無題
気づいたらとても間が空いてしまった。
「毎日仕事の毎日。」最近の様子を聞かれてこう答え、一瞬変なことを口にしたということに気づけないほどに疲弊していた。
今週末は久しぶりに一人の時間を作れた。久しぶりにPCを立ち上げ、ふとブックマークを開いてみると大学のサークルのホームページがあった。
なるほど、今はSNSがメインだから。当たり前のように放置されている。
トップページのあいさつは僕のコトバだ。その下、少しさかのぼると2016年、2015年の実績。よく見るとメンバー紹介だけ多少更新されていた。
先輩の名前にリンクが貼ってある。僕がいたずらでつけたものだ。とんでみると先輩の全国大会の生放送のアーカイブが映る。
インタビューで軽快に応えている。よくこの受け答えの物まねをしたな。
対局を見てみる。50分打ち切りで焦っているのがわかる。所作が荒い。普段と少し違う。
なぜか通してみてしまっていた。ここで生きていたのか。先輩は
ふと思い出すと、胸が苦しくなることがあって。それは高校のことだったり大学のことだったり。楽しかったことであったり、シッパイしたことだったり。
チープに言えば青春の日々だ。思い返して切なくなる奴。においまで鮮明に思い出せるような近くて遠い記憶。
今は今で後悔はないけれど。人間関係だけで言うと、もう一度やり直したくなることは多い。
ここで言っても仕方がないけれど。僕は空っぽだからみんなからもっと分けてもらいたかった。もっと言葉を浴びたかった。もっと会いたかった。
会うことがないと思うと悲しくなるな。また会えるといいな。
その一歩は踏み出せないで終わるだろう。
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