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ナテラ崩壊(WUP)環境の進化ドラゴンについて

はじめまして、ぐもと申します。

本記事が初noteですので拙い文章もあるとは思いますが、どうぞよろしくお願い致します。

まずは、自己紹介させていただきます。
Twitterはこちらです⇒https://twitter.com/GutenMorgen_sv

今年の7月で28歳になります。嫁がいて、結婚して3年経ちました。

シャドウバースはリリース日からプレイしています。
以前は「Gumol」という名前で活動していました。

以下がシャドウバースの実績です。(2020/5/31現在)

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・公認プレイヤー
・ファミ通CUP2017:ファイナリスト(5位タイ)
・ESCS2018Winter:関東エリア優勝
・RAGE2020Summer:マネーフィニッシュ
・シャドバフェス2018アンリミテッド大会:マネーフィニッシュ
・RAGE&ファミ通CUP:Day2:7回出場
・JCG:準優勝2回
・シャドバ道場出演

こんな感じの一般プレイヤーです。


注意事項

本記事では、専門用語が出てきたりカード名を略していたりする場合があります。
初心者の方には申し訳ないですが、わからないところは各自で調べてもらえると助かります。
調べてもわからないことがあれば、聞いてもらえればお答えします。Twitterまでお願いします。

また本当に申し訳ないのですが一部有料とさせていただきました。
(書きすぎて嫁に有料にしろと言われたので従いました)
実績もありませんし大したことは書いてないので、購入しないことをオススメします。


はじめに

さて、今回は進化ドラゴンの記事となります。
スクラムドラゴンや進化ディスカードドラゴン、日体大ドラゴンとも呼ばれていますが、この記事では進化ドラゴンで統一させていただきます。

記事を書こうと思った理由は、
・書き始めた時(5月中旬くらい)にはまだnoteに進化ドラゴンの記事がなかったこと
・ランクマッチでたまに見かける割には構築がバラバラで研究がされていないこと
・6月末の新弾でローテ落ちするカードが少なくあと4ヶ月は戦えそうなこと
・レート第12期後半戦で使用したこと
といった感じです。
あと主夫になって暇な時間ができたからです。

ナテラ崩壊(WUP)環境もあと1ヶ月となり、レートも終わったので、あまりシャドウバースをプレイしなくなる方も多くなりそうですが、暇つぶし程度に読んでいただけたらと思います。

気付いたら全部で30000文字近い量になっていました。大学の卒論より長い気がします。進化ドラゴンとかいうデッキに何をそんなに書くことがあるんだとか言われそうですね。もっと他の強いデッキに対して労力を使った方が良かったかもしれません。まぁ頑張って書いたので読んでいただけると幸いです。

では、よろしくお願いいたします。


進化ドラゴンとは?

進化ドラゴンとはどのようなデッキなのでしょうか。

某攻略サイトでは、Tier3という位置付けらしいです。
そこまで強くない中堅デッキらしく、あまり評価はされていません。
その割にはランクマッチでちょくちょく見かけたり、YouTubeでも進化ドラゴンの動画が結構アップされていたりします。

進化ドラゴンの一般的な戦い方の認識は、
①PPブーストをする

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②EP消費やゴブリンスクラム等で進化回数を稼ぐ

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③至高神・ゼウスで大ダメージを与える

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という戦い方だと思われます。

デッキがキレイに回ると非常に強力でどんな相手にも何もさせずに勝つことができます。
特に至高神・ゼウスでのフィニッシュが爽快で病みつきになる人も多いようです。

相手からすると
①は、(運で素引きしたPPブーストカードを)ただ眺めることしかできず
②は、盤面を返されつつ返すのが難しい盤面を作られ
③は、(運で)体力が一気に削られてしまう
といったちょっと理不尽な負け方をするため、進化ドラゴンというデッキは嫌われています。

このデッキの弱い点は、竜の託宣等のPPブーストカードやゴブリンスクラム、ゼウスといったキーカードをサーチするカードがない点です。
マリガンで全力でPPブーストカードを探しに行って引ければいいのですが、もちろん引けない場合もあり、そうなると厳しい戦いとなります。
ただサーチがない分、ドローソースがそこそこ積まれていますが、デッキを充分に回せるのは中盤以降になりがちです。
そのため序盤はどうしてもPPブーストをしておきたいところです。


デッキ紹介

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上の画像が自分が使用しているデッキです。
5月に入った頃から試行錯誤を重ねて今のデッキになりました。

3積みのカードはこのデッキの核となるカードなので、枚数を減らしたくありません。
ピン刺しや2積みのカードは、あまり被ってほしくはないけど強いと思っているカードです。でももしデッキ調整をするならこの辺りの枚数をいじるといいと思います。

対面によって腐ったり、序盤や終盤に腐ったりするカードもありますが、このデッキでは手札を捨てる効果を持つカードが10枚入っており、その効果の選択肢に入れればいいです。

では、コストが小さい順にカードの説明をしたいと思います。


≪飛翔の竜人≫

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攻撃されない効果を持っているのと、自分がスペルをプレイすると自動で進化をします。
攻撃されないのとスタッツが低いためなのか割とスルーされることもあり、盤面に残りやすいフォロワーです。神託の大天使・ガブリエルとの相性が良いです。
このデッキには、蛇竜の契りや竜の託宣等のスペルがそこそこ入っているので簡単に自動進化することができます。1回ではありますが、EPを消費せずに進化の回数を稼ぐことができます。

進化後は、攻撃時に手札からコスト最小のカードをランダムに1枚捨ててカードを1枚引きます。
場に出て進化をしていれば、コストを払わずにデッキを回すことができます。コスト最小のカードをランダムに捨てるので、攻撃するタイミングや捨てるカードには注意が必要です。
波濤のプレシオサウルスをプレイ後は相手のフォロワーに2ダメージと相手リーダーに1ダメージのオマケ付きで、非常に強力なカードになります。

今はピンでの採用ですが、もう1枚くらい増やしてもいいかなぁと感じています。


≪蛇竜の契り≫

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低コストでデッキを回せるとても優秀なカードです。
覚醒前の場合、竜神の吐息があれば2枚ドローなので使っても問題ありません。竜神の吐息がなくて手札悪すぎる時は、1枚しかドローできないのでよく考えてから使ってください。
覚醒後は、引きたいカードを引きにいくために積極的に使いたいカードです。

しかし、波濤のプレシオサウルスをプレイしてからだとランダムな相手フォロワーに2ダメージとリーダーに1ダメージ与えることができるので、波濤のプレシオサウルスを待ってからのプレイも検討してください。
10PPの場合は、エンハンス9のゴブリンスクラムとセットで使えます。とりあえず蛇竜の契りでドローしたらゴブリンスクラムを引く可能性もあるので、狙いにいってもいいでしょう。


≪覇道の龍人・ガリュウ≫

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序盤から終盤まで器用に動けるカードですが、基本的にはエンハンスでのプレイが多いです。

金龍の2点回復は序盤にPPブーストしている間のダメージを和らげてくれます。
銀龍の相手リーダーに2ダメージ与える効果も特に至高神・ゼウスでのリーサルを助けてくれるので馬鹿にはできません。

エンハンス9でのプレイは、ゴブリンスクラムとの選択になる場合もあります。覇道の龍人・ガリュウは大型の守護が出せる点と盤面ロックにならない点が大きなメリットで、対面によって変わってくると思います。(自然ウィッチ相手にゴブリンスクラムから出したらナテラの大樹を回されて盤面ロックされてOTKを食らう可能性があったり・・・)
逆にデメリットは、盤面処理が進化込みで2面までしかできません。終盤になればなるほどEPもなくなりがちになり、盤面処理がしにくくなっていき、使いどころがなくなっていきます。そのため手札を捨てる時の選択肢にも入ってきます。どのタイミングで使うか、捨てるのか、やや難しいカードになります。


≪岩石のアンキロサウルス≫

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2/2/2の標準スタッツでありながら優秀な効果を持っています。
1つ目はランダムな相手フォロワー1体に1ダメージです。特にヴァンパイアやAFネメシスに刺さります。3/3や2/3のフォロワーをプレイされた時でも、この効果で1ダメージ与えておくことでトレードを狙うことができます。
波濤のプレシオサウルスをプレイ後は相手の盤面に1+2点与えることができるので計算を間違えないようにしましょう。
2つ目はラストワードで1枚ドローできます。時差はあるものの序盤に無理なくデッキを回すことができるのは、このデッキでは価値が大きいです。あと先ドローできる時は忘れないようにしましょう。
最後に、自然カードを捨てると相手リーダーに1ダメージ与えます。まあ気にする必要はそんなにないと思います。


≪竜の託宣≫

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もはや説明不要のドラゴン最強のカードです。
2ターン目は出来る限りこのカードをプレイしたいところです。
マリガンでも最優先です。
はい。


