見出し画像

『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会UNIT LIVE! ~A・ZU・NA LAGOON~』感想レポート:フラスタ編

皆さんこんばんは。『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
UNIT LIVE! ~A・ZU・NA LAGOON~』
が終了しました。今回は個人名義でフラスタを出させていただいたので、その経緯も含めて感想を書いていきます。

サイズの小さい画像がかなりブレていたので、改めてお花の画像を掲載。あと、設定の都合で(サムネイルの方が)お隣のフラスタまで映ってしまっています。申し訳ない。

1.降板発表~フラスタ発案

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
UNIT LIVE!~A・ZU・NA LAGOON~』
は、優木せつ菜役の楠木ともりさんが「せつ菜としてステージに立つ」最後の舞台でした。発表があったのは去年の11月1日。

私は大江戸線で移動している最中にTwitter経由で情報を知り、急遽予定を変更して『ODAIBAゲーマーズ』(閉店後)に急行しました。

11月1日、『ODAIBAゲーマーズ』店頭看板。

お台場付近には他にも駆け付けた人がおり、今回の発表がどれだけ虹ヶ咲にとって大きいものかを実感。

その時に抱いた感覚を大切にして、「これから3月31日まで、私に出来ることは全てやろう」と決意。フラスタは出したことが無かったものの、当時から「出来ること」の一つに入っていました。

2.フラスタ考案~フラワーデザイナー選定

フラスタ自体は「送っていい」と公式が発表するまで出せない(仮予約を認めてくれる場もある)ので、とりあえずフラスタのデザインを考えるところから始めました。

具体的な案を纏め始めたのは12月の中旬。最初は『MELODY』の衣装フラスタにしようと思ったのですが、装飾品が用意できない(時間がかかりすぎる)のと予算が足りないので断念。お花単体で出すデザインに変更しました。

というわけで、「お花だけで美しい世界観を出してくれる方」を検索でサーチ。その時見つけたのが、『sakaseru』の宮崎恵美子さんでした。

正直、一目惚れ。「この人だ」と見た瞬間に分かるくらいで、必ずこの人に頼みたいと思いました。

その後はフォロワーさんにアドバイスを貰い、情報が出た翌日に公式HPを確認(フラスタ界隈の動きや公式HPをチェックしておいた方がいいと伝えられていました)。

すぐ『sakaseru』の方に入金し、無事に宮崎さんの予定を抑えることが出来ました。(早いもの勝ちなので、この辺りは本当に緊張した…)

3.お花の打ち合わせ①

『sakaseru』では、フラワーデザイナーさんとチャットで直接的なやり取りができ、具体的なイメージを伝えることが出来ます。

ファーストコンタクトで私が伝えたのは3点。

1点目は、フラワースタンドのデザインとそこに込めた意図。

今回のお花は『~A・ZU・NA LAGOON~』というタイトルを意識して、「水底に灯る炎」を表現するようお願いしました。

実際のお花は初めに掲載していますが、ラッピングによって水底を表し、その中に灯る炎を真っ赤なお花たちで表現してほしいと伝えています。(LAGOONなので、ラッピングはやや浅めの水色)

2点目は、意図をより汲み取ってもらえるような情報。

今回は表題曲である『BLUE』のジャケットと『DIVE!』のMV、そして『CHASE!』のスクスタ映像を見ていただいて、宮崎さんが「優木せつ菜の世界観」を表現しやすいように心掛けました。

今見ると、全曲ライブに使われていてバッチリなチョイスでしたね。『DIVE!』は水底が登場すること、『CHASE!』は炎を使った演出が使われているので選びました。

あとは楠木ともりさんの公式Twitterと、祝花のレギュレーションが確認できる公式HPのリンク。確かヒアリングシートの欄に「出演者さんの情報を送ってください」と書いてあった気がします。

3点目は、フラスタにかけられる予算。『sakaseru』は各フラワーデザイナーさんの設定している最低額からオーダーすることができ、追加入金も可能(減額は不可)なので、私は一旦最低額でオーダーを出しました。

