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【妻に捧げる読書note】「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本(by 小田桐あさぎ)

卒業したい。ちゃんとしなきゃに追われて、頭が痛くなったので読んでみた。あー、卒業したい。

要点

  • まず、みんな疲れすぎ!今すぐ休んで!!:ちゃんとしよう、と思って日々頑張っているけれど、少しでも長く寝たい、すぐにいらいらする、、そんな症状がある人はまず休む!疲れているときは、思考も正常に働いていない。そんな中で正しい判断、ましてや自分の今の生活を改善していくような判断なんてできない。だから、まず休むことが大事。イライラする頻度が減る、癒されたいと思わなくなったら、休めた、ということ。休むといっても、睡眠と、ダラダラ時間は削っちゃダメ。それは脳が必死に確保している休む時間だから。それ以外の「頑張っている」時間を削って休もう。

  • 仕事のちゃんとから卒業する:人間の集中力は普通の人で1日2時間。訓練しても4時間と言われている。つまり、8時間労働を続けることは無理がある。集中以外の時間にいかに脳を休ませるか、を大事にして、4時間の集中時間で最大の成果を上げ、残りの時間は脳を休ませることや、自分の好きなこと、やりたいことに使う。結局だらだら仕事していた時よりも成果は出せる。

  • 苦手だけど頑張る、頑張ってちゃんとする、は周りに迷惑:仕事でも家事でも、苦手なものを頑張ってやっても、クオリティは低いし、時間はかかるし、本人もしんどそうだし、周りにいい影響なんて与えていない。むしろ迷惑をかけている。そういうことは、できない、と断言して手放すか、アウトソースしてクオリティを上げ、自分のリソースは別のことに回した方がみんな幸せになれる。「嫌いなことや苦手なことで生きていけるほど、世の中甘くない」

  • 「ちゃんとする」マインドから卒業する:普段、ちゃんとした大人としてふるまわなきゃと思っている人は、感情を抑えて生きている。だから、いざ自分の感情が動くようなことがあっても、悲しいのか悔しいのか腹立たしいのかわからない。5歳児のように感情に素直になって、本当の自分を取り戻す訓練をしよう。

  • 家事、育児のちゃんとするから卒業する:家事も育児も、本当に好きだったり得意な人のほうが実は少ない。そこに苦手意識を持ちながら、ちゃんとしなきゃってしかめっ面で過ごすより、本当に好きな人たち(作り置きをするサービス、出張家政婦、ベビーシッターetc.)の力を借りながら、笑顔で過ごせるほうが大事!特に、日本は家事育児をアウトソースしないばかりか、外国ではやらないようなことも盛りだくさんで家庭内のタスクになっている。日本がいかに特殊な環境かを理解して、もっと楽に、グローバルスタンダードに過ごしていい。イライラしたら、タスクを減らそう!「ちゃんとしすぎな家事育児で、幸せな子どもやパートナーは増えているのか?」

響いた内容

ちゃんとしなきゃから卒業したいと思って読んだこの本、ところどころ、ぶっ飛びすぎて、自分には無理だなぁ笑と思う箇所もありましたが、考える良いきっかけになりました。特に、ちゃんとするって、誰を基準にしているのか?という問いかけが刺さりました。ちゃんとするということは、「世間一般の常識」に合わせる=他人をメインに考える、ということになっているということ。それに苦しんで自分を粗末にしていたらもったいない。自分>家族>他人の優先順位で物事を考えられたら、自分も周りも幸せになれるんだなぁと思いました。

こんな人に読んでほしい

ちゃんとしなきゃ!と思って日々疲れている人。


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