≪ワンダーコック≫

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名前の異なる自然カードを2枚手札に加えます。このデッキの自然カードは、波濤のプレシオサウルスと岩石のアンキロサウルスだけなので、必ずこちらの2枚をサーチすることができます。
デッキ圧縮をしながら、非常に強い波濤のプレシオサウルスを手札に加えられます。10PPの時はワンダーコックでサーチした波濤のプレシオサウルスをすぐにプレイできEPを消費せずに進化できる点も強いです。波濤のプレシオサウルスの進化時効果で岩石のアンキロサウルスを捨てることで回復もできます。
懸念点は、序盤はPPブーストを優先したかったり、相手のフォロワーとトレードをしたいのにスタッツが低く盤面に干渉できないことが多かったりします。余裕がある時にプレイすることが多くなります。


≪神託の大天使・ガブリエル≫

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PPブーストと相性が良く、場残りが良いエンハンス9のゴブリンスクラムやエンハンス9の覇道の龍人・ガリュウ、ハルクドラゴニュート、嵐鉄の竜人から得られるプロダクトマシーンとも相性が良いカードです。

最も強力なのはハルクドラゴニュートとのコンボで、対面次第では実質処理不可能な守護フォロワーを作り出すことができます。ハルクドラゴニュートを出すタイミングを見極めましょう。

最も多いのはエンハンス9のゴブリンスクラム後にゴブリンに効果を付与するプレイです。10PPでプレイするため、ゴブリンが10/11、ガブリエルが9/10の守護となります。ゴブリンで2回顔を攻撃すれば勝ちという状況になりつつ、9/10の守護に守られている10/11のゴブリンまで倒すというのは相手にとって非常に困難です。そもそもゴブリンスクラムの返しにリソースを多く使ってくれるためなおさらです。

そもそも大型の守護としての役割もあります。今の環境では最大級の守護フォロワーになるので充分に活かしていきましょう。

実はこのデッキでは至高神・ゼウスより神託の大天使・ガブリエルの方が確実かつ簡単に勝ちにいけることが多いのはあまり知られておらず、相手のケアが不十分なことが多いです。(相手がケアしきれない場合も多いです)

よくあること。
相手「相手が次のターン9PPだからゴブリンスクラムをプレイされてしまう!せや、盤面の雑魚フォロワーは無視して盤面狭くしてやろ!」
ワイ「神託の大天使・ガブリエル、ドーンだYO!GG!」


≪ゴブリンスクラム≫

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ほとんどエンハンス9でのみプレイします。
3/4を5面展開しつつ、相手の盤面を15点まで処理しながら、進化の回数を5回も稼ぐことができます。このデッキの核となるカードで非常に強力なので、積極的にプレイしたいカードです。

ただ、注意しなければいけない点は、相手の盤面に攻撃4以上や必殺フォロワーがいない場合、盤面が埋まりロックされることです。
相手の体力が16以上の場合は1ターン耐えられてしまいます。
※ちなみに波濤のプレシオサウルスをプレイ後は蛇竜の契りで手札から打点が出せます。

以下の状況は起こりやすいので、注意してください。

・自然機械ドラゴン対面で、影の浸食が発動しナテラの大樹の破壊カウントが進んでいる場合
・AFネメシス対面で、自分の体力が少なく複数のパラダイムシフトのコストが下がっている場合(ブリッツ展開⇒シオンに注意したいけどそこまで計算するのは流石に厳しいか)
・機械ヴァンパイア対面で、自分の体力が少なくモノのリーサルターンが近い場合
・コントロールエルフ対面で、リノセウスカウントが進んでいる場合
・自然ウィッチ対面で、ナテラの大樹のプレイカウントが進んでおり、キャルのUBターンが近い場合
・機械ネメシス対面で、ベルフォメットの前のターンにプレイしゴブリンの体力が2以下にならない状況で、相手のベルフォメットから守護が3体以上場に出てしまう場合
※他にもあったらごめんなさい!

盤面ロックにはならない場合は、至高神・ゼウスや神託の大天使・ガブリエルに繋げることができるので、比較的楽にプレイしてかまわないと思います。

先5スクラム最強!


≪嵐鉄の竜人≫

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ファンファーレで0コストのプロダクトマシーンを覚醒前なら1枚手札に加えます。覚醒状態では3枚も加えます。このプロダクトマシーンにはいくつか役割があります。
・嵐鉄の竜人の進化時効果で進化をします。2面処理をしながら1つのEPで進化の回数を2回稼ぐことができます。
・手札を捨てる効果のために手札に残しておきます。手札を捨てる効果を持つカードの枚数と他の捨ててもいいカードの枚数を考えて残す枚数を決めましょう。
・進化後の飛翔の竜人がいる場合に、0コストのプロダクトマシーンは優先して手札から捨てられるカードになります。0コストであることを利用していきましょう。
・ナテラ崩壊のアディショナルで追加されたヴァンパイアのルインウェブスパイダーが出てきた場合、0コストのプロダクトマシーンは極力残しておきます。1ターンに1回、最初にプレイしたフォロワーが攻撃不能にされてしまうので、その効果を受けるために0コストのプロダクトマシーンをプレイすることがあります。
・神託の大天使・ガブリエルが手札にいる場合、1枚手札に残しておくことも検討します。0コストのプロダクトマシーンに神託の大天使・ガブリエルの効果を付与することで大型のフォロワーを2体並べることができます。ただしエンハンス9のゴブリンスクラム等の方が優先度が高く、そもそも盤面に残ったフォロワーに神託の大天使・ガブリエルの効果を付与した方が強いため、あまりやらないプレイではあります。

このデッキには鋼鉄と大地の神が入っていないため、プロダクトマシーンを必要以上に手札に残すことはしません。覚醒状態で一気に展開して盤面に残ったフォロワーに神託の大天使・ガブリエルを付与するというプレイがよくあります。しかし、出し過ぎによる盤面ロックには注意してください。
また、次のターンが9PPでゴブリンスクラムを引けている、かつ、神託の大天使・ガブリエルが引けていない場合、プロダクトマシーンを出す枚数は少ない方が良い場合があります。相手の盤面を空にされ、プロダクトマシーンだけ残されてしまうことがあるからです。ゴブリンスクラムは有名でケアしてくる相手もいますが、神託の大天使・ガブリエルのケアはあまりされません。

プロダクトマシーンが本体のような説明となってしまいましたが、人によってその使い方に差が出るかもしれません。自分の手札等としっかり相談してからプレイしましょう。

ちなみに終盤になると、EPがなくなったり他のカードの方がプレイの優先度が高くなったりして嵐鉄の竜人をプレイするタイミングが少なくなることもあります。その場合は嵐鉄の竜人自体を手札から捨てることも考えましょう。


≪竜人の吐息≫

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このカードは基本的に手札から捨てる際に選択されます。選択すると以下のようにドローが増えます。
・飛翔の竜人は、進化後攻撃時に2ドロー(手札から捨てるカードがランダムなので注意)
・蛇竜の契りは、覚醒前なら2ドロー、覚醒状態なら3枚ドロー
・岩石のアンキロサウルスは、ファンファーレで1枚、ラストワードで1枚ドロー
・波濤のプレシオサウルスは、進化で3枚ドロー
序盤にPPブーストが引けていない時や終盤にゴブリンスクラムやゼウスを引きたい時等、引きたいカードがある時は迷わず捨てていいと思います。

もう1つの効果で3コストでプレイすると相手フォロワーに6点ダメージを与えることができます。
序盤から使える除去カードになりますので、場合によってはプレイすることもあります。
終盤の除去カードは他にもそこそこあるので、他の手札と相談しながらのプレイになると思います。


≪ドラゴニックレイジ≫

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低コストのPPブーストカードで、序盤に引いて早めにプレイしたいカードです。
覚醒前のチョイスは余程のことがない限り、PPブーストをするローウェンの咆哮一択です。

覚醒後は、PPブーストに加え、ランダムで相手フォロワーを1体破壊することができます。ランダムという点が難点ですが、優秀な除去カードになります。
フォロワーをあまり出さなかったり小型のフォロワーばかりを並べたりしてくる相手にはあまり強く使いにくいので、その時は捨てるカードの候補になりやすいです。


≪絆の竜剣士・アイラ≫

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ファンファーレでPPブーストをして、PPを3回複します。アイラ自身が6コストで6PPの時にプレイした場合、すぐに覚醒状態となります。
あまり機会がないプレイですが、進化時にPPが6以上余っている場合、絆の覇竜を1体出します。絆の覇竜は6/6必殺守護です。さらに絆の覇竜が場にいる時はアイラ自身にダメージが入りません。

6PPの時にプレイし覚醒状態になることで、回複した3PPできる強いプレイが色々あります。
・竜の託宣またはドラゴニックレイジをプレイすると、覚醒状態の効果を発動しながら次のターンに9PPとなりゴブリンスクラムに繋げることができます。
・蛇竜の契りをプレイすると2ドローできます。余った2PPで使える竜の託宣を引ける可能性も考えておきましょう。
・嵐鉄の竜人をプレイすると0コストのプロダクトマシーンが3枚手札に加わります。進化で2面処理しながら横展開することも可能です。アイラに進化を切らないプレイのため、何かの間違いで次のターンまでアイラが盤面に残った場合はアイラを進化して絆の覇竜を出すプレイも視野に入ります。


