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横山凜花選手の退団(福井丸岡RUCK)

少し前になりますが、3月31日に福井丸岡RUCK3番の横山凜花選手の退団がチームから発表されました。 

この日に「初めて衝撃を受けた」ということはありませんでした。それは、横山凜花選手が既に3月に国家試験合格を発表されており、4月から看護師として新たな道に行くんだろうな、と思っていたからです。(きっと多くの方も同様だと思います)

とは言っても、心のどこかには「福井丸岡RUCKに籍だけは残して仕事が落ち着いたらまた戻ってきてほしいな」という気持ちも持っていたので、正式に退団が発表されると、とても切ない気持ちになったのも事実です。

自分は、横山凜花選手のプレゼント企画に偶然応募し、当選したことをきっかけに2022年夏より福井丸岡RUCKをチビと応援してきました。
いわゆる「推しの退団」。これまでとこれからについて、思っていることを纏めてみたいと思います。


1、応援のきっかけ


(前段として)
当時の自分は男子のFリーグの観戦が趣味で、地元のフウガドールすみだと、当時バルドラール浦安にいたガリンシャ選手(元フウガ)を応援していました。つまりフットサル観戦はかなり行っていたのですが、男子Fリーグだけで、女子フットサルはフウガドールすみだの試合の前にフウガレディースが試合をしていた時に数回見た程度で、ほとんど知りませんでした。

(1)プレゼント企画に当選

何度か記載していますが、福井丸岡RUCK横山凜花選手が2022年6月に企画されたTwitterでの「サイン入りボールのプレゼント」企画に応募したことでした。
正直、応募した時のことはあまり覚えていません。おそらくどなたかがリツイートした凜花選手の企画ツイートがタイムラインに流れてきて、それを酔っぱらっていた自分がポチっと押したんだと思います。
(ボールはチビが大好きなので、きっと本能で押したんだろうか?と思います。お酒飲むとよくあるんですが「記憶がありません」)
その後、凜花選手から当選のDMが来ました。確か23時頃DMがきてたんですが、酒が入っており既に寝ていて、夜中トイレで目が覚めた際に携帯を見て気づき、大変驚いたことを覚えています。

https://x.com/rinhachi08/status/1543015349066469376?s=46

商品の授受方法で凜花選手とやり取りをDMで行い、私は東京在住だったので「郵送」を選択して伝えたところ、凜花選手からは「東京で2試合、試合があるので是非会場で観戦しませんか?その時にボール東京にお持ちしましょうか?」と提案を頂きました。

 7月2日 すみだ VS RUCK(墨田)
 7月3日 RUCK VS 神戸(浦安)

7月2日は所用があり行けなかったのですが、7月3日は空いていたので浦安会場に行くことに。そしてそこで当選したボールを頂くことになりました。
実質、初めて観戦するに近い女子フットサルリーグ、どこのチームが強いのかもあまり予備知識がない中、浦安会場に向かいました。

(2)初観戦~計4試合観戦

そして初観戦。試合前にスタッフの方から当選したボールを頂きました(当時はコロナ渦で、選手との接触は不可でした)。


プレゼント企画で頂いたボール
サイン入りポストカードも頂きました

そしてアリーナ席で試合を観戦。試合前のアップの時、凜花選手が最初出てこなかったので「もしかしてベンチ外なのかな?」と思ったのですが、遅れて出てきて安心したのを覚えています。その試合は、アルコ神戸に0‐4で負けてしまいました。

初めて見た試合。神戸相手に苦戦。

コロナ渦でもあり、試合が終わると選手と話す機会もなくそのまま帰宅しました。ボールを受け取ったことを報告するため、凜花選手に「ボールを受け取り、チビが大変喜んでいる」旨のDMをお送りし報告したところ、「その2週間後も関東遠征があり2試合あるので、ぜひ会場へ」とのお言葉を頂き、7月16日の流経大戦(墨田区総合体育館、試合は1‐3)、7月17日の立川戦(立川立飛、試合は0‐1)を観戦に行きました。残念ながら両試合とも敗退、立川戦は残り30秒ほどでの失点と大変惜しい試合でした。なお、この試合で福井丸岡RUCKの応援席にいたら女性が声をかけてくださったんですが、その方は前田海羽選手のお母さまでした。「ぜひまた応援に来てください」と仰ってくださいました。

墨田体育館での流経大戦(1‐3)
立川会場での立川戦(0‐1)


