【ネタバレ】仮面ライダーBLACK SUNの感想

覚書程度の感想になりますが、よろしければ共感してもらえたら嬉しいです。
ちなみ当方82年生まれ倉田てつをBLACKど真ん中世代です。

以下感想メモ(時系列バラバラ)
いや、まぁデビルマンなんよ
・南光太郎と秋月信彦の関係性が不動明と飛鳥了を思わせるものに。

創世王かわいそう
・無理やり人体実験されるし、創世王に慣れた頃にちびっこ来たから可愛がって歓迎したら後に命狙われる→心臓引き摺り出される。

ルーさん、今野いい演技。
・ルーさんに演技力等いいんですよ。傲慢で我儘ボンボンの成れの果てとしての総理大臣にとても納得。ここには愛のない今野氏は圧巻の悪役演技。

ゴルゴム幹部の中間管理職感すごい
・原点ではシャドームーン登場までは圧倒的強者感あったのですが、今回は怪人と政府の板挟み感が…バロムさん胃に穴空いてそう。

イゴール(仮面ライダーゴースト)久しぶり
・葵ちゃん父上ですね。

クウガの蝶野みたいな外人きもい→いやニックってお前かよ
・クソ裏切り怪人希望外人って思ってたらコオロギなんて花形与えられてしかも過去編の外人の息子だったのかお前。

やっぱり信彦の話なんよねこれ
・正直光太郎が2人1役であるのに対して信彦は中村倫也氏が単独で演じられると分かった時点でそんな気はしていました。原点でもほぼほぼ内面を描写されることなかったし。もっと強者感以外にも政治的カリスマ感欲しかったという感想でした。

ニチアサの科学者の方が狂ってるってどうよ
・神崎士郎、戦極凌馬、檀黎斗、狩崎親子…子供番組であるニチアサライダーですらこんな頭おかしい科学者勢揃いですからね

ノーヘル運転のためだと思うんだけどバイクの合成どうにかならなかったもんか
・何故かバイク走行シーンだけ背景チープなんよなぁ

クジラひとりで孤立パターンかと思ったけどコウモリさんとノミさん居てよかったやん
・原点ではたった一人の裏切り者だったけど今回友達沢山で良かったね!ただわざわざ濱田岳氏を起用するのは贅沢だったな…

シュンスケ君の声が残念だけど若さゆえの愚かさと儚さを出す為に適役だったよ
・最初すげぇ耳障りだったごめん。顔いいし、声変わり終わり切ってから大成してもらいたい役者さんでしたね。あと白石監督作品毎度毎度遺体の色表現リアルすぎるんよ…

ビルゲニアだけフェイスオープンの理由が明かされないのざ腑に落ちない
・幼少期からの疑問で、どうしてビルゲニアだけ聖飢魔IIのメンバーみたいな外観なのでしょうか。顔だけが保護されない改造手術をされる理由って…

ロードセクターのルーフ…
・バトルホッパーはいい。何ならメットにBattle Hopperって書いてたし。ただロードセクターお前は駄目だ。ルーフ閉じないし銀一色だし光太郎乗らないし。
「超高速要塞」とかマクロスみたいな呼び名付けられてた君はもういない。

5話でようやくバッタ怪人から仮面ライダーになるのね。
ただそのおかげで変身シーンのバッタ怪人シークエンスが見やすい。
・これは予想外でした。まぁ変身しないし許さんしない。5話で今回のメインビジュアルの姿になる。なんなら全体の半分黒いバッタ怪人と白いバッタ怪人だったと思う。

大義が大きければ大きいほど異性関係で壊れる組織
・ゆかりって女が若者の性欲を弄んで「五流護六」を崩壊させた感じ。なんならこいつがいなければキングストーンも仲良く保管できたんじゃ?