≪波濤のプレシオサウルス≫

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中盤から終盤まで活躍する優秀なカードです。
3つの効果を持っているので1つずつ簡単に解説していきたいと思います。詳しい効果についてはカードのテキストを読んでください。

1つ目は、手札を捨てた時にランダムな相手フォロワーに2ダメージと相手リーダーに1ダメージという効果を自分のリーダーに付与します。特にランダムな相手フォロワーに2ダメージの効果が強力で盤面処理が捗ります。
このデッキで手札を捨てる効果を持つカードは、
・飛翔の竜人
・蛇竜の契り
・岩石のアンキロサウルス
・波濤のプレシオサウルス
の4種類10枚です。手札に波濤のプレシオサウルスがいる場合には、蛇竜の契りや岩石のアンキロサウルスのプレイを温存することがよくあります。

2つ目は、自分のPP最大値が10PPならEPを消費せずに進化することができます。EPがなくなった後も進化で盤面処理をしながら進化の回数を稼ぐことができます。
よくあるのが、エンハンス9のゴブリンスクラムの次のターンにプレイすることです。

3つ目は、進化時に手札を1枚捨て2枚ドローします。この時、自然カードを捨てたなら自分のリーダーを2回復します。自身の1つ目の効果で、ランダムな相手フォロワーに2ダメージと相手リーダーに1ダメージのオマケ付きです。
このデッキの自然カードは、
・岩石のアンキロサウルス
・波濤のプレシオサウルス
の2種類6枚だけです。
デッキを回せるのとこのデッキでは貴重な回復ができる場合もあるので、積極的に進化をしたいフォロワーです。


≪ハルクドラゴニュート≫

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ピンで採用していますが、あまり見ないカードだと思います。
突進守護で、このフォロワーへの2以上のダメージが1になります。
進化後はカードの能力によって破壊されません。必殺が効かなかったり、アウェイキングガイア等のフォロワーを破壊する効果が効かなかったりと非常に厄介なフォロワーになります。

基本的に、4回、フォロワーによる交戦や除去カード等でダメージを与えないと倒せません。こちらのゴブリンスクラムの前のターンに相手のリソースを奪えたり、逆にゴブリンスクラム後に出すことで相手のリソースが少なくなった状態でプレイするのも強い場面があります。

上手くプレイできて相手が処理仕切れずに盤面に残って自分のターンになった場合、神託の大天使・ガブリエルとのコンボが非常に強力です。9PPの場合は+6/+6、10PPの場合は+7/+7するので、より処理が困難で厄介なフォロワーになります。ゲームを決める力があるので狙える時は狙ってみるのもいいと思います。

このカードの弱点もいくつかあります。よく見るカードや場面だけ紹介したいと思います。
・機械ヴァンパイア等の機械フォロワーを中心としたデッキに採用されている機械神のアクセラレートで簡単に処理されてしまいます。機械フォロワーを中心にプレイされたら機械神の採用を疑いましょう。
・アディショナルでヴァンパイアに追加された背徳の狂獣の進化時のリーダー付与の効果で細かくダメージを受けてしまいます。
・ウィッチの猫耳の魔法使い・キャルのユニオンバーストで処理されてしまいます。猫耳の魔法使い・キャルがよく採用されている自然ウィッチ自体にはハルクドラゴニュートは強いので、ユニオンバーストが下がる前か自分の盤面に他にもフォロワーがいる有利な状態でプレイしたいです。
・相手にフォロワーを横展開されるとそのフォロワーだけで処理されてしまうので、プレイするのは後回しにした方がよいです。
・消滅させる効果を持つカードに弱いです。よく見かけるカードとしては、スペルを中心としたウィッチに採用されているアブソーブスペルがあります。


≪至高神・ゼウス≫

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このデッキのフィニッシャーの1枚で強いカードなのですが、ちょっと説明しにくいカードで困っています。強いカードではあるものの非常に運要素が高いので弱い場面もたくさんあります。
ファンファーレの効果はちょっと長いのでカードのテキストを読んでください。

至高神・ゼウスを強く使うためには、自分のフォロワーが進化した回数を稼ぐ必要があります。ここまで読んだ方ならすでにお分かりではあると思いますが、このデッキでは以下の方法で進化の回数を稼ぎます。
・EPによる進化です。先攻なら2回、後攻なら3回進化をすることができます。天災のジェネシスドラゴンのアクセラレートにより、EPが消費されてしまうことがある点だけ注意しましょう。
・嵐鉄の竜人による進化時の効果で、もう1体の機械フォロワーを進化させることができます。1つのEPで進化の回数を2回稼げます。
・飛翔の竜人が場にいる時にスペルをプレイすると自動で進化をします。EPを消費せず、比較的簡単に進化の回数を稼げます。
・波濤のプレシオサウルスは10PPの時にプレイするとEPを消費せずに進化することができます。進化時効果も強力なので引きたいカードがある等の時は積極的にプレイしていいと思います。
・ゴブリンスクラムをエンハンス9でプレイすると一気に最大で5回も進化の回数を稼ぐことができます。むしろゴブリンスクラムがないと至高神・ゼウスはあまり使い物にならないカードになりがちです。なのでより早くゴブリンスクラムをエンハンス9でプレイできるように、PPブーストをしたりドローをしたりしていきたいです。

至高神・ゼウスで勝負を決めたい場面もよくあると思います。その時の攻撃力や疾走する期待値について、ちょっとだけ記載しておきます。
・エンハンス9のゴブリンスクラム+EP消費2回の計7回の場合、攻撃力の期待値は13〜14、疾走する確率は約80%です。ゴブリンが2体残っていたりしたら20点削れる可能性もありそうですが、至高神・ゼウスのみでのリーサルは期待できません。
・エンハンス9のゴブリンスクラム2回+EP消費2回の計12回の場面、攻撃力の期待値は19〜20、疾走する確率は約93%です。至高神・ゼウス1枚で試合を決める可能性があります。

疾走すれば勝てるのに、そんな時に限って疾走しないことも当然あります。運要素が高いので仕方ないと割り切るしかありません。
できれば至高神・ゼウスが疾走せずとも、自分のリーダーを回復したり大型の守護フォロワーになったりすることで次のターンに負けない状況でプレイしたいところです。

絶対絶命の場面では迷わずプレイしてワンチャンスに賭けましょう。
逆に相手からのリーサルがないとわかっているなら、進化の回数を稼ぐプレイをしてもよいでしょう。
また、手札に至高神・ゼウスが2枚以上ある場合、2回の疾走することでリーサルを狙ってもよいでしょう。自分のリーダーを回復したり守護フォロワーになったりするので、至高神・ゼウスだけのプレイでも負けにくい状況になることも多くあります。疾走しなかったら泣きましょう。


≪天災のジェネシスドラゴン≫

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本体は10/7/8の疾走です。
最後の一押しとしてプレイすることもありますが、細かく相手の体力を削るデッキではないのであまり出番がありません。守護1枚で止まってしまう点も使いにくいことがあります。
進化の回数を稼げていれば、至高神・ゼウスの方がダメージが期待できます。あくまで確実に7ダメージ与える疾走として手札に1枚あれば充分でしょう。

アクセラレート4でプレイするとPPブーストをします。その時、EPがあれば1つ消費してお互いのフォロワーに3ダメージ与えます。進化可能ではないターンはPPブーストのみです。
4コストのPPブーストカードです。2ターン目に竜の託宣をプレイすると、最速で3ターン目にプレイできるので狙っていきたいです。

EPがある場合は強制的にEPを消費するので注意が必要です。
しかし、このデッキでは貴重なAOEになります。序盤にPPブーストをしていた場合に相手の横展開を許すことになりますが、このカードで一気に盤面を返せることもよくあります。特に後攻4ターン目でのプレイが多いです。

ほとんどないですが、一応自分の盤面ロックを解除することもできます。
例えば、エンハンス9のゴブリンスクラムをプレイしゴブリンで攻撃力1以上の相手フォロワーに攻撃すると体力が3以下になると思います。次のターンは10PPなので蛇竜の契りからプレイし、場の体力3以下のゴブリンで攻撃してから天災のジェネシスドラゴンをアクセラレートでプレイし体力3以下のゴブリンを破壊します。5PP残るので、元々体力4で破壊されなかったゴブリンに、神託の大天使・ガブリエルで+2/+2することができます。ゴブリン5体分の15点と神託の大天使・ガブリエルの2点、波濤のプレシオサウルスをプレイ後だった場合は蛇竜の契りで1点の最大18ダメージ与えることができる計算になります。
長々と書きましたが、そんな場面はまずないのでスルーしてもらって大丈夫です。覚えておくとこのデッキを相手にした時にケアすることができるくらいです。