このあたりから、「選手たちは遠い福井から何度も東京に遠征に来ている」「移動が多く大変な中、なかなか勝てない」「何とか頑張ってほしい、勝ってほしいな」と情が入って来ました。
そしてそこから3週間後の8月7日、浦安会場での西宮戦にも応援に行き、その試合は1‐1の引き分け。初めて勝ち点がついた試合を見に行きました。

浦安会場での西宮戦(1‐1)

が、ここからしばらく現地応援に行くことがなくなりました。その後の試合会場が、北海道→関西→福井→防府と遠方が続いたからです。物理的に応援に行けなかったことに加え、8月7日の試合を最後に凜花選手がそのシーズン最後まで試合出場しなかったため、何となく自分の中での優先順位が下がり、それまで通り地元のフウガドールすみだとガリンシャ選手(浦安)の応援に力を入れていました。

2、看護師を目指していると知る

(1)試合に出れていなかった理由

そんな中、半年ほど経過した後(詳細は割愛しますが)、横山凜花選手が看護師を目指しており実習が多忙で練習にも参加できていなかった、ということを知りました。とともに、来シーズンは選手活動に復帰するということを知りました。「看護師」というワード、これは自分の中では衝撃的なことでした。

(2)チビの病気


少し話が逸れますが、私の息子(チビ)は脳性麻痺で障害があります。現在12歳ですが、知能でいえば3‐4歳でしょうか。

元々は、出生時トラブル。出産予定日より3週間早く生まれました。「肺高血圧」という病気で酸素が体内に回らず、出産後すぐに大学病院に救急車で運ばれ、ICUへ。1週間以内の生存確率は3割と言われました。

なかなか精神的につらい状況でしたが、お医者様や看護師の皆様の懸命な治療や温かいお言葉で何とか生命の危機は免れました。
結果的には障害は残り、3歳~8歳くらいまでは「痙攣」に悩まされ、2‐3か月に1回は救急車で運ばれるような状況。歩くこともなかなか難しく、小学校2年生頃まで車椅子を使っていました。(痙攣は今も朝・晩に薬を飲んでいますが、ほぼ収まりました)

どこに行くにも車椅子。。

そのような状況だったので定期的に入院したり、救急搬送されたりしたんですが、その時に本当にお世話になったのが看護師の方々です。皆さんとても多忙な中、本人はもちろん親にも寄り添って下さり、どれだけ助けられたことか。
自分や家族は元気であまり病院とは縁がなかったのですが、うちのチビを通じて、看護師さんに対して何というか、「とても感謝している」「すごい職業だ」と思っていました。

そんな時に知った、横山凜花選手が看護師を目指している(看護学科にご在籍)という話、そして2023シーズンは選手活動をされるという話。これは絶対に応援しよう!と心に決めました。

3、推しに推すと決めた1年


(1)思い~シーズン序盤


今シーズンの思いは「推しは推せるときに推す」!
これを心に秘めて、シーズンに入りました。

このシーズンは関東開催が前半に多く、開幕の寒川(神奈川県)から、墨田・浦安会場と近所が続きました。嬉しいことに、世の中的にもコロナが落ち着きマスクも外せるようになってきました。
墨田会場で行われた7月の湘南戦では、試合後に初めて選手たちがスタンド席まで来てくださる、いわゆる「ファンサービス」をして頂きました。
この時、初めて横山凜花選手と直接話すことができました!
が、ここでアクシデント(笑) チビが恥ずかしくて話せない。。
初めて選手の皆さんと一緒にとった写真、本当に恥ずかしそうにしています。笑顔たっぷりの選手たちには本当に申し訳なかったです。。

チビ、恥ずかしくて顔を上げられず(笑)
この日初めて凜花選手と会い、サインを頂きました!

「推しに推す!」この試合から、選手の皆様と試合後話す機会が増えたことで距離もすごく縮まり、選手の皆様もチビに話して下さったりサインを下さったり写真を一緒に撮って下さったり、チビも試合に行く日はいつも嬉しそうでした。

選手の皆様と!

