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「人工知能とこれからの仕事 ~法律業務AI開発記」の出版について

出版のきっかけ

年末に本を出版したことから宣伝も兼ねてご紹介します!


タイトルは「人工知能とこれからの仕事 ~法律業務AI開発記」というもので主に法律業務にフォーカスして人工知能とこれからの仕事がどうなっていくかについて僕のGVA法律事務所とGVA TECH株式会社での体験談を含めて執筆してます。(恥ずかしいですが僕の経営についての価値観とかも紹介されてます)

Amazonの人工知能カテゴリでも一時期は1位でした。

きっかけは2021年の夏くらいに知人からのご紹介でした。自費出版というわけでもなく商業出版でサポートも手厚そうだったので、ちょうどGVA法律事務所10年、GVA TECH5年の棚卸しができるから良いタイミングかもということで引き受けました。

実際の関係者の皆さんのサポートもかなり手厚く最短で出版まで持っていくことができました。本当に感謝です!

中身のご紹介

目次はこちらです。
第1章 AIは人類の敵か、味方か
第2章 人がやるべきは「面白い仕事」
第3章 僕がAI弁護士になるまで
第4章 リーガルAIで法務を変える
第5章 世界とAIと僕
おわりに

第1章はAIの歴史にも触れつつ、士業とAIについてご紹介してます。

第2章は僕の弁護士実務やGVA法律事務所での経営経験に触れて、人が本来注力すべき業務は何かということについてご紹介してます。テクノロジーの利用や海外の士業制度についても少し触れています。

第3章は僕の自伝的な要素がかなり強く、めちゃめちゃ恥ずかしいですが僕にちょっとでも興味を持ってくれた人には面白い章になっていると思います。TOEIC300点とか生々しい情報も公開してます(泣)

第4章はGVA TECHの創業の話やプロダクト開発の話を紹介してます。今後リーガルテックサービスを開発したい人にとっては参考になる章だと思います。開発のエピソードは具体的にご紹介してますが、「リーガルテックサービスの作り方」ということで抽象的にご紹介しているパートもあります。

第5章は完全に僕の思想や考え方をご紹介してます。

僕の考えや行動に多大な影響を与えた鳥飼先生とのエピソードも5章で紹介しているため抜粋します。

(鳥飼先生のDNA)
 既存のマーケットで何ができるか、ではなく、新たなマーケットを自ら創り出す。僕が仕事をする上でのモチベーションは、この冒険の旅に出るような楽しさにあります。こうした感覚は持ち前の旺盛な好奇心に加え、恩師である鳥飼先生の人間性からも影響を受けています。

 あれは僕が弁護士になる前。鳥飼法律事務所の入所説明会に出席したときのことでした。会場に現れた鳥飼先生は何も言わずにペンを持ち、ホワイトボードの前へ。そして大きなホワイトボードの真ん中にちょこんと1つの点を打ち、こう言いました。

「この点は、現在弁護士が活躍しているマーケットです。そしてこのホワイトボード全体が、潜在的な弁護士マーケットなんです」

 弁護士のマーケットは無限にある。確信したかのように語る鳥飼先生に驚かされたものです。その無限のマーケットをどうやって見つけるのか? それは一つひとつの「声」を拾うことだとおっしゃっていました。クライアントや周囲の誰か1人が口にしたとすれば、同じように考える人は100万人位いるはずなのだ、と。

 そんな発想をする方に出会ったのは初めてでしたし、入所後も、常にクリエイティブに挑戦する鳥飼先生の姿をたくさん見てきました。きっと僕と同じ、いや僕以上に冒険が好きな方なのでしょう。

 鳥飼先生の情熱は今もなお、僕の背中を力強く押してくれています。鳥飼先生のDNAを受け継いだ、ともいえばよいでしょうか。鳥飼先生が弁護士マーケットの拡大を目指しているように、僕はAIやテクノロジーを使って、リーガルテックの可能性を追求する。それぞれのアプローチで、法務の新常識を提言できればうれしい限りです。

その他にも下記のようなことを書きました。
・ドラえもんは登場するか?
・リーガルテックで変わる企業法務
・士業や法務担当者のポテンシャル
・CLOはCEOの左腕として経営陣になるべき

現状のテクノロジーの到達点と未来のことについてご紹介してますので、読んでくれた人たちとはいっぱい議論して深めていきたいと思ってます。


ぜひ読んでみてください!



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