ちなみに予算は5万円。あとでしっかり書きますが、それ以内には収まってます。

4.お花の打ち合わせ② 最終決定

その後は宮崎さんからラッピングの形、使用するお花、立て札について質問が来たので、順次返信。この時に「楠木ともりさんは今回で優木せつ菜役を降板する」とも伝えました。

その後も何度か打ち合わせを重ねることで、最終的なお花のイメージが決まりました。

1.ラッピングは現在の形(水色で全体を囲う)
2.お花のサイズは大きいものを使う(直径70cm以上)
3.使用するお花はカーネーションとアルストロメリアを指定、後はお任せ(最終的にはバラとガーベラが追加)
4.立て札は宮崎さんに作ってもらう

こんな感じです。

周りのフラスタは盛大なものになる(協賛フラスタ)と分かっていたので、お花のサイズは出来るだけ大きくしてもらいました。実際に現地で見たのですが、これは正解だったと思います。

使用するお花は、カーネーションとアルストロメリアを指定。まずカーネーションが決まり、「花言葉のガーベラか、好きな色のアルストロメリアか」で大分悩みました。

お花屋さん(街で聞いた)の「ガーベラは生産量の多いお花だから価格が安く、デザイナーさんも使いやすいと思う」という情報を信じ、2つ目はアルストロメリアに決定。

実際のお花を見るとアルストロメリアが中心に使われており、その側面を彩るようにガーベラが咲いていたので、良かったのかなと思います。

ちなみに赤いガーベラの花言葉は「限りない挑戦」「前向き」。これから虹ヶ咲を旅立つともりるにとって、これ以上ない花言葉だなと感じます。

立て札は一度作ってみたのですが、「余計なことをしない方がマシ」なものが出来てしまったので、宮崎さんにお願いしました。

追加入金をした後に立て札の内容を送り、これで完成。

具体的な値段は伏せますが、ラッピングとお花のサイズを指定したので、基本の3万円強にプラス1万円くらいかかってます。前述の通り、予算内には収まりました。

打ち合わせ期間は1月6日から1月25日まで。やり取りは長いものが4-5回あったと思います。互いに本気で作るものなので、これくらいが平均かなと。

実際に送られてきたフラスタの完成画像と(現地の)実物を見て「手を抜かなくて良かったな」と強く感じたし、伝えたいことは全て伝えるべきだと思いました。

フラスタが素晴らしいものになったのは宮崎さんが要求に全力で応えてくれたお陰なので、本当に感謝しています。私の想いをしっかりと汲み取ってくださいました。

宮崎さんに依頼して良かった。そう思います。

5.立て札の内容

ここからはフラスタの打ち合わせとは関係ない話になります。まず立て札の内容について。

今回、立て札に『優木せつ菜・中川菜々役 楠木ともり様』というメッセージを使わせていただきました。他のフラスタは殆ど『優木せつ菜』のみの表示だったので、イレギュラーな方だったと思います。

舞台に立つ「優木せつ菜」だけでなく、「中川菜々」も名前を入れたのは、今回で楠木ともりさんが役を降板してしまうから。

11月に情報を聞いた時、自分がせつ菜と菜々に何をしてあげられたか考えたんです。せつ菜はグッズを買って、BDを集め、ライブに行き、しっかりと"大好き"な想いを伝えられたと思いました。

それに対して、菜々には何もしてあげられていないことに気付きました。私はイラストが描けるわけでもないですし、形として残せるものが何もないと。

私は「キャラクターは声優と二つ(三つ)で一つ」と考えているので、少なくとも『楠木ともりさんの演じる中川菜々』に花束を送ってあげる必要があると考えました。その結果として、フラスタに菜々の名前も入れました。

最終的には、これで良かったと思っています。大分悩みましたが、やはり伝えるべきことは伝えた方がいいと感じます。

6.個人フラスタになった経緯

余談です。実は『MELODY』の衣装フラスタを断念した時点で単独フラスタを出す意味も薄れたのですが、最終的には個人名義で出すことになりました。

『MELODY』と出会ってライブに行き、その時に抱いた"大好き"をずっと大切にして虹ヶ咲を応援してきたので、衣装フラスタが出せるなら絶対に個人で出していました。そこにあるのは私の感情そのものだからです。

