見出し画像

9/15

劇場版レヴュースタァライトの整理がついたので、TVシリーズを見返している。華恋ちゃんに視線が奪われがちになるものの、劇ス考察の確認や伏線、違和感があった場所の擦り合わせなどが捗って面白い。

一番差が出ていると思うのはやはり作画力。TV版は止め絵も使いつつ要所にリソースを充てていたが、劇場版は全編フルリソースで圧倒的だった。それだけ人気が出たということなんだろうね。

精霊幻想記 #07~09 感想

今回の感想は精霊幻想記からスタート。7話~9話は故郷編で、情報のなかったリオの過去や影の部分が明かされる内容でした。ブラウザゲームのcmで”復讐”について触れていたけど、そういうことだったのね。

リオの故郷(カラスキ王国)はまんま江戸時代をモチーフにしていて、全体的に馴染み深い文化が登場。中世ヨーロッパ、精霊都市とファンタジーな街が続いていたので、理解しやすい場所を舞台に選んでいるのはいいな、と思う。

故郷の村にはシン、ルリ、サヨといった同年代の青少年たちがいて、彼らが気持ちのいい性格の持ち主だったので安心して見られた。リオも気を許せるような、第二の家になる場所として描かれていましたね。

その分、故郷でのアクシデントはリオの過去を暴き、苦しみを与える内容に。あまり隙を見せない主人公なので、囚われているものがあると感情移入できるかな。2期があるとしたら前世の記憶と共にメインになる設定だと思うので、覚えておきたい。

カラスキ王国にはハヤテやゴウキなど信頼出来るキャラクターが多く登場したが、やはりヒロインになるサヨちゃんがしっかり可愛くて良かった。幼さを描くのが上手いよね、このアニメ。

ラティーファのような分かりやすい妹キャラもいるけど、そうでないキャラクターの心の揺れ動きや、ふと見せる幼い表情をきちんと捉えらえている。その前に、キャラクターデザインがいいというのもあるんだけど。あんま目立つ活躍はなかったものの、ルリも好きになれるキャラクターでした。

サヨちゃんの想いは叶わず、村に別れを告げることで故郷編は終了。既に11話視聴組から流れてきている情報によると、前世編をすっ飛ばして結婚を迫られたセリア先生救出に向かう模様。やっぱりセリア先生なんばーわん!だと思うので、存分に魅力を発揮してほしい。この作品なら心配せず見れると思います。次回も楽しみ。

迷宮ブラックカンパニー ここまでの感想

有能なクズ野郎が大暴れする迷宮ブラック、放送分10話までの感想。実は個人的な位置づけでは今期上位に入っている作品で、かなり評価が高い。とは言え元がギャグなので、中々書く機会を得られなかった。今回は存分に書いていきましょう。

迷宮ブラックは二ノ宮の傍若無人っぷりと突破力が非常に魅力的なのだけど、一番の強みは構成が単純かつスッキリしていること。各キャラクターの役割分担はほぼ固定的ながら、一人だけが損を被ったりせず、みな平等に時を楽しんだり、世界の厳しさに打ちひしがれたりする。

このようなバランス感覚は、作品を保つうえでとても重要だ。情報は多ければいいというわけでもなくて、ギャグ、コメディなら尚の事、基本的な”お約束”が大事になってくる。迷宮ブラックは無闇にキャラクターを動かさず、最終的に二ノ宮のリーダーシップが決まるよう組み立てられている。簡単に見えて、とても難しいことだ。

その上で、二ノ宮が頼りになるのがいい。お膳立てしておいて、主人公がダメな奴だったら最悪だ。普段は口だけ野郎のヒモだが、決める部分は決める。期待通りの活躍が見られるので、爽快感がある。

単に最後の締めを担当するだけでなく、二ノ宮には相応の矜持があるのもいい。相手の人格を見て、熱いものを感じれば協力する、そうでなければ立ち去る。自分のためでないときは程々に穴を作っておいて、自立の芽を残しておくのも好きなところだ。まあ、自分ごとになると調子に乗りすぎて全てを失ってしまうのだが…

そんなわけで、10話が過ぎたこの作品も佳境。ダンジョン攻略は物語のサブ要素くらいに位置づけられているが、終盤は本格化するのか、しないのか。最後まで楽しませてもらいたい。

サムネイル画像引用元:©北山結莉・ホビージャパン/『精霊幻想記』製作委員会 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?