見出し画像

プレミアゲームソフト紹介19

悪魔城ドラキュラXX

画像1



概要

PCエンジンで人気を博した『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』のリメイク移植作品。
リメイク移植といっても共通点は主人公リヒター・ベルモンド、アイテムクラッシュやステージ分岐システム、敵キャラクターのドット絵(新規はボス5体のみ)、BGM(本作での新曲もある)、ドラキュラ討伐という基本ストーリー、といったいわば素材の部分。ステージデザイン・構成などはほとんど別物であり、キャラクターイラストに山田章博氏を起用するなど、『血の輪廻』を素材に再作成されたオリジナル作品ともいえる。
開発は『血の輪廻』を担当した東京開発部ではなく、従来のドラキュラシリーズを開発してきた神戸開発部が担当している。

ちなみに『血の輪廻』は当時、宗教上の問題などで海外では発売できず、後の『悪魔城ドラキュラ Xクロニクル』が発売されるまでは、本作が海外における『血の輪廻』という扱いだった(実際、北米版のタイトルは『Castlevania Dracula X』である(*1))。
パッケージやキャラクターデザインも北米版においては『血の輪廻』のものが用いられている(欧州版については本作に準拠)。

本作はSFCアクションゲームの中では普通の出来だが、オリジナルである『血の輪廻』のPCエンジン・CD-ROMゲームならではの魅力的な部分が、SFCというハード性能の制約のため削除及び変更されており、微妙扱いもされている。しかし逆に本作にしかない演出や効果音の向上などもあり、一長一短である。


画像2


特徴

基本的なゲームシステムは『血の輪廻』と同様なので割愛。以下の点が異なる。

オリジナルで猛威を振るったマリアが使用不可に。
オープニングやエンディングなどは本作オリジナルのグラフィック絵とBGMが使われている。
『血の輪廻』のアニメ絵では海外に受け入れられないと判断されたためか、パッケージやデモ画像の絵にはプロのイラストレーターの山田章博氏を起用している。
…が、肝心の北米版のパッケージが『血の輪廻』と同じもので、説明書などにはアニメ絵も載せられていたりする(*2)。
本作ではアネットのデザインが紫髪から金髪に(ゲーム中のドット絵はラウラ(*3)の流用)、マリアがロングヘアーからショートカットに変更されている(イラストのみ服も変更)。なお『血の輪廻』の真のリメイク作品である『Xクロニクル』では、おおむね本作のデザインが採用されている。
クロスと時計のアイテムクラッシュは本作でしか見られないモーションになっている上に後者のアイテムクラッシュは効果までも変更(通常よりも長めに時を止める→一定時間バリアを貼る)されている。
鞭の先端付近をアーマーナイトに当てると何故かガードを貫通してしまう。本作のアーマーナイトの配置はこの仕様を踏まえた物になっている。
2人の女性の救出状況によってエンディングの内容が変化するマルチエンディングを採用。
救出の成否が後のステージに影響を与えることもあり、このシステムは『Xクロニクル』にも採用された

画像3


買取参考価格

¥6000円

引用元  「ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~」

お家にお宝はありましたか?(^^)