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二輪走行練習会体験記・1

F3購入後すぐに緩めのジムカーナ練習会に参加してきました。
どのあたりが緩めなのかというと、「黄色パイロンで一回転」みたいなのは無理ならやらなくてもよくて、タイムを計れるコースでも「自分で決めたコース(キツいと感じたらやらなくても良いパイロンがある)で今日どれだけタイムが縮んだかを体験できれば良い」という「初心者がタイムでガックリきて二度と来なくなる」という現象が極力発生しないように配慮された練習会でした。

誰がインストラクターかというのも特に厳密に決まっていなくて、その練習会の古参が適宜教えてくれる感じで、古参の中でも教習所検定員経験者の男性が丁寧に初心者を集めて教えてくれるタイプでした。
私はとある事情でその練習会のハードルの低さを知っていましたのでミドルSSという無茶な条件でも参加してみることにしました。


1.参加推奨します!


YouTubeだとSSRT内藤さんみたいな方が有名どころとして出てきますが、地方の住民としてはその練習会が初心者のほったらかしなのかはわからず、

男性は「タイムが下だとその集団での地位が下だと決定づけられる」という進化心理学上の理由で

女性は「男ばっかりの練習会はなんだか怖い」という理由から

なかなか参加するハードルは高いと思います。
しかしながら、私が参加した練習会はタイム絶対主義ではなくて「それぞれがうまくなるための練習会」だったので、参加してよかったと思います。
なお、最近は女性だけの練習会も行われているようです。
男ばっかりで怖いと思っている方はそちらに行ってはいかがでしょうか。


2.セパハンSSでの参加

私が参加した練習会では、教習所検定員の経験があるベテランライダーが
目標制動
一本橋
の順番でリアブレーキの有用性を体感させるというカリキュラムを最初に行ってくれました。
私は今までのnoteに書いた通り、一本橋に関しては、
・発進時からリアブレーキを引きずる
・下腹を力んで車体とつなげる
・ハンドルを左右に振って車体を揺らし、身体と車体の繋がりを強制的に発生させる
の3点を意識していました。
その結果、SSながらも9.8秒から10秒ぐらいを安定して一本橋で出すことができました。
その経験から、低速域では腹筋の力みとリアブレーキによる推進力抑制が有効だと感じました、
前傾で窮屈な姿勢ゆえの疲労や困難はありますが、ツーリングのように2時間走り続けるとかはしないのでツーリングよりも腰背部の痛みは少ないと思います。


3.目的・目標の設定


ジムカーナで速くなりたいと思うとたくさんの動画が示すとおりアップハンドルが有利、かつ軽めの車体が優位性がありそうです。
自分が他人よりも早く走りたいと思うなら、有利な車体で技法を磨いたほうが良いと思います。

ただ、私の参加理由はそうではなくて「自分のバイクを自由にコントロールしたい」というものがあり、誰かより遅いことは問題にしませんでした。
こちらの動画ではZX-6Rという前傾のキツイバイクでジムカーナをしています。
私は、F3のコントロールの幅を広げたいのであって、ジムカーナのタイムを他人よりも短くすることを望んではいません。

ホモサピエンスの何万年の歴史の中で、オスはより優位な立場を求めて争い、メスは優位なオスを繁殖相手に選考してきました。
その名残からどうしても「誰かより速く」という欲求が湧いてきますが、その本能に従うと参加の本当の目的を見失います。
自分が自分のバイクをコントロールできているか。
そこを焦点としてこれからも参加したいと思います。

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