MAPAちゃんを好きになったこと

私の嫌いな女がMAPAを好きだと言った。

私の嫌いな女は私の親友だった。つい数ヶ月前まで、10年来の親友だった。なんでこうなったのかはわからないけど全てのSNSをブロックされて交友を断たれて、一緒に所属していた友達グループからも実質的に私は追い出された。
なんでこうなったのかわからないって言ったけど、わかるような気もする。
私は人として明らかに欠陥があるし、いつ誰に嫌われてもそれは納得できる事象だから、それをたまたま私が親友だと思ってる人間にされただけだった。

親友だと思ってたからこそ、大嫌いになった。
信頼を裏切られたから、憎んだし絶望したし軽蔑したし、とにかく私が持ちうる限りのマイナスの感情は彼女に向いた。
だから私は①④才とBE BY BE BYEを一時期狂ったように聞いていた。

だから私はMAPAを好きになってやろうと思った。
嫌いな女は地方に住んでいてMAPAの現場になかなか行くことができない。
私が本気でMAPAを好きになって、MAPAの現場にたくさん行って幸せになればそれがあの女への復讐になると思った。

だから、TOKYO PINK FES番外編に行った。
そこでMAPAを好きな理由を探そうと思った。
こんな動機でごめんなさい。ずっとそう言いたかった。誰に? わからないけど。
でもね、私は、TOKYO PINK FES番外編で、もっと言うと怪獣GIGAで、理論を超えたものに出会いました。

私はね、辛かったの、寂しかった。
大好きな人に裏切られて孤独でつらくて、しんどくて、そういうマイナスなもの全部怒りに変えて復讐するしかなかった。私の痛みや寂しさや孤独に寄り添ってくれる人なんて誰もいなかった。あ、嘘、靖子ちゃんの歌だけは寄り添ってくれたけど。

でも、怪獣GIGAを見た時に思ったんです。
ここにいる私の孤独をこの子たちが助けに来てくれるんだって。
私のために来てくれたんだって。
正直一度しか聴けてないし、泣いてて歌詞もうろ覚えだよ。だけど、君のためにここに来たからって、孤独に寄り添うために来たんだって、その気持ちだけは受け取れたから。
それをあますことなく伝えられるパフォーマンスをしてくれる人たちだってわかったから。

だから私はMAPAを好きになりました。

最初のきっかけは復讐だよ。それはずっと消えない。
だけど、今はそんなの関係なく本当にMAPAが大好き。大好きっていうか、なんだろ、私の人生の中にMAPAが入って来てしまいました。
だからこれからも当然に応援するし、好きでいるし、必要な時は駆けつけたい。
というか嫌いな女もMAPAのシングルとか買えや。

こんな不純な動機でいたのに、なのに、私のつまんない人生を彩ってくれてありがとう。
永遠なんてないのはもうよくわかってるから、今好きなこの瞬間を一番大切にしたい。
これからもMAPAが大好きです。
ありがとう。
怪獣GIGAとレディコミのお披露目会をすごく楽しみにしてます。

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