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インドネシア語ポップスを聴こう!Pergi Pagi Pulang Pagi

※一行ごとに括弧内に直訳や解説を、下に日本語訳をつけています。日本語訳はめちゃくちゃ意訳なのでご了承ください。「ここの訳これのほうがいいと思います」というのがあれば遠慮なく、むしろばんばんご指摘ください。

 また、インドネシア語歌詞(太字)と各行解説は左寄せ、日本語訳は中央寄せにしていますが、見づらければお申し付けください。

Pergi Pagi Pulang Pagi(朝行って朝帰る)

Aku sayang padamu
Aku cinta padamu
Semua kan ku lakukan demi kebahagiaanmu
(直訳:すべてのことは君の幸せのため)

君がいとおしい
君を愛している
すべては君の幸せのためなのさ

※以下繰り返し

Tak pernah ku keluhkan
Walau rintangan menghadang

Panas hujan begini makanan sehari-hari

僕は不満を漏らしたことがない
たとえ邪魔をされようとも(rintangan「障害」+menghadang「阻止する」)
どんなときでも君と毎日を過ごせるように(直訳:暑くても雨が降っても毎日食べるものがある)

Ku rela pergi pagi pulang pagi
Hanya untuk mengais rezeki
Doakan saja aku pergi
Semoga pulang dompetku terisi

僕は朝に出て朝に帰ってくる
必死で生活するために
祈っていてね
財布をいっぱいにして帰ってこれるように
(relaは「厭わない」「すすんで~する」など。直訳:僕は喜んで朝に出て朝に帰ってくることも)
(mengaisは「ひっかく」「せっせと働く」など。直訳:ただ糧を(得るために)せっせと働くために)

※繰り返しここまで

Kamu tak perlu resah
Aku sedang berusaha
Demi kebahagiaan
Kamu yang aku sayangi

不満を漏らしたことのない君(直訳:君は不満を漏らしたことがない)
いとおしい君の幸せのために頑張っているんだ(直訳:僕は努力している)
(Kamu yang aku sayangi 直訳:僕のいとおしい君)
(demiは「~のため」で、ポジティブなことに対して使われる語)

※繰り返し

Tak pernah ku keluhkan
Walau rintangan menghadang
Panas hujan begini makanan sehari-hari

不満を漏らさない
たとえ邪魔をされようとも
どんなときでも毎日を過ごせるように

Ku rela pergi pagi pulang pagi
Hanya untuk mengais rezeki
Doakan saja aku pergi
Semoga pulang dompetku terisi

僕は朝に出て朝に帰ってくる
必死で生活するために
祈っていてね
財布をいっぱいにして帰ってこれるように

Aku rela ditinggal pergi pagi pulang pagi

Karena kamu mencari rezeki

わたしはあなたが出て行って帰ってくるのを見届けるの
あなたが生活を守ってくれるのだから
(mencari rezekiで「糧を得る」という意味。「仕事を探す」などでも使う)


Kau doakan saja aku pergi
Semoga pulang dompetku terisi

祈っていてね
財布をいっぱいにして帰ってこれるように

Aku rela pergi pagi pulang pagi
Hanya untuk mengais rezeki
Kau doakan saja aku pergi
Semoga pulang dompetku terisi

僕は朝に出て朝に帰ってくる
ただ働いて生活を守るために
祈っていてね
財布をぱんぱんにして帰ってこれるように

Semoga pulang dompetku terisi
Dan semoga kau tak ngambek lagi

財布をぱんぱんにして帰ってこれるように
だからすねないでね
(ngambekはmengambek「すねる」のmeが落ちた形。ジャカルタの口語によくみられる)

あとがき

 この曲の翻訳は以前やっていたブログでも翻訳して載せていたことがあります。それほどまでにお気に入りの曲です。多少、日本語が読みにくい箇所などがあったと思いますが、お楽しみいただけると幸いです。

 Pergi Pagi Pulang Pagiは曲のタイトルにもなっていて、じつはこの役の部分を「一日じゅう」としようかと思いましたが、やはり原題のイメージを大切にしたかったので「朝行って朝帰る」と直訳にしました。

 この曲を歌っているArmadaはスマトラ島パレンバン出身のバンドで、インドネシア人がいうに「マレーっぽい」曲が多いです。僕がマレーシアに留学しているときにもよく聴いていました。マレーシアでも人気の高いバンドです。

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