見出し画像

ギョサンとは? その名前の由来と特徴を深掘り!

「ぎょさん(ギョサン)」って変わった名前だと思いますよね。

当店の名前「ぎょさんネット」は、「ぎょさん(ギョサン)」を主に販売していることからきています。

これがギョサンの代表格 ギョサン メンズ カリプソ

その「ギョサン」という言葉自体がまだまだ多くの人にとってなじみのないものだと思いますので、名前の由来をおさらいしてみましょう。


「ギョサン」は「漁業従事者用のサンダル」の略という説

きっかけは小笠原の地元漁師

50年ぐらい前から小笠原の地元漁師の間でカリプソタイプのギョサンが「滑らないサンダル」として愛用されていたのが始まり。

漁業が盛んな小笠原

ギョサンは鼻緒とソールが一体成型で丈夫なため、物資がなかなか入ってこない環境ではとてもありがたい存在だったとか。
さらに磯などの濡れた場所でもスベりにくいソールのギョサンは大人気となったそうです。

価格も安いこともあり、その人気は次第に島民全体に広がり、主に漁業を営んでいる人が好んで履いていたことから『漁業従事者用のサンダル』や『漁業組合で販売しているサンダル』、略して『ギョ(漁)サン』と呼ばれ始めたといわれています。

小笠原のお土産から全国に「ギョサン」の名が広まる

島内で人気が出るにつれギョサンのカラーバリエーションも増え、サーファーやダイバー、釣り人など小笠原を訪れた観光客の間で密かに人気が広まり、小笠原のお土産として全国に徐々に広まっていった、というのが有力な説です。

芸能界にもギョサンファンが

その後、離島の人々をはじめ、ダイバーさんや釣り人、サーファー、フラダンサーなどを中心に人気が広がり、近年は、芸能界でもギョサンファンの話題がちらほら。
夏になると、テレビや雑誌などの各メディアで多数取り上げられるようになり、注目度が年々高まっているのを実感しています。

ギョサンはどこで売っているの?

そうは言っても、実際にギョサンを売っているのを見たことがない……。

そんな声を聞いたりしますが、ここ数年は夏になるとファッションビルでポップアップ的に販売していたり、おしゃれセレクトショップのオリジナルギョサンが出たりして、少しずつ街でも見かけるようになってきましたね。

一般的には、ギョサンは釣り具店やダイビングショップで販売していることが多いです。
またホームセンターなどで安価な値段で販売している場合もあるようです。
夏になると海沿いのコンビニで販売していることも。

事務所の近所(神奈川県葉山町)ですと、げんべい商店さんがギョサンの品揃えが充実してますよ!

小笠原や沖縄などの離島をはじめ、マリンスポーツが盛んな街など全体的にギョサンの知名度が高い場所では通年販売しているお店もあるんですが、それ以外の地域の場合、夏以外でギョサンを販売しているお店を探すのは一苦労です。

そんな時はぜひ「ぎょさんネット」で!

これからますます注目されること間違いなしのキーワード「ギョサン」
ぜひ覚えていってください★

PEARL印のギョサンの特徴

当店はそんな「ギョサン」の代表的なブランドのひとつ「PEARL印」の専門店として通販サイトを運営、ギョサンの販売しています。

「PEARL」は、奈良県にある丸中工業所さんのブランドで、奈良県で製造しています。

丸中工業所さんやギョサンの製造工程については別途取材記事がありますので、詳しくはこちらの現場リポートをご覧ください!

PEARLロゴ だいたいこのロゴですが、
ホヌギョサンなどロゴが違うものもあります

奈良県には、他にもベンサンのダンヒルで有名なニシベケミカルさん、そしてポケッターなどマルリョウブランドの森川ゴム工業所があるんですよ。
まさにギョサンの聖地、奈良県!