デッキの紹介は以上となります。


紹介したデッキの戦い方

このデッキの戦い方を簡単に紹介したいと思います。


≪序盤のプレイ≫

①PPブーストをする

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ドラゴンクラスができる特権です。PPブーストをして相手より多くのプレイや強いプレイができるようにします。基本的に序盤は最も優先したいプレイです。


②ドローをしてデッキを回す

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PPブーストカードやこのデッキの核となるゴブリンスクラム、あるいはこのデッキのフィニッシャーを引きにいきます。基本的にPPブーストの方が優先で、余ったPPを使ってデッキを回していきたいです。


③フォロワーを出して盤面を作る

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盤面にフォロワーを並べてこちらの体力を削ってくる相手に対し、PPブーストばかりし過ぎてしまうと対応しきれない盤面になってしまうことがあります。バランスを見てどちらを優先するか判断しなければいけません。


≪進化可能ターンや覚醒状態でのプレイ≫

①さらにPPブーストをする。

このデッキは9PPでエンハンス9のゴブリンスクラムをプレイするのが、最初の目標みたいなところがあります。なので可能なら早く9PPにしておきたいです。

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絆の竜剣士・アイラはPPブーストしながらフォロワーをプレイでき、かつ3PP回復します。6PPや7PPの場合に優先してプレイしたいカードです。


②ドローをしてデッキを回す

6PPでプレイできる波濤のプレシオサウルスの進化時の効果や覚醒状態での蛇竜の契りをプレイして、引きたいカードを引きにいきたいです。特にゴブリンスクラムは9PPになった時にプレイしたいので、それまでに引いておきたいです。

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波濤のプレシオサウルスは、リーダー付与の効果を早めに付けておきたいのと、進化時に2ドローすることでデッキを回せるのが強いです。10PPになるとEPを消費せず進化できるので温存しても良いです。


③フォロワーを展開する

・嵐鉄の竜人

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覚醒状態では0コストのプロダクトマシーンが3枚手札に加わり、そのプロダクトマシーンと合わせて進化をすることが多いです。プロダクトマシーンにはたくさんの使い道があるので、プレイしてしまうか、手札に残しておくかしっかりと検討しましょう。

・覇道の龍人・ガリュウ

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エンハンス5、または、エンハンス9でのプレイが基本になります。エンハンス5でプレイする場合は、金龍か銀龍か、対面の動きを予想して選択しましょう。エンハンス9でプレイしたい時は、ゴブリンスクラムとどちらが良いか、検討してからプレイしましょう。

・ゴブリンスクラム

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ほとんどエンハンス9でのみプレイします。このデッキで最も強いカードです。処理をしながら盤面を作り進化の回数を稼ぎます。盤面ロックには注意が必要ですが、至高神・ゼウスに繋げるためにも積極的にプレイしたいです。


≪フィニッシャー≫

①至高神・ゼウス

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他の進化ドラゴンと同じですが、やはり強いフィニッシャーです。運要素を少しでも和らげたいため、しっかりと進化の回数を稼いでからプレイしたいです。

②神託の大天使・ガブリエル

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盤面にフォロワーが残っていれば、大型のフォロワーを一気に2体並べることができます。多くのデッキに対して、非常に処理されにくく有効なフィニッシャーです。運要素がなく、シンプルな強さで勝ちにいけます。ケアされにくいのもとても強いです。

③ハルクドラゴニュート

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4回に分けてダメージを与えないといけないフォロワーで、対面や状況次第では処理されにくいです。神託の大天使・ガブリエルとのコンボが非常に強力です。フィニッシャーとしてではなく、とりあえず8PPの動きとしてだったり、相手のリソースを奪う役割を果たしたりと充分に活躍します。簡単に処理してくる苦手な対面もいるので注意が必要です。


対面ごとに変わってくる点は、申し訳ありませんが有料部分に後述しています。


6月末の新弾でローテ落ちするカード一覧

デッキ編成で次にローテ落ちするSTRで検索します。

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飛翔の竜人のみがローテ落ちします。ほぼ影響はありません。

あと4ヶ月は使えますね。新弾で強化カードが来たらとてもアツいです。流行ってほしくはないですが・・・。

このデッキが嫌いな方はどんまいです。


ランクマッチでの使用感

すでにランクマッチではちょくちょく見かけますが、どうなのでしょうか。

ランクマッチは色々なデッキと戦います。相手がどのようなデッキを使っているかはいざ試合が始まってみないとわからないです。

進化ドラゴンは圧倒的に不利な相手がいないのと自分のやりたいことして戦うデッキなので、ランクマッチでは戦いやすいデッキです。自分の思考時間も比較的短く、1試合の試合時間も短くなりやすいのでサクサクとプレイすることができます。考えることも少ないので、ながらプレイでも全然OKです。

では、実際勝てるのでしょうか。


勝てます。この記事のために連勝のスクショを撮っておきたいなぁと思ってランクマッチで使用したらすぐに10連勝できました。

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全然戦えるデッキなので、安心して使ってみるといいと思います。


Ratings for シャドウバースでの戦績

第12期後半戦でずっと使用していましたので、その戦績を載せておきたいと思います。
最初は勝率50%切ったらさすがに使うのをやめて、普通にRAGEでも使った自然機械ドラゴンに変えようと思っていました。

あまり数はこなしていないのと、成績も大して良くないので、あくまで参考程度にお願いします。


≪アディショナル前まで(5/11~5/20)≫

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・あと1試合やって勝ってたらちょうど60%という数字でした。惜しかった。
・ヴァンパイアをやや苦手としていました。先攻の方が苦手としたのはちょっと予想外でした。
・一応先後どちらも勝ち越しています。むしろ後攻の方がかなり勝率がいいです。先攻環境と言われていますが、先後どちらでも戦えるのは良いですね。


≪アディショナル後から(5/22~5/31)≫

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・アディショナル追加でも構築は変わっていないドラゴン相手にかなり後攻を引いてしまい大きく負け越してしまいました。先攻を引いた試合でも後3ヴァイディを処理できず…。
・アディショナル後はヴァンパイアに対して大きく勝ち越しました。しかも後攻の方がかなり勝ってます。背徳の狂獣が追加され強化されたように見えますが、ネレイアやイオが、機械神の枚数が減らされていることの方が追い風になっています。


≪第12期後半戦合計≫

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アディショナル追加を挟んでいるのであまり参考にはなりませんが。

まぁTier3のデッキにしては頑張ったのではないでしょうか。


ここまで読んでいただいた方へ

ここまで長々と読んでいただき、本当にありがとうございました。拙い文章で読みにくいところもあったと思います。申し訳ありませんでした。
もし、ここがわからないとか間違ってるんじゃないかとかありましたらTwitterの方までお願いします。できる限り対応させていただきます。

ナテラ崩壊の環境もあと1ヶ月となりましたが、この記事を読んで、進化ドラゴンを使ってみようと思ってくれたらとても嬉しいです。プレイングは簡単なので、誰でも使いこなせて勝てると思います。6月末のローテ落ちも影響が少ないので、新弾後の環境でも期待したいですね。

この記事のせいで進化ドラゴンが流行ってしまうことはまぁないとは思いますが、もしランクマッチでハルクドラゴニュートあたりが飛んできたらごめんなさい。でも、この記事を読んだ方なら神託の大天使・ガブリエルのケアとかはできると思うので、ばちこり勝っていってください。

今回が初noteでした。書くのにちょっと時間が掛かってしまいましたが、書いてて楽しかったです。6月末に新弾が来ますが、新しい環境でも1つくらい記事が書けたらなと思っています。その時は、また読んでいただけたら幸いです。

では、ありがとうございました。


ここから先は誠に申し訳ございませんが、有料部分とさせていただきます。

≪有料部分の目次≫ 

・購入していただいた方へ
・BO3(BO5も含めて?)での立ち位置と自然機械ドラゴンとの比較
・採用を検討するカード
・ドラゴンクラスのマリガンについて
・全対面共通のマリガン
・各対面との相性や戦い方、マリガンについて
 ・vsコントロールエルフ
 ・vs式神ウィッチ
 ・vs自然ウィッチ
 ・vs自然機械ドラゴン
 ・vs進化ドラゴン
 ・vs自然ネクロ
 ・vs機械ヴァンパイア
 ・vsミッドレンジヴァンパイア(渇望ヴァンパイア)
 ・vs自然機械ビショップ
 ・vsAFネメシス
 ・vs機械ネメシス
・リプレイ考察集
 ・ケアされがち?なゴブリンスクラムの裏目
 ・vs機械ヴァンパイアの難しいところ
 ・ハルクドラゴニュートがぶっ刺さり!?

