福岡の異空間フェス「CIRCLE」

福岡で毎年5月に開催されているCIRCLEという春フェスがあるんですけど、噂に違わず良かったです。これだけのために福岡行くのもおすすめですし、言い過ぎですけどこれだけのために福岡住んでもいいくらいです。

毎週のように全国各地で音楽フェスが開催されている時代ですけど、その中でも多分屈指の良さです。快適度で言ったら多分圧倒的。博多駅から30〜40分で着くのにフジロック並みの最高なロケーションを味わえます。CIRCLE以外ほとんどフェス行ったことない奴が言うことなんで説得力皆無ですけど、良さをつらつらと書いていきます。


キャスティング

バナナマンライブのEDテーマで音楽嗜好を形成した私にとって、CIRCLEのキャスティングはあまりにもど真ん中で。細野晴臣とかハナレグミは常連だし、初期はSAKEROCK、星野源も出演してます。「のんびり楽しめる野外ゆるフェス」って雰囲気ですけど、どのフェスよりもキャスティングはオルタナティブです。地方かつ協賛もつけてないフェスで細野晴臣とかコーネリアスとか電気グルーヴを観れるって他にないですし。ちなみに協賛をつけてない理由はいろんな銘柄のビールを飲みたいからだそうです。いい心意気すぎますね。

ロケーション

会場は福岡市東区にある海の中道海浜公園というところなんですけど、まあ素敵なロケーションです。海の中道って半島になってるので周りに高い建物が無くて、空が異様に近いんですよね。見渡す限り青とみどり。都心からこんな近くでこのロケーションが味わえるのありがたいです。そして何より、メインステージがすり鉢状の芝生!これがほんと凄くて、フェスをやるために作られたのかと錯覚するくらい。シートでご飯食べたりとか寝転がってもステージがすごく近い。CIRCLEの自由度はここで形成されています。数年前の前川清のステージで、ハマケンと長岡亮介がサプライズで出てきて、テントとかで寝転がってた人がスタンディングエリアにダッシュで駆け込む動画、ネットの海に転がっているので探してみてください。自由の真髄です。

手前からテントエリア、レジャーシートエリア、スタンディングエリア

DJ

CIRCLEはサブステージ・メインステージ時間が被らず交互に繰り返していくので、その気になれば全部のステージ観れます。というか前述したようにのんびりと観れるフェスなので、全ステージ楽しむ人も結構いると思います。ただ、タイムテーブル見てもらったらわかりますが、サブステージの裏でDJステージも開催されてるんですけどこれが盲点というか、独自の盛り上がりを見せていて。特に角張渉(カクバリズム社長)のDJはブースに人が溢れかえっていてCIRCLE名物になっています。DJをよく知らない私でも、角張渉のDJが普通じゃないのはわかります。例えるのが難しいんですけど、霜降り明星せいやの打ち上げ映像みたいな凄みを感じるんですよね。周りを巻き込みながら否が応でも盛り上がってしまうあの感じ。あまりにも楽しすぎて、CIRCLE終わったあとインスタに投稿されてる過去の角張DJの映像、マジで全部観ました。Hi-Hi岩崎のNetflixにある作品全部観たは嘘ですけど、これは本当です。



他にも公園の綺麗なトイレを使えるとか、飲食ブースが混んでないとか、アートワークが凝ってるとか、、、細部にまで良さが詰まってて、はじめてのフェスにぴったりだと思います。一人でももちろん楽しいし、家族連れも相当多いのでいろんな楽しみ方ができますよ!赤字が続いて開催の危機に瀕したことが多々あるらしいので、来年行くことになったらたくさんお金落としてくれ!!!

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