【妻に捧げる読書note】金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント（by ロバートキヨサキ）

金持ち父さん貧乏父さんでお金に関する考え方はわかったけど、具体的にどうするか、その初めの一歩が書いてある本。あまりに詳しく考え方が書かれており、何度も読み返さないとすべては頭に入ってこないが、ここではできるだけ要点に絞って紹介する。

要点

• 世の中でお金を得ている人は下記の4つのうち少なくとも1つ（クワドラントと呼ぶ）に属している。

  • E（Employee）：雇われ人、会社員。雇われて働いている。

  • S（Self-employed）：自営業者。自営している。

  • B（Business owner）：ビジネスオーナー。自分のために働いてくれるビジネスシステムと従業員を持っている。

  • I（Investor）：投資家。お金が自分のために働いてくれる。

• このうち、BとIに所属する人はいわゆるお金持ちと呼ばれる人になりやすい。逆に、EやSでお金持ちになるのはとても大変である。EやSは「安定」を手に入れることができ、一方でBやIは「自由」を手に入れることができる。基本的に学校では、いかにしてEやSになるかが大切だという教育は行われるが、BやIについては教えない。また、どこか危険で近寄らないほうが良いようなイメージさえ与える。

• いかにE、SからBやIに変わっていくかがお金持ち（経済的自由を持つ人）になるにはとても重要である。ただし、人には向き不向きがあるし、またどのクワドラントでも幸せに生きることはできる。

• 経済的自由があればこんなことができる。

  • 幼い子供たちとともに多くの時間を過ごす

  • 慈善事業など自分が支援したい事業に寄付する

  • 他人のためにお金を作り出し、社会の経済的安定に貢献する

  • 健康を維持するために時間とお金を使う

  • 家族とともに世界中を旅行する

• 自由を手に入れるために重要な資質

  • 長期的な見通しとプランを持っている

  • あとになって報われることが肝心だと思っている

  • 「複利の力」を自分に有利に利用する

響いた内容

いろいろと書いたが、要点には抽象的な概念しか書けていない。とにかく、経済的自由を手に入れるためには、きちんと計画を立て、現状に危機感を抱き、BやIのクワドラントに向かって行動するのみ！（よちよち歩きから）というメッセージが、具体的な考え方の整理法含めて紹介されている。これは要約で伝えるのは難しいので、ぜひ本を読んでほしい。

こんな人に読んでほしい

経済的自由を手に入れたい人。

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント : 経済的自由があなたのものになる (単行本)