有料にするほど実績を残したわけではないです。それに大したことは書いていません。購入には注意してください。
※ここまで注意したのでクレームは受け付けませんよ~。

では、ここでお別れの方、読んでいただきありがとうございました。


※8/17追記
以下の有料部分を無料公開しました。


購入していただいた方へ

こんな記事の有料部分を購入いただき、誠にありがとうございます。

大したことは書いていませんが、長い文章がまだまだ続きますのでご了承ください。

では、よろしくお願いいたします。


BO3(BO5も含めて?)での立ち位置と自然機械ドラゴンとの比較

進化ドラゴンは圧倒的に不利な相手がいなく、色々なデッキと戦えるデッキです。色々なデッキと戦うことになるBO3では最悪2回戦って1回勝てばいいのです。上振れればどんな相手でも勝てるので、なかなか2タテされることはありません。

気になるのは同じドラゴンの自然機械ドラゴンとの選択です。自然機械ドラゴンも同じように色々なデッキと戦えるデッキです。自然機械ドラゴンの強いムーブとされる5Tの鋼鉄と大地の神の着地の要求値が、進化ドラゴンの5Tゴブリンスクラムより全然低いのでそちらの方が流行しているのも納得です。

自然機械ドラゴンと進化ドラゴンのそれぞれを比較してみた際のメリットを考えてみたいと思います。

≪自然機械ドラゴンのメリット≫
・強いとされる5Tの鋼鉄と大地の神の着地の要求値が、進化ドラゴンの5Tエンハンス9のゴブリンスクラムよりかなり低いです。
・ナテラの大樹や鋼鉄と大地の神によりドローできる量が多く、かなりデッキを回せるため引きたいカードを引きやすいです。
・鋼鉄と大地の神の効果でドローしたカードのコストが下がります。元々PPブーストしてる癖に更にコストが下がるため非常にずるいです。
・必殺フォロワーが多めです。
・影の浸食のダメージで勝つことが多いですが、リーダー付与の効果になるので1度影の浸食をプレイした後のプレイの自由度は高く、柔軟に対応することができます。特に盤面ロックを利用した勝ち方ができるのが強いです。

≪進化ドラゴンのメリット≫
・PPブーストカードが自然機械ドラゴンより基本的に多いため、どちらかというと安定してPPブーストできます。
・波濤のプレシオサウルスのリーダー付与の効果やエンハンス9のゴブリンスクラムで相手のフォロワーに細かくダメージを与えるのが得意です。
・守護フォロワーが多いです。なかなか他のデッキにはない大型の守護フォロワーなので、疾走が多いデッキや必殺等の確定除去がないデッキに対して有効です。
・至高神・ゼウスで自分のリーダーを一気に回復できる可能性があります。
・圧倒的に不利な状況でも至高神・ゼウスで一発逆転できる可能性もあります。
・地味に戦い方やデッキの構築を知られておらず、神託の大天使・ガブリエルやハルクドラゴニュートあたりが刺さり、勝ちに繋がることもあります。

あとは他のデッキとの相性が若干変わってくると思います。

個人的にBO3では進化ドラゴン&自然機械ドラゴンで戦いたかったです。


採用を検討するカード

他の方の進化ドラゴンの構築で見たことがあるカードをいくつか考察してみたいと思います。実際にデッキに入れて試しているわけではない点はご了承ください。


≪金剛のパキケファロサウルス≫

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ナテラ崩壊のアディショナルで追加されたカードです。能力によって手札を捨てたターンにプレイするとEPを消費せずに進化することができます。進化すると相手のフォロワー1体に2ダメージと相手のリーダーに2ダメージです。2/2/2なので序盤の事故軽減にもなります。
盤面で戦ってくる対面に対しては強いカードだと思います。
懸念点は、手札を捨てるカードと一緒に使わなければいけないのと、このカードが自然カードでワンダーコックのサーチがブレてしまうので、中々採用しにくいカードです。


≪ドラゴニック・コア≫

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コストが低めのPPブーストカードです。進化をした時にPPブーストをし、PPを2回復します。
懸念点は、時差があるため特に先攻の時に遅い点と進化できるフォロワーがやや少ない点です。
後攻の時に2T竜の託宣、3Tドラゴニック・コアと動いても4Tの時は5PPなので進化して強いフォロワーが少ないです。嵐鉄の竜人ぐらいでしょうか。もし、3Tがドラゴニックレイジor天災のジェネシスドラゴンだったら4Tに絆の竜剣士・アイラや波濤のプレシオサウルスをプレイできるのでそちらの方が強いです。
個人的には無しです。


≪治癒のドラグーン≫

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リーダーを回復できる優秀なフォロワーです。手札から捨てられた時にも回復しますがそちらの使い道の方が多いでしょう。 
スタッツも高めで簡単には倒されにくいです。序盤から盤面で勝負してくるようなデッキに対しては、4コストでプレイしても手札から捨てて回復しても強いです。
懸念点は、コントロールエルフ等の1ターンに一気に大ダメージを与えてくるようなデッキに対して腐りやすいです。今の環境ではそういうデッキも多いので採用しても1枚か多くて2枚ぐらいでいい気もします。
個人的には、ハルクドラゴニュートと役割の対象が逆だなぁと感じています。機械ヴァンパイア、AFネメシス、式神ウィッチあたりに強くしたいなら治癒のドラグーン。コントロールエルフ、自然ウィッチ、機械ネメシスあたりに強くしたいならハルクドラゴニュートといった感じでしょうか。ただハルクドラゴニュートの方がより勝利に直結する強さがある点を評価しています。


≪ドラゴンイクシード・ギルヴァ≫

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ナテラ崩壊のアディショナルで追加されたカードです。YouTubeの方でよく見かけました。
6/5/5の守護で、ファンファーレでリーダー付与の効果がありますがちょっと長いので省略します。そのリーダー付与の効果ですが、進化ドラゴンは少しずつ削っていくデッキではないのでこのデッキでは使いにくそうです。
進化時に他のフォロワーすべてに2ダメージ与えます。貴重なAOEになります。盤面で勝負してくる相手には強そうです。
6コストは絆の竜剣士・アイラと波濤のプレシオサウルスがいるのでやや渋滞気味になってしまいそうです。


≪猛火のティラノサウルス≫

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基本的にアクセラレートでのみプレイすることになります。その時に手札に加わるナテラの大樹はプレイせず手札を捨てる際に選択します。
序盤に除去カードとしてプレイすることでライフカットすることができます。
地味に自然カードなので波濤のプレシオサウルスの進化時に捨てた場合に回復します。ワンダーコックが入っている方は自然カードが増えてしまうので採用には注意が必要です。
個人的にはまぁ無くていいかなぁと思います。


他にもありましたら随時追記してみたいと思います。


ドラゴンクラスのマリガンについて

個人的な意見なのですが、ドラゴンのマリガンは、性格によるんじゃないかなと考えています。
その理由は、2ターン目までに3枚しかない竜の託宣を引くという微妙な確率とそれが引けなかった時の不器用で弱い動きにリスクがあるところです。
竜の託宣を引いた時の強さを求めて全力で引きにいく人もいれば、2パスが嫌で構築の段階で2コストのカードを多く積んで序盤の安定感を上げてる人もいると思います。(2パスが嫌ならドラゴン使うなとか言われそうですが)

このデッキで提案するのは、3種類のマリガンのプランです。
①どんな相手でもPPブースト(特に竜の託宣)を最優先
②PPブーストを優先しつつも対面により差がある
③PPブーストとデッキを回せるカードを優先する

僕は性格上ビビりなので全対面で①はできません。③を中心として、少し②がある感じのハイブリッドです。このデッキは他のデッキよりも2コストが更に少ないので、竜の託宣が引けなかった時のリスクもより高いものとなっているのもちょっと怖いです。


全対面共通のマリガン

全対面共通のマリガンを考えてみましたが多分こんな感じでやってると思います。ぶっちゃけ気分でやってる時もありますが。
対面ごとに変えているマリガンについては、後述したいと思います。

≪先攻≫
●単キープ
・竜の託宣
・ドラゴニックレイジ
●セットキープ
・飛翔の竜人+竜の託宣
・飛翔の竜人+ドラゴニックレイジ
・蛇竜の契り+̟竜人の吐息
・岩石のアンキロサウルス+竜人の吐息
・竜の託宣̟+天災のジェネシスドラゴン
・竜の託宣+ドラゴニックレイジ+絆の竜剣士・アイラ
・竜の託宣+天災のジェネシスドラゴン+絆の竜剣士・アイラ
・竜の託宣+ドラゴニックレイジ+ゴブリンスクラム
・竜の託宣+天災のジェネシスドラゴン+ゴブリンスクラム

≪後攻≫
●単キープ
・竜の託宣
・ドラゴニックレイジ
●セットキープ
・飛翔の竜人+竜の託宣
・飛翔の竜人+ドラゴニックレイジ
・蛇竜の契り+̟竜人の吐息
・岩石のアンキロサウルス+竜人の吐息
・竜の託宣̟+天災のジェネシスドラゴン
・竜の託宣+ドラゴニックレイジ+絆の竜剣士・アイラ
・竜の託宣+天災のジェネシスドラゴン+絆の竜剣士・アイラ
・竜の託宣+ドラゴニックレイジ+ゴブリンスクラム
・竜の託宣+天災のジェネシスドラゴン+ゴブリンスクラム
・竜の託宣+ドラゴニックレイジ+波濤のプレシオサウルス
・竜の託宣+天災のジェネシスドラゴン+波濤のプレシオサウルス