(2)いつが最後になるか


序盤、すべての試合に出場していた凜花選手でしたが、自分の中ではいつが最後の試合になるか分からない、と思っていました。看護師試験ってそんなに簡単なものではないし、日本トップリーグでの両立、いつまでできるのかは分かりません。前年も8月以降試合には出場しませんでしたし、いつ勉強に専念するか分からない、と思っておりました。

8月6日に福井で浦安戦が組まれており、もしかしたら地元で行われるこの試合が最後なのかな?と少し思い、この試合は絶対に福井に見に行こう!と思い、「3番」のユニフォームも購入しました!初の福井行き!詳細は別の記事に記載しておりますので割愛します。(なおこの試合の時に、前田海羽選手も看護師を目指されていることを知りました)

凜花選手から3番のユニフォームを手渡し頂く!
試合後のハイタッチ

https://note.com/gyo0430/n/nb4606526b982

https://note.com/gyo0430/n/n2654a8e06609

その後も、次の試合が凜花選手が最後になるんじゃないか?と常に思っていました。10月と12月の福井開催の試合も、「この試合が凜花選手の最後になるかもしれない」との思いも強く、福井まで応援に行きました。エスコートキッズで一緒に入場したり、写真を撮って頂いたりして下さりました。
勉強も並行してやる中での練習や試合、本当に大変なんだろうなぁ、と思いながら、その努力にも感服していました。

サポ隊長手作りの応援幕!
凜花選手との写真!
凜花選手とエスコートキッズ!

https://note.com/gyo0430/n/n51f7ab823cfd

嬉しいことに凜花選手は試合に出続け、年末年始のローマ遠征にも参加されており、少なくともリーグ戦は最後まで出場しそうだなと思って年を越しました。

(3)最後の試合


結果的に凜花選手は1月29日の最終戦(宇部開催の立川戦)まで試合に出場されました。自分とチビにとって最後の応援となったのは、1月21日の浦安会場でのアニージャ湘南戦でした。
次の宇部開催の最終戦は行けず、全日本選手権は看護師国家試験と日程が重なることが分かっていたので、「今日が応援できる最後かもしれない」と思いながらの全力応援でした。試合は凜花選手の先制点から4‐3で福井丸岡RUCKが勝利、試合後に凜花選手が「3番のユニフォームキーホルダー」をチビにくださいました。こちらからは「国家試験頑張ってください!」と。写真も一緒に取っていただきました!

最後に一緒に撮った写真
キーホルダーを頂きました!

残念ながら全日本選手権は国家試験受験日と重なり欠場でした。
下記の写真は、高尾選手のお母さまが声をかけて下さり、撮ってくださりました。

欠場した凜花選手のユニフォームを!

そして、合格発表日!
福井丸岡RUCK公式「X」にて、凜花選手の看護師試験合格が発表されました。

4、これから


「推しの退団」

この後どうするかですが、結論から言うと「引き続き福井丸岡RUCKを全力応援!」しようと思っています。

きっかけを下さった推しの横山凜花選手が所属した福井丸岡RUCK。1年半応援させて頂く中で、選手やスタッフの皆様(含む保護者の皆様)、サポーターの皆様の温かさに何度も触れさせて頂きました。地方チームが不利なセントラル開催の中で奮闘され、地域密着、ホスピタリティ、どれをとっても凄いと思います。福井会場に行った際には多くの方が声をかけて下さりました。
チビを一緒に応援に入れてくれた高校生メンバーや、試合後いつもチビに声をかけてくださる選手の皆様、話もなかなかできず扱いに困るであろうチビに対しても皆様優しく感謝しかありません。

浦安会場で皆さんと
小林愛心選手のお手伝い(邪魔になっている?(笑))
福井では高校生たちと一緒に応援させてもらえました!

新しいシーズンが始まります。
今年も関東のチーム有利と思われるセントラル開催、福井丸岡RUCKは、開幕戦以外の序盤は関東での試合が続きます。関東在住の僕らが、チームを後押しできるよう頑張りたいと思います!

なお「推しの退団」初年度の新シーズン、ユニフォームはもちろん購入したのですが、背番号はとても迷いました。
チビはどうしても「3番がいい」と言っており、自分の番号が「3」だと張り切っているので(苦笑)、チビは今年も「3番」で注文をしました。
私自身も相当迷ったのですが、退団された選手を引き続き親子で、というのもどうなんだろうとの葛藤の中、今期は「空き番号で3が入る番号」で注文させて頂きました。
今いる選手たちも大好きで、1番・5番・8番・11番・17番・19番とかも本当に迷ったのですが、上記経緯もありチビは「3」です(笑) 
今シーズンも何卒よろしくお願いいたします!

最後に横山凜花選手、ラストシーズンで、リーグ戦すべての試合にレギュラーで出場し、10得点!本当にすごいと思います!

推し親子としては、特にリーグ中盤から、僕らが見に行くと「勝ってくれる」「得点を取ってくれる」!僕らにとって、スーパーヒロインでした!
明るい笑顔で優しい看護師さんになってほしいと、心から思っています!!

3人で撮った写真


ということで、皆様、新シーズンもどうぞよろしくお願いいたします!



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