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嫌わない勇気 4年 福田遼太(都立大泉高等学校)

石川くんから紹介を受けました、福田遼太です。合宿では、皆さんの前で話すことなく、面接のため途中帰宅してしまったので、私のブログを非常に楽しみにしているのではないでしょうか。(…嘘です。けど、せっかく書いたので読んでね笑)

さて、石川くんが、自分のことを豆腐メンタルと言ってましたけど、私はそれと同じか、それ以上の豆腐メンタルだと思っています。学習院には(他は知らないけど)、「キャラゲー」という言葉があり、必要以上に怒られる選手が一定数いるんですけど、自分は完全にそれです。日々、豆腐メンタルは粉々に砕かれていました。そういうのもあって、わかりやすいくらい自信を持ってプレーできる選手は凄いなぁ、いいなぁ、って思ってます。

前置きが長くなりましたが、本題に入ります。

大学3年の夏、私はサッカーを嫌いになる手前まで来ていました。その頃、Bの一番下にいたとき、練習試合でも調子が良く、上がれると思ったのに、上がれないことが何度かありました。まあ、でも、自分は下手だし、調子がいいと思ったのは自分だけで、やり続ければ、変わるだろう。そう思って、悔しさはあるけれど、切り替えていました。ただ、ある日、何かヒントをもらえないかと、どうしてB下の下から抜け出せないのか、先輩に相談したとき、「やる気が感じられない」(一語一句は流石に覚えてませんがこんな感じ)と言われ、かなりのショックを受けました。

正直、グダりがちな裏練でも意識高くできていたと思うし、元々、負けず嫌いなところがあるので、練習、青白、試合、(技術ゆえのミスは置いといて)やる気のないプレーをしたつもりがなかったからです。また、夏合宿に行われた個人面談でもショックを受けました。周りの選手が活躍する中で、1人ずつ、話をするはずが、何故か自分とT君は一緒に、しかもサラッとしたお話で終わりました。これこそキャラ損てやつだとは思ってますが、捉え方として、あ、自分は本当に可能性のない選手なんだなと感じてしまいました。もちろん、他にも色々要因は重なってますが、辛いとか、苦しいとか、それらを通り越して、悲しかったです。こういうときに、誰かに相談すればいいのかもしれないんですが、キツくなればなるほど、話しにくく、塞ぎ込んでしまいました。イジられたら最後、うまく返せる自信もありませんでしたし。笑 

最初に、嫌う一歩手前と言いましたが、正直、こんなに辛いなら、いっそやめてしまおうか、とも考えたほどです。結局、見返してやろう、悔しい気持ちをバネに!、なんてカッコよく立ち上がることはできませんでした。けど、週ごとに目標を立てること様々な試合を見て、ノートを取ること本やSNSを利用してサッカーを学ぶこと上述したような、小さなことから始め、少しずつサッカーに対して挑戦を重ね、時間はかかりましたが、いつのまにか、サッカーが元どおり、大好きになってました。特に、入部当初はYouTubeでしかサッカーを見なかったのですが、次第にわかることが増え、観るのが好きになったことも、サッカーを好きでいられた理由だと思います。今では、週に3、4試合ぐらいは観るようになりました笑こんな感じで、立ち直ったきっかけには、「あの時、あの言葉が効いた…!!」とかそういうドラマはなく、小さなことの積み重ねが自分を救ったと思ってます。どうやら、無気力→怒り→重圧→挑戦の順にメンタルは良くなるらしく、この小さな取り組みは、挑戦に位置していたと、あとでわかりました。この時、豆腐メンタルは、絹豆腐ぐらいには成長した気がします。この後も、将来への不安や、勉強との両立、骨折、先輩や同期、友人の誘いを全て断るなど、、、。様々な困難が待ち受けてましたし、ぶっちゃけこの時も苦しかったですが、「もうダメだ」、という時期を乗り越えた経験があったからこそ、乗り越えることができました。

4年間、振り返ってみると、楽しかった時間よりも、キツかった時間の方が明らかに多かったです。俺らの学年にはいなかったんですけど、途中で部活を辞めてしまう、もしくは、辞めたくなる人の気持ちを、自分は分からなくないです。好きなサッカーを嫌いになるくらいなら、っていう考えもよくわかります。外の世界はキラキラ光って見えます。毎日好きなことをして、お金稼いで、旅行して、色々なことを経験して。今しかできないことだと思います。時には、今やってることと天秤にかけてしまうこともあるかもしれません。けど、だからこそ、『嫌わない勇気』だと思います。今思えば、自分にとって、苦しかった時間、正直楽しくなかった時も含めて、日々挑戦の連続であり、大学サッカーはすごく充実した、密度の濃い期間でした。自分の大好きなサッカーを自分で諦めて嫌うようなことは、やっぱりもったいないな、と今は本気で思えます。グダグダ書きましたが、最後に、私は、残り少ない時間ではあるものの、一分一秒無駄にせず、挑戦する気持ちを持ってプレーしていくつもりです。まだまだ成長できると本気で思ってるので、最後の悪足掻きを続けていきます!

以上が私のブログ『嫌わない勇気』です。全く共感できなかった人もいると思いますが、それはそれとして、等身大の自分を伝えることが少しはできたのではないかな、と満足し、今、スッキリしてます。笑最後まで読んでいただきありがとうございました!

明日は、学習の殺し屋こと千代田丸です!入部当初にしょうもないアダ名をつけられた彼ですが、常に高い熱量で練習、試合に挑む彼を、自分は密かに尊敬しています!熱いブログが読めると思いますので、是非お楽しみに!!!

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