各対面との相性や戦い方、マリガンについて

自分が進化ドラゴンを使っていて感じたことを書いていきたいと思います。
マッチ回数が少なくやや情報不足なところもあるかとは思いますがその辺はご了承下さい。


≪vsコントロールエルフ≫

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≪相性≫
かなり有利なマッチアップです。先後の差は後攻の方が有利です。
至高神・ゼウスや神託の大天使・ガブリエル、ハルクドラゴニュートあたりの大型の守護フォロワーが有効です。
懸念点は相手のリノセウスのプレイ回数の早さですが、大型の守護フォロワーをプレイした時に、相手のリーサルターンを遅らせられることもあります。

≪マリガンの変更点≫
・天災のジェネシスドラゴンを単キープします。
・竜の託宣orドラゴニックレイジがある場合、絆の竜剣士・アイラをキープします。

≪戦い方≫
序盤はコントロールエルフ側がフォロワーを並べてこないため、盤面を気にせずPPブーストを優先していきます。
PPブーストができたらエンハンス9のゴブリンスクラムや波濤のプレシオサウルス等のコストの高いカードをプレイし、進化の回数を稼いだりドローをしたりしていきましょう。
場にフォロワーが残った場合は神託の大天使・ガブリエルをプレイしてスタッツの高い大型のフォロワーを作りたいです。コントロールエルフ側は大型のフォロワーを処理するのが難しいので非常に有効です。アウェイキングガイアで処理される可能性もありますが、逆に早めにプレイさせた方がよいでしょう。また、アウェイキングガイアを相手にプレイさせた場合はエンハンス9のゴブリンスクラムをプレイしても盤面ロックにならないので助かります。
ハルクドラゴニュートが刺さりやすい対面ですが、先に他のカードからプレイしリソースを奪います。そして相手のEPを無くしメイを3枚プレイさせてからプレイし進化すると処理されにくいです。
相手のリノセウスのプレイが遅い場合は、エンハンス9のゴブリンスクラム等でしっかり進化の回数を稼いでおきたいです。至高神・ゼウスでのフィニッシュを狙うのももちろんですが守護が付く確率もあげておきたいです。
このマッチアップで注意したいのが盤面ロックです。コントロールエルフ側がフォロワーを出してこなかったり出してもスタッツの低いフォロワーばかりなので、ゴブリンスクラムや嵐鉄の竜人とプロダクトマシーンの出し過ぎで盤面ロックになってしまうことがあります。そうすると相手にリノセウスのプレイ回数を稼がれてしまい次のターンにリーサルを食らってしまう可能性があります。また、相手の体力が少なめでも回復される可能性も忘れないようにしましょう。


≪vs式神ウィッチ≫

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≪相性≫
やや微不利です。先攻が欲しい対面です。
まず相手のクオンを返すのが難しいです。クオンにドロシーあたりがくっ付くともう無理、キツいです。
こちらに多い大型のフォロワーも炎の握撃やアブソーブスペルで簡単に処理されてしまいます。
相手のクオンが先か、こちらのエンハンス9のゴブリンスクラムが先かみたいなところがあります。相手のクオンが遅れれば遅れるほど楽な戦いになりますが、逆にこちらのPPブーストが遅れれば当然厳しい戦いになります。

≪マリガンの変更点≫
・天災のジェネシスドラゴンを単キープします。
・竜の託宣orドラゴニックレイジがある場合、絆の竜剣士・アイラをキープします。

≪戦い方≫
序盤は式神ウィッチ側がフォロワーを並べてこないので、PPブーストを優先していきます。しかし、後3のキョウカを処理する手段が竜人の吐息か先4のエンハンス5の覇道の龍人・ガリュウぐらいなので注意が必要です。
PPブーストができたらエンハンス9のゴブリンスクラムや波濤のプレシオサウルス等のコストの高いカードをプレイし、進化の回数を稼いだりドローをしたりしていきましょう。
式神ウィッチ側は横展開に対する耐性が鬼呼びの導師に依存しているのでゴブリンスクラムや嵐鉄の竜人+プロダクトマシーンで相手のクオンより先に横展開しておくのが有効です。フォロワーが生き残れば神託の大天使・ガブリエルで大ダメージを与えていきましょう。
また、式神ウィッチ側は自分のリーダーを回復する手段がありません。なので相手の無視していいフォロワーと処理しておきたいフォロワーを判断して、できる時は積極的に相手のリーダーにダメージを与えていきたいです。天災のジェネシスドラゴンの圏内に押し込んでおいたり、ワンチャン至高神・ゼウスでのリーサルを狙えるくらいまで削っておいたりするのも有効です。ただしフォロワーを無視するプレイには裏目があって、数は少ないですが相手の神託の大天使・ガブリエルには注意しましょう。


≪vs自然ウィッチ≫

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≪相性≫
有利なマッチアップです。先後の差はやや後攻の方が欲しい気がします。
神託の大天使・ガブリエルを中心とした大型の守護フォロワーをプレイできればどのターンでも有効です。

≪マリガンの変更点≫
・天災のジェネシスドラゴンを単キープします。
・竜の託宣orドラゴニックレイジがある場合、絆の竜剣士・アイラをキープします。

≪戦い方≫
自然ウィッチは大体7ターン目以降にライリーで大ダメージを与えてくるデッキなので、序盤の相手の盤面はそこまで気にしなくて良いです。なので、序盤はPPブーストを優先していきましょう。
自然ウィッチに対しては大型のフォロワーが有効です。最も早いのは6PPでプレイできる波濤のプレシオサウルスで、進化で7/7になりつつドローもできるので有効です。こちらの大型のフォロワーの処理で相手のEPを切らせきることで、ライリー+キャルのOTKのターンを遅らせましょう。更にPPブーストした後は、神託の大天使・ガブリエルで大型のフォロワーを2体並べましょう。自然ウィッチ側に大型のフォロワーを2体一気に処理する方法がライリーの直接召喚+α(母なる君とか)ぐらいしかありません。
至高神・ゼウスで勝つ試合は少なめですが、大型の守護フォロワーになる可能性もありますので、1枚ぐらいは手札にあると安心かもしれません。手札に2枚被っていたり、神託の大天使・ガブリエルがいて他に捨てるカードが無かったりしたら手札を捨てる際の選択肢にしてしまって構わないと思います。
このマッチアップで注意したいのが盤面ロックです。自然ウィッチ側はスタッツの低いフォロワーが多いので、エンハンス9のゴブリンスクラムで盤面ロックになる場面も多いです。盤面ロックになるとナテラの大樹ばかりをプレイされ次のターンにライリーの直接召喚を許してしまうことがあります。特にOTKをしてくる相手側が先攻8ターン目、後攻7ターン目の2ターン前以降は注意が必要です。


≪vs自然機械ドラゴン≫

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≪相性≫
先攻有利、後攻不利ですが、総合的にはやや微不利かなぁという印象です。
どちらのPPブーストが早いか、こちらのエンハンス9のゴブリンスクラムが先か相手の鋼鉄と大地の神による展開が先かといった勝負になります。

≪マリガンの変更点≫
・天災のジェネシスドラゴンを単キープします。
・竜の託宣orドラゴニックレイジがある場合、絆の竜剣士・アイラをキープします。

≪戦い方≫
序盤はPPブースト勝負なので、PPブーストを優先していきましょう。しかし相手の盤面を無視してしまい、相手の影の浸食より前にダメージを受けすぎてしまうのはよくないです。特に2T竜の託宣からの3Tヴァイディには注意が必要です。
こちらが5Tにエンハンス9のゴブリンスクラムをプレイしたい時はそれまでにPPブーストを4回しないといけませんが、相手が鋼鉄と大地の神を5Tにプレイするのに必要なPPブーストは2回でいいので、やや厳しいところもあります。
自然機械ドラゴンには必殺フォロワーがそこそこいたり影の浸食の2枚目以降がランダム除去カードになったりするので、こちらの大型フォロワーが除去されることもよくあります。
逆にゴブリンスクラム等による横展開は有効で場残りしやすいです。自然機械ドラゴン側の4点以上ダメージを与えるAOEが、9コストの猛火のティラノサウルスしかないです。しかし猛火のティラノサウルスは手札の自然カードを全て捨ててしまうため、終盤以外は基本的にプレイしてきません。
ハルクドラゴニュートが強いマッチアップです。自然機械ドラゴンは細かくダメージを与えるのが苦手なので場残りしやすいです。相手に必殺フォロワーがいるので進化した方がよいです。
至高神・ゼウスは影の浸食で受けたダメージを回復する役割があります。回復し相手のリーサルから逃れつつ疾走でダメージを与える動きは強いです。自然機械ドラゴンの回復力は大したことないので、至高神・ゼウスが2枚以上手札にある場合は2ターンに分けてのリーサルを狙えます。
注意点は、相手の影の浸食のダメージが大きい場合はゴブリンスクラム等による盤面ロックはしないようにしましょう。ナテラの大樹ばかりをプレイされたり放置されて猛火のティラノサウルスのバーンを組み合わされたりして負けてしまいます。