創世王の家臣はビルゲニアだけなんだよなぁ
・勝手な妄信からかとにかくビルゲニアだけがきちんと創世王に敬意を払ってた。三神官まじ見習え。

東映の静かな怒りを感じる作品→深い愛情を感じる
・春先の倉田てつを氏の騒動で東映の逆鱗に触れた結果、今回西島秀俊氏という同年代でありながら比較にならない位ランク上の俳優を起用するあたり、金輪際二度と倉田てつを=南光太郎を表現するなという事…と解釈していたけど何なんだよ最終話のOP(後述)

太陽も月も速攻アシンメトリーなボディに
・ライダー体にやっと変身したね!ポーズも決まってたね!って思ったらいきなり肩部分剥ぎ取って剣にしだすとか…しかも後の変身も剥ぎ取られたままだし、今回の怪人割を回復能力弱いのかもしれん。

昔と変わらないビルゲニア嫌な奴→ガンバレの感覚→ビルゲニアさん呼び
・怨敵→誤解に気づく→改心というよくあるパターンではあるものの、そこはハイターゲットライダー。しっかり組織内で落ちぶれる様も描かれます。
序盤あんだけ嫌なことされてきた上に怪人にまでされた葵ちゃんですら「ビルゲニアさん」と呼んでしまうあの散り際は漢でしたな。償いきれないのは理解していながらケジメ取りに行く感じ良かったよ。

「ビルゲニアから逃げない」どころかめっちゃ花持たせるじゃんさ
・監督インタビュー等で度々発言はされてました。「うわ、本当に出すのかよ」「うっわwほんとに顔出しじゃんw」とか予告時点では思ってましたがほんとに終盤まで逃げずに向き合い続けたのですね。

ビルゲニア→剣聖じゃなくてサタンサーベル持ってる人
・何ならバイクにも乗ってないし、盾も所持してない。

簡単に折れるサタンサーベル
・あんな足で簡単に折れるの分かってたら…

X-MENにあったけど、今野は殺すんじゃなくて怪人にしてやれば良かったと思う
・差別主義者にとって最大の苦痛は自分が差別対象になる事だって師匠が言ってた。

名優尾美としのり氏を最後まで大人しくさせていた意味。
・やはりというか、流石に尾美としのり氏を起用していてあのまま何も無いとは思ってませんでしたわ。続編あるなら間違いなくキーになる人物ですね。

テレビでも無理、ニチアサでも無理、映画でも無理そんな贅沢な国産ヒーロー体験が出来た
・現時点でアマゾンズは未視聴ですが、最高のリブートなのでは無いでしょうか。新解釈をふんだんに盛り込みながらも原点オマージュを加えて、ファンへのサービスも忘れないという製作陣の心意気!

西島さん、てつをが手放した南光太郎をしっかりと受け止めてくれてありがとう
・正直、天下の西島秀俊氏でもあの倉田てつをBLACKの独特な暑苦しさに邪魔されずに南光太郎できるのかと心配でしたが、当然不要な心配でしたね。寡黙で孤独なヒーローでありながら内に秘めた暑さが端々から漏れ出てくる。納得の壮年南光太郎でした。

最終回OPは反則だと思います
・まさかハード路線の白石監督作品で「シン・仮面ライダー」の初予告みたいな事してくるとは思いませんでした。正直もう今後新しく制作される作品で「倉田てつを」の文字を目にする事は無いと思っていましたが、現時点で最高の形で見る事が出来ました。反省しろよ、てつを。
正直自動変形ベルトよりも変更されたデザインよりも序盤のバッタ怪人よりも最終話OPが1番のサプライズでした。

葵ちゃんは仮面ライダー入りしたのか
・さぁ、これも最終回サプライズでしたが葵ちゃん。南光太郎継承の変身ポーズとまさかの専用ドライバー。十中八九商品化はされるのでしょうが、「変身」、ベルト、ポーズとバイク以外の条件が揃ったカマキリ怪人は仮面ライダー入り出来るのでしょうか。

果たして不思議なことは起こるのか
・続編…光太郎も信彦も居ないし、いきなりクライシス帝国ってビルゲニア以上の難題を擁するRXなのですがあるのでしょうか。まぁ不思議なことが起こったの一言で光太郎は生き返るんですけどね。

エグいくらい救いが無いけど仮面ライダーてそもそもこんなもん
・そもそも原作時点でまあまあエグかったし、時事問題を絡めた警鐘を鳴らすってのは石ノ森イズムなので、今回の移民や差別への問題提起っていうのは非常に仮面ライダーらしくて良かったのではないかなと思います。

取り急ぎこんなもんで。

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