ギョサンは信頼の日本製

PEARL印のギョサンは、国産にこだわった原材料を使い、奈良県の工場で製造されている完全国内生産品です。

ギョサンの原材料はPVC

PVC、正式にはポリ塩化ビニル樹脂で一般的な合成樹脂です。
一見ゴムっぽいですが、ゴムではないです。

PVCは耐水性や加工性に優れていて、高い耐候性と強度がある素材のため、日常的に多くのモノや場所で使われている素材なんですよ。
だからギョサンも丈夫で長持ちする、というわけです。

ギョサンは一体成型(継ぎ目がない)だから鼻緒が抜けない

ギョサンは、そんな丈夫なPVCを金型に流し込んで作る「一体成型」のサンダルだから、鼻緒などの部分に継ぎ目がなく、鼻緒が抜ける、ということがありません

ギョサンの鼻緒の拡大


一般的なビーチサンダルの場合は鼻緒がソールから抜けてしまうことがありますが、ギョサンの場合は鼻緒とソールが一体となっているので、安心です。

最大10年! ラフに履いても壊れないギョサンの耐久性

平均耐久年数約3年前後(ぎょさんネット調べ)。
5年以上はざら。10年以上同じギョサンを履いています、という方にも結構会ったことがありますよ。

これが10年選手のギョサン!
記念に撮影させていただきました
薄さの限界に挑戦!?

多くの場合、壊れる前にソールのすり減りがひどくなって買い替える方が多いように思います。

壊れる場合は、鼻緒の付け根がちぎれてしまったり、鼻緒の中央部分が避けてくるケースをよく見ます。この場合、足の甲が高いなど、鼻緒に力がかかりすぎて起きることが多いようです。
紐などを使って自分で補修して、さらに履き続けている、なんて方もたまに見かけます。

個人的には夏はほぼ毎日履いて、2~3年でソールが微妙に減ってきて新しいギョサンに変えてますが、壊れてはいないので、準レギュラーカラーとして気分で履いたりしています。

ギョサンが丈夫すぎて、最終的には家の玄関がギョサンだらけになってしまうんですけどね笑

濡れた場所でもスベりにくいソールが自慢のギョサン

人によってはスベりにくいのがギョサンの最大の魅力、という場合も。

特に濡れた場所で作業することが多い方にとってギョサンは救世主!(大げさ)

私個人の体験で言うと沖縄で島ぞうりからギョサンに変えた時の衝撃は忘れられません。
雨の日のマンホールや、側溝カバーなどあんなにスベりやすかった場所の上も安心して歩くことができるんです。
雨の日、コンビニに入った瞬間にツルっとしてしまうこともなくなりました。

PEARL印のギョサンはタイプによってソールのデザインもいろいろありますが、全タイプ共通してスベりにくいですよ。

それでも、もちろん絶対スベらない、という保証はありません。濡れた場所、滑りやすい場所では十分注意して歩いてくださいね。

ありすぎて選べない人続出の豊富なカラバリもギョサンの魅力

ここ近年、PEARL印のギョサンは新しいカラーがどんどん出て、今ではメンズ、レディースそれぞれ50色以上のラインナップに増えています。

定番と言われるカラーだけで、すでにたくさん!!

ギョサンメンズカリプソ 定番21色
レディースギョサン 発泡定番13色 
レディースギョサン クリア系定番10色
ギョサン メタル&蛍光定番20色 

たくさんありすぎて困っちゃう! そんな声が聞こえてきそうですが、これだけではありません。
他にも、マーブルカラー、手染めギョサン、ヒョウ柄ギョサンなどなどバリエーションは広がり続けています

今年出た新色だけでも、こんなにいろいろ。
※下記はぎょさんネットのオリジナルカラーです(ヒョウ柄除く)

2022年ギョサン新色 マーブルギョサン
2022年ギョサン新色 手染めギョサン
2022年ギョサン新色 単色ギョサン
最近の注目はヒョウ柄ギョサン

定番カラーならメンズ、レディースともに1足千円前後というリーズナブルさも忘れてはなりませんね。

これを読んで、PEARL印のギョサンを履いてみたい!という方は、ぜひぎょさんネットにアクセスしてみてください。
その豊富なカラーバリエーションにきっと驚くはずです。

PEARL印のギョサンはビーチサンダルタイプだけではない!

今回紹介した鼻緒のあるビーチサンダルタイプだけでなく、便所サンダルと呼ばれるバンド型や、サボタイプなど、他にもさまざまなタイプがあります。

今後、タイプ別にいろんな形のギョサンを紹介していきたいと思いますので、ぜひチェックしてくださいね!

以上、ぎょさんネット部員、石原がお伝えしました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?