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第一印象

初めてのSSがF3だったのと、直前がV7iiiというクラシックバイクだったため、第一印象はかなり極端なものになりました。
既にSSに乗った経験がある方からしたら「当たり前」のことも含まれているかもしれません。

1.コンパクトな乗車姿勢


SSですからコンパクトな乗車姿勢(前傾姿勢)を覚悟していましたが、ここまでキツいのかと思いました。
かつて乗っていたTRX850とは比べ物にならないぐらい窮屈。
今までのバイクに比べて前の方に座らされている感じがして、後ろに着座しようにもシートの後端が上がっているため前に戻される。
そのまま伏せると顎がステアリングヘッドよりも前に来るような感じ。
ステップもシートも滑りやすく油断すると膝頭がフレームに当たる。
買う前に予想していた「SSの乗り方」はもう少しシートが水平でないとできないと感じました。
また、このバイク購入にあたり、アルパインスターズのS-MX6V2を中古で買いましたが、これがまた靴底が厚い。
安全性は今までの牛革よりも高いものの、靴底の厚さの分だけ膝の曲がりが窮屈に感じます。
予想ですがハングオフ時にしっくりくる車体構成にしてあるのでしょう。

2.全体的に滑りやすい


どこかのインプレではシートに「ツブツブ加工してあるために滑りにくい」と書かれていましたが、2019年から4年経っているためか、ツブツブがあっても尻が滑りました。


ツブツブ加工されているシート

タンク(樹脂製)もクリア塗装されていてとても滑ります。
購入初乗りの際はメッシュパンツをはいていたのですが、ブレーキのたびに身体が前にずれて膝がトレリスフレームに当たっていました(フレームで減速Gに耐える感じ)。
YouTubeではジーンズで乗っている方を見かけますが、どうやって滑る対策をしているのだろうか?

3.物が入らない


私のF3はタンデムシート下にETC車載器を付けてもらいました。
そのため車検証と自賠責保険証書を小さく折りたたんで入れることしかできません。
お店が発行している車検証や会員証(オイル交換券)をまとめて入れるナイロン袋は入りませんでした。
そのため購入前に一度四輪車で店に行き、当日は車検証類と車両だけもらえばよい状態にする必要がありました。


青色プチプチの中にあるのがETC車載器


4.ペダル類の(横の)短さ


サーキット走行やレースでの踏み間違い防止の為か、ブレーキペダルもシフトペダルも足を引っかける部分が短く、今まで乗った度のバイクよりもつま先を内側に向けないと操作できない感じです。
初乗りでは何度かギアチェンジを失敗しました(とくに1速~2速で失敗してNに入った)。


右ステップとブレーキペダル(黒い部分が短い)


左ステップとシフトペダル(黒い部分が短い)


5.エンジン音

インプレや動画で言われている通り、エンジンからはガラガラという音がして最近の日本車のようなメカノイズの少なさは感じられません。
音のイメージとしては、2009年頃に発売されたヤマハXJ6シリーズに使われていた600cc4気筒のエンジンもエンジンからガラガラという音がしていましたので、ヘッド周りから音が出ているのではないかと思います。
しかしMT-09系の3気筒車のヘッド付近はもうガラガラという音を立ててはいません。
ヤマハエンジンが進化したのか安定性のために妥協したのかわかりませんが、私個人の感覚としてはそのガラガラ音は「懐かしい」ものでした。
発進や加速時には今までずっと乗ってきた2気筒とは違いスムーズに加速していく感覚があります。
排ガス規制のせいなのかコストダウンの為なのか、日本車ミドルクラスが二気筒ばかりになる中、この加速感覚は希少なものになっていくのかもしれません。



6.ブレーキ

ユーチューバーに幸田二輪さんという方がいます。
この方はカップルでバイクに乗っておられ、女性の方がF3ROSSOに乗られています。
その女性の意見としてフロントブレーキがガツンと効きすぎるというものがありました(現在はマスターシリンダ交換で改善された模様)。
その現象は私のF3でも起きています。
ただ、いつも起きるわけではなく何か条件が重なったときに起きているようです。
というのも、V7iiiのシングルディスクからF3のダブルディスクに変わったため、私は必ずブレーキを軽く引きずらせて様子を見てから強くかける」を励行していてその現象はめったに起きません。
私の今の予想ですが、ノロノロ運転のような遅いときでブレーキの温度が高いときに「軽くかけたつもりでも強く効いてしまう」が起きているのではないかと思います。
時速50kmからの信号停止のような状況では未だ発生していません。
この現象については新たに判明事項があれば追記していきます。

7.ルックスは最高

初のSSということもあり、いろいろと不満に近いことも書きましたが私は不満に思っているわけではありません。
今は無くなったアゴスチーニカラー、上下左右前後どこから見ても最高のルックスを持ったこのバイクを自分に合わない部分を改善しながら長く所有したいと思いました。
そのため、身体(腹筋背筋下半身)を鍛えるだけでなく、いくつかの追加投資をして乗りやすくしていこうと思います。

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