しかし、急遽変更したデザインについては、そこまでする必要性はないと思っていました。

それが単独フラスタとなったのは、幾つか理由がありますが…

この場で言えるのは、「フラワースタンドはデザイナーの方と合作する芸術作品」だということ。

お花は生き物ですから二度と同じものを作れませんし、打ち合わせを進める中で、フラスタ自体が創作性の高いものだと気付きました。

そのため、作品が完成していくうちに「これは私と宮崎さんで作り上げた作品だ」という意識が強くなっていました。

他にも見栄とか、体力とか、時間とか、他の人の想いを背負えないとか、色々な理由がありますが、「フラスタを依頼して初めて知ったこと」は作品の持つ創造性と芸術性でした。

今回はその感覚を大切にして個人名義としましたが、ここ(創造性/芸術性)にフラスタの面白さがぎゅっと詰まっているのかなと思います。

一応言っておくと、最後の決め手になったのは見栄です。立て札の情報量を増やしたくなかったのもありますが、やっぱり「最後まで一人で」っていう思いがありました。

自信を持ってフラスタを出せたのは個人を貫いたからなので、「一長一短かな?」と思います。他の人の名前が載ると絶対に迷いが出るな…と感じたので。この辺りは個人差があるかもしれません(協賛した方が力が出る人もいるかも)。

それぞれに面白さのあるフラスタの世界。大変さも感じましたが、とても楽しい制作でした。皆さんも良かったら足を踏み入れてみてください。きっと実物を見た時「やってよかった」と思えるはずです。

7.フラスタを出した感想/謝辞

最後に感想と謝辞を入れて締めたいと思います。

目次6番と重なる内容ですが、フラスタを出した感想としては「やってよかった」「楽しかった」というのが一番に来ます。

「やってよかった」と思うのは、私だけの想いを表現できたことの喜びと、せつ菜に対する"大好き"を形にすることが出来た達成感があるためです。「始まったのなら、貫くのみです!」を体現できました。

デザインは当初の予定から変更になりましたが、悔いはありません。それに、何より楽しかった。全く知らない世界に足を踏み入れて、交渉して、打ち合わせを進めて、ドキドキしながら返信を待ち、当日を楽しみに…

ライブに対する重圧と楽しみが何倍も増える(重圧はちょっと、楽しみは数倍に!)制作でした。すっごく楽しかったです。当日の赤一色に染まった景色も壮観でした。

そして謝辞。まずはこの場を借りて『sakaseru』の宮崎恵美子さんにお礼申し上げます。私の中にしかない「せつ菜への"大好き"」を最高の形で送り届けてくださいました。素晴らしいフラスタでした。本当にありがとうございました。

そして、フラスタに関するアドバイスをくださった環月紙袋さん(Twitter ID @kanduki_lily)。実際にフラスタを送られた経験のある方から意見を聞けたのはとても有難いことでした。大変感謝しています。

他にも「絶対に沢山のフラスタが送られる」「皆想いをぶつけてくる」というのも、途中で折れずに意志を貫く助けとなりました。当日、赤一色に染まったフラスタを見た時は感無量で、強い一体感を感じました。

(勿論ユニット/歩夢/しずく宛のフラスタも拝見しました。どれも素晴らしかったです!)

今まで他人事だったフラスタの世界に飛び込み、私もその当事者になることが出来たこと。少しでも演者の方や、せつ菜と菜々や、フラスタを見た人に想いを届けることが出来たこと。それが私の喜びになりました。本当にやってよかった。

持てる予算を全てぶつけたので当面は出す予定がありませんが、またいつか出したいなと思っています。もし協賛を募った時はよろしくお願いします。

フラスタ編はこの辺りで。Twitterとの連携が切れる9日までに、何とかライブ編もあげたいなと思います。間に合ったらいいな。それでは。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?