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ポジションはCBです 4年小泉佑馬(國學院久我山高等学校)


前回のブログで学習院の魔神ことカビゴンから紹介を受けました。てっきり由来は体型から、魔人ブウかと思っていました。彼が高校時代に疑問に感じたように、私もなぜ彼が太っていることを認めないのか疑問に感じています。お返しが本当に怖いです。申し遅れました、今回担当させていただきます、経済学部経営学科4年の小泉佑馬です。

低くなった朝夕の気温と高くなった空、そして増えていく同期のブログによって、シーズンの終わり、すなわち引退が近づいている事を実感しています。
普通のこと書きます。まとまりはありません。メッセージ性もありません。何か感じ取ってくれたら嬉しいです。多分長いです。最後までお付き合いください。


幼稚園の頃からサッカーを始め、同