全力でじゃんけん勝ちにいきました。勝てて良かった。
相手がパルキアスタートでセビエを複数体並べることができず、こちらは2ターン目にセグレイブを用意できたのでカイオーガやゲッコウガでセビエを狙い撃ちしてました。スターポータル起動により反撃を喰らうも序盤に対戦を有利に進めていたことがあまりにも大きく、そのまま勝利。
パオジアン対面は手札干渉の心配があまりないので自分自身のやりたいことが通しやすいのが良いですね。

【シティリーグS3 総括】

定員64名なので予選は6回戦想定でしたが欠員が出たことにより60名スタート。度重なる階段崩れにより5回戦終了時点で全勝者1名となる展開に。
対戦相手が全員2勝以上していたのを確認したのでこれはトーナメントいけるかとウキウキしていたがオポ落ち。4勝1敗の方がオポ落ちによりトーナメントにいけないことがあるのは知っていたが自分自身そうなると悲しくなるも分かるなぁと思いました。
プレイングミスがあったのは2試合目のみであり、オポの観点でいうと2試合目を落としたのは痛かったですがそれ以外で目立ったミスはなく、よくやったんじゃないかなと思います。
次はトーナメント行ってまだ知らない景色と雰囲気の中ポケカを楽しみたいですね。

【最後に】

パオジアンパルキアデッキ、いかがだったでしょうか。
プレイスタイルは人それぞれなので万人には好まれないデッキだと思いますが、自分のやりたいことを通して勝つデッキが好きな方にはイチオシのデッキです。キャンセルコロン月光手裏剣、とても気持ちいいですよ。
この記事だけではパオジアンの魅力を伝えきれてないと思うので、気になった方は他の方のパオジアンの記事も見ることをおすすめします。
これからは各種大会で上位入賞を目指し、入賞できた暁にはより説得力のあるデッキをnoteで紹介できたらなと思います。そしてポケカを楽しむ心をいつまでも忘れずにいたいですね。
意見、感想などありましたら以下にXのアカウントを載せておきますのでDMいただけたら嬉しいです。飛んで喜びます。
@h1b4r1_pokemon

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?