≪vs進化ドラゴン≫

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≪相性≫
先攻有利です。
先にエンハンス9のゴブリンスクラムをプレイできた方がかなり有利です。

≪マリガンの変更点≫
・天災のジェネシスドラゴンを単キープします。
・竜の託宣orドラゴニックレイジがある場合、絆の竜剣士・アイラをキープします。

≪戦い方≫
序盤はPPブースト全力です。
可能なら神託の大天使・ガブリエルで相手のエンハンス9のゴブリンスクラムで返されない盤面を作りたいです。
相手の神託の大天使・ガブリエルには注意してください。返しきれない盤面を作られると一気にゲームを決められてしまいます。
大型のフォロワーが多いので後半はドラゴニックレイジを温存できるといいかもしれません。


≪vs自然ネクロ≫

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≪相性≫
基本的に有利です。先攻の方が良いです。
入っていない場合もありますが、先4のエンネアは強いです。
つかの間の幸福と回復力があり延命されることもよくあります。
横展開に対してやや対応してきますが、大型のフォロワーは2体並べば基本的には有効です。

≪マリガンの変更点≫
・天災のジェネシスドラゴンを単キープします。
・竜の託宣orドラゴニックレイジがある場合、絆の竜剣士・アイラをキープします。

≪戦い方≫
序盤はPPブーストを優先していきましょう。強いフォロワーは並べてこないので大丈夫です。採用されていない場合も多いですが、エンネアの処理はやや苦手ですので注意しましょう。
こちらの横展開に対しては、ルベルやナイトメアイーターあたりが飛んできます。0コストのナテラの大樹が多かったり、ネクロマンスが多いと結構対応されることがあります。
神託の大天使・ガブリエルで大型のフォロワーを2体並べるのは有効です。1体の除去はされてしまうこともありますが、2体目はなかなか倒されません。
自然ネクロは回復力があります。次のターンのリーサルを狙ってプレイしても回復されて延命されることもよくあるので、念のため注意しましょう。
エンネアや絆の共振が採用されている場合、つかの間の幸福をプレイされます。プレイされると相手のリーダーに対する6以上のダメージが5になります。至高神・ゼウスや大型のフォロワーのダメージがカットされ、延命されることがあるので注意が必要です。


≪vs機械ヴァンパイア≫

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≪相性≫
だいたい五分〜微有利です。何故か後攻の方が勝ってます。
アディショナル後は有利らしいです。
序盤から機械フォロワーを並べられこちらのリーダーの体力を削られてしまうと早いターンにモノでリーサルを喰らうこともあります。
機械ヴァンパイアに対しては大型のフォロワーが有効で早いターンにプレイできると良いです。

≪マリガンの変更点≫
・岩石のアンキロサウルスを単キープします。
・先攻の場合、ワンダーコックを単キープします。
・後攻の場合、天災のジェネシスドラゴンを単キープします。
・竜の託宣orドラゴニックレイジがある場合、覇道の龍人・ガリュウをキープします。

≪戦い方≫
序盤からフォロワーを並べてきて体力を削ってきます。PPブーストを優先しすぎると相手に自由に動かれてしまい体力を大幅に削られ対応しきれない盤面になってしまうことがあります。PPブーストを優先するのか、盤面を優先するのか、自分の手札とも相談してプレイしたいです。
2Tは、先攻の場合、竜の託宣が優先です。後攻の場合、3Tにフォロワーをプレイしても先4のノインで処理されてしまいますので、よりライフカットを優先するなら2Tにフォロワーを置いておきたいです。ただし、4Tに天災のジェネシスドラゴンをアクセラレートでプレイできるならノインでフォロワーを処理してもらってノインの体力を削っておいた方がいいです。また、2Tと3TにPPブーストができて4Tに6PPの絆の竜剣士・アイラか波濤のプレシオサウルスをプレイできるなら竜の託宣がいいです。
3Tは、2Tに竜の託宣をプレイしていた場合、3TにPPブーストができると6PPの絆の竜剣士・アイラや波濤のプレシオサウルスに繋がるので手札に揃っているならそうしたいです。2Tに竜の託宣がプレイできていない場合、覇道の龍人・ガリュウが手札にあるなら4Tにエンハンス5でプレイするために3TにPPブーストをしても良いと思います。後攻の場合、4Tに天災のジェネシスドラゴンをアクセラレートでプレイしPPブーストしながら相手の盤面を一層したいので、3Tにこちらのフォロワーの体力が相手の盤面の攻撃力分になるようにプレイしておくと相手の先4のノインの体力を削っておくこともできます。
相手の7Tの鋼鉄と大地の神より前にエンハンス9のゴブリンスクラムをプレイしたいです。こちらの横展開に対してネレイアというカードがありますが、アディショナル後は採用枚数が激減しており非常に追い風となっています。
またこちらの大型のフォロワー(特に神託の大天使・ガブリエル)に対してはイオというカードがありますが、こちらもアディショナル後は採用していないことが非常に多くなり追い風となっています。
ハルクドラゴニュートは機械ヴァンパイアに対して非常に弱いカードなので手札に来てしまったら捨ててしまいましょう。
機械ヴァンパイア側の破壊された機械フォロワーが10体以上になった場合のノインがやや厄介です。エンハンス9のゴブリンスクラムでも返しきれない盤面になりやすいです。どうしても厳しい場合は至高神・ゼウスでのリーサルを狙うしかありません。


≪vsミッドレンジヴァンパイア(渇望ヴァンパイア)≫

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≪相性≫
やや不利です。先後の差はあまりありません。
序盤からフォロワーを並べてリーダーの体力を削ってきます。こちらが対応しきれないとそのまま負けてしまうこともあります。

≪マリガンの変更点≫
・岩石のアンキロサウルスを単キープします。
・後攻の場合、天災のジェネシスドラゴンを単キープします。
・竜の託宣orドラゴニックレイジがある場合、覇道の龍人・ガリュウをキープします。

≪戦い方≫
ミッドレンジヴァンパイアは序盤から積極的にこちらのリーダーの体力を削りにきます。ある程度削られてしまうと2コストで3ダメージ与えてくるカード等で一気に負けてしまうこともあります。なので序盤から盤面を意識して戦い、しっかりとライフカットをした方が良いです。ミッドレンジヴァンパイアは盤面のフォロワーを除去するのが苦手なので序盤から神託の大天使・ガブリエルを出してライフカットするのも有効です。PPブーストをすることでこちらが強い動きができる場合はもちろんそちらを優先して構いません。
ミッドレンジヴァンパイアを相手にした時に最も意識したいのがネレイアです。進化ドラゴンでネレイアを返すのはPPブーストができていないとちょっと難しい場合があります。1番簡単なのはエンハンス9のゴブリンスクラムです。他には波濤のプレシオサウルスやドラゴニックレイジ、竜人の吐息あたりを使います。エンハンス9のゴブリンスクラムに対してネレイアを出させるのではなく、ネレイアに対してエンハンス9のゴブリンスクラムをプレイする方が良い場合があります。
こちらが10PPになったら至高神・ゼウスでリーダーの回復ができるので戦いやすくなります。


≪vs自然機械ビショップ≫

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≪相性≫
有利です。先後の差はありません。
こちらのエンハンス9のゴブリンスクラム等の横展開や神託の大天使・ガブリエルによって大型フォロワーを並べる動きに対し、自然機械ビショップ側が対応できないことが多いです。

≪マリガンの変更点≫
・後攻の場合、天災のジェネシスドラゴンを単キープします。

≪戦い方≫
序盤は基本的にはPPブースト優先でいいのですが、相手の進化可能ターンにエイラをプレイされて盤面に残っていたフォロワーにバフをされてしまうと厳しいので注意が必要です。
自然機械ビショップは、大型のフォロワーを処理するのも横展開されたフォロワーを処理するのもどちらも苦手です。なので早くPPブーストをして、できる限り強い動きをしていくだけで試合を有利に進めることができます。特にエンハンス9のゴブリンスクラムからの神託の大天使・ガブリエルの動きがシンプルでやりやすくかなり刺さるのでオススメです。
自然機械ビショップが大型のフォロワーを複数並べてくるような強い動きができるのは、基本的に7ターン目前後です。もし大型のフォロワーを複数並べられてしまった場合、こちらのゴブリンスクラムでは処理し切れないことがほとんどです。ドラゴニックレイジもありますがそれでも基本的には間に合いません。必ず相手より先に展開していきましょう。


≪vsAFネメシス≫

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≪相性≫
五分です。先後の差はほとんどありません。
AFネメシスにアグロムーブがありそれに対応するのが難しいです。
こちらのエンハンス9のゴブリンスクラムや神託の大天使・ガブリエルで大型のフォロワーを並べるのが先か、AFネメシスの機構の解放を活かした大量展開が先かといったところです。

