エヴァンゲリオン、18回観ました

公開中のアニメ・エヴァンゲリオンを18回観ました。

[あらすじ]
時に、西暦2015年。地球に謎の生命体「使徒」が襲来する。京都大学理学部形而上生物学科の冬月ゼミが母体となった特務機関NERVは、汎用ヒト型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオンを開発し、使徒を迎え撃つ。しかしNERVの背後では別の計画が進行していて⋯⋯


主人公は14歳の少年ですが、ロボットに乗せられ、ずっと大人の事情に振り回されます。
面白いのは、エヴァが生物学のアプローチから製造された汎用ヒト型決戦兵器で、14歳の子どもが神経接続することでしか起動しないところです。

14歳といえば、自我(というものがあるのだとしたらそれ)が成立していなくて、世界との境界があいまいです。僕もそうだったかもしれないし、彼らを見るにつれ存在が不安定で3mmくらい浮いているような感じがする。そういう意味で現実味があります。

https://youtu.be/10ict3GCxGY
この1:08を見てほしいです。深夜にたまに道端で見つけた昆虫と目をあわせると、こういう息遣いをしている。生物学のアプローチで造られたロボットだということがよく表れています。

日本でつくられる作品は、目標が定まらないまま独自/高度に発達するガラパゴス化しがちだと思う(洗濯機のボタンよ、そんなに増えるな)けれど、アニメに関しては「どんどんやって! もっとちょうだい!」というきもちです。

2021.7.6 ある媒体に掲載

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