≪マリガンの変更点≫
・岩石のアンキロサウルスを単キープします。
・後攻の場合、天災のジェネシスドラゴンを単キープします。
・竜の託宣orドラゴニックレイジがある場合、覇道の龍人・ガリュウをキープします。

≪戦い方≫
AFネメシスにアナライズアーティファクトやデバイスチューナーを並べてシオンでバフをしてくるアグロムーブがありますが、それに対応するには岩石のアンキロサウルスが有効です。ファンファーレでランダムな相手フォロワーに1ダメージを与えるのでアナライズアーティファクトやデバイスチューナーを処理することができます。
AFネメシスはモデストの進化時のリーダー付与の効果やエンシェントアーティファクト等の突進フォロワー、9T以降のヴァーテクスコロニー等で、こちらの横展開に対して結構対応してきます。細かくダメージを与えてくることもできるのでハルクドラゴニュートも弱いです。
AFネメシス側は大型のフォロワーを処理するのがやや苦手です。特に神託の大天使・ガブリエルは有効なので大型のフォロワーを並べるのを狙っていきたいです。
解放+色々+パラダイムシフト複数枚だったり8T以降の解放+リメイカー+シオンの動きだったりをされてしまうと、こちらのエンハンス9のゴブリンスクラム等では返せない盤面になってしまいます。できればそれまでに神託の大天使・ガブリエルをプレイする等有利な状況にしていきたいです。特にパラダイムシフトの枚数やどのくらいコストが下がっているのかは注意する必要があります。


≪vs機械ネメシス≫

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≪相性≫
やや微不利です。先後の差はあまりありません。
ベルフォメットが強く、プレイされるとかなり厳しいです。
ベルフォメットより早く進化の回数を稼ぎ至高神・ゼウスで決めるか、神託の大天使・ガブリエルで大型のフォロワーを並べていきたいです。

≪マリガンの変更点≫
・天災のジェネシスドラゴンを単キープします。
・竜の託宣orドラゴニックレイジがある場合、絆の竜剣士・アイラをキープします。

≪戦い方≫
機械ネメシスは8コストのベルフォメットで勝つデッキですが、あまり削られ過ぎないようにしつつ、序盤はPPブーストしていきましょう。削られ過ぎるとベルフォメットをプレイされた時に疾走が多く出てリーサルを食らう場合があります。
最も意識したいのが、相手の進化可能ターンのエアリアルクラフトのケアです。こちらの盤面にフォロワーがいると進化して攻撃してきてしまい、相手の手札の機械フォロワーのコストが-1されてしまいます。実質相手にPPブーストをさせることになります。なので相手の進化可能ターンにはできればフォロワーを出さないことを検討してください。
8Tのベルフォメットならやや遅いので、それまでにしっかり進化の回数を稼いでおきましょう。逆にベルフォメットをプレイされてしまうと処理するのが難しく厳しい状況になります。
機械ネメシスは大型フォロワーの処理がベルフォメット以外では終盤のマグナジャイアントくらいとなかなか難しいので、神託の大天使・ガブリエル等も積極的にプレイしていきたいです。
エンハンス9のゴブリンスクラム等の横展開に対しては、ターミネイトマシンベアやマグナジャイアントがいるため、しっかりと対応してくることもあります。
相手のベルフォメットの前のターンにエンハンス9のゴブリンスクラムをプレイしゴブリンの体力がすべて3以上の場合、ベルフォメットから守護が3体以上出てしまうとベルフォメットがゴブリンに攻撃してこないため、盤面ロックになります。
泥仕合になった時にカイザーインサイトをプレイされることがあります。潜伏フォロワーですがドラゴニックレイジで処理をすることができるので温存しておきたいです。


リプレイ考察集

リプレイのスクリーンショットと一緒に、このデッキの強いところやプレイの分岐を見ていきましょう。


①ケアされがち?なゴブリンスクラムの裏目

vs機械ヴァンパイアです。PPブーストができており、かなり有利な状況です。
後4にマシンナースデビルに進化を切ってきたところに対し、7PPの先5に竜の託宣とエンハンス5の覇道の龍人・ガリュウで金龍を選択し、金龍進化でマシンナースデビルを処理するところです。
次のターンは9PPなので、ゴブリンスクラムが待ち構えています。

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後攻5Tでは盤面のプロダクトマシーン2体で金龍を処理し、進化はせず覇道の龍人・ガリュウは放置されました。
ゴブリンスクラムを警戒されたのでしょうか、ただ単に弱いフォロワーなのでEPを消費してまで処理する必要がないと思われたのてしょうか。

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至高神・ゼウスが手札にあるので進化の回数を稼ぐためにもエンハンス9のゴブリンスクラムでもよさそうに見えます。ただ、そうすると数は少ないですがネレイアの処理がややキツくなります。
ここは次のターンのリーサルを狙いに行くという意味でも神託の大天使・ガブリエルをプレイするのが良いのではないでしょうか。

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大型フォロワーを2体同時に処理されることはあまりありません。仮に対応されても、その対応のために相手にリソースを吐かせてから次のターンにエンハンス9のゴブリンスクラムをプレイできるので、試合を有利に進めることができそうです。
結果、覇道の龍人・ガリュウが倒せずリタイアされました。


②vs機械ヴァンパイアの難しいところ

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後2に竜の託宣をプレイした後の後3です。PPブーストもしたいところですが、先4のノインを警戒するべきでしょうか。皆さんならどのプレイをしますか?


≪候補1、ドラゴニックレイジをプレイ≫

PPブーストを優先し、後4に天災のジェネシスドラゴンで一掃を狙い、8PPになる後5で手札にある嵐鉄の竜人とエンハンス5の覇道の龍人・ガリュウで盤面を作り、後6でエンハンス9のゴブリンスクラムという動きが狙えます。
先4にノインが来なければ天災のジェネシスドラゴンで一掃できますが、ノインが来た場合は天災のジェネシスドラゴン+覇道の龍人・ガリュウを進化で相打ちにして全処理をするか、エンハンス5の覇道の龍人・ガリュウだけとかになってしまいそうです。
岩石のアンキロサウルスがあれば先4のノインが来ても、後4に天災のジェネシスドラゴンと合わせて全処理ができます。
先4のノインを警戒したいので、岩石のアンキロサウルスがないこの手札ではやめた方がよさそうです。


≪候補2、天災のジェネシスドラゴンをプレイ≫

PPブーストを優先し、6PPになる後4でドラゴニックレイジ+嵐鉄の竜人とプレイするのを狙えます。
しかしこのプレイでは全処理が狙えないので、プロダクトマシーンで継続的にダメージを食らってしまいそうなのが心配です。機械カウントもかなり多いので7Tにモノでリーサルを食らう可能性がありそうです。
もし、絆の竜剣士・アイラがあれば、進化とドラゴニックレイジの覚醒状態の効果で2面処理しながら、後5にエンハンス9のゴブリンスクラムがプレイできるのでこのプレイでもいいと思います。


≪候補3、ゴブリンスクラムをプレイ≫

PPブーストは一旦後回しにし、ノインをケアするプレイです。
ノインを4/4で残すためには、場のプロダクトマシーン4体が全部当たらないといけないので、進化できなくなります。相手は場のプロダクトマシーンを破壊してノインを進化させたいので、必ずゴブリンに攻撃することになりノインの体力は3になります。そのため、後4で天災のジェネシスドラゴンをプレイすることで全処理することができます。
7PPの後5では、覚醒状態のドラゴニックレイジ+嵐鉄の竜人をプレイすることで3面まで対応できるのが狙えます。そうすると、後6には9PPになるのでゴブリンスクラムが狙えます。

ちなみに嵐鉄の竜人+プロダクトマシーンでもケアができますが、後5の動きがトップ次第になってしまいます。
ゴブリンスクラムを2回プレイしなければいけない相手ではないので、1枚は捨ててしまっても大丈夫でしょう。


③ハルクドラゴニュートがぶっ刺さり!?

vs自然ウィッチの8PPでの先6です。

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ライリーはまだ出て来ず、相手の盤面にフォロワーがいないため、ハルクドラゴニュートをプレイします。母なる君のケアで進化します。
自然ウィッチが次のターンの6PPでできるプレイには限界があります。

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相手はストームエレメンタラー進化と極点のエレメンタルで、ハルクドラゴニュートの体力を1にするのがやっとです。
さぁ、試合を決める最強コンボです。

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13/7のハルクドラゴニュートになりました。これは自然ウィッチではどうしようもありません。仮に守護や禁約を出されてもなんとかなりそうですね。
このように対面と状況によっては、ハルクドラゴニュートがかなり刺さるので、ぜひ使ってみてください。


とりあえず、リプレイ考察集は以上になります。面白い場面があったら追加したいと思います。


最後に

無料部分、有料部分と長々と読んでいただき、本当にありがとうございました。特にこんな実績がなく大したことのない記事を購入させてしまい、申し訳ありません。
もし何かありましたらTwitterの方までお願いします。できる限り対応させていただきます。

ここまでありがとうございました。
また機会がありましたら、その時もどうぞよろしくお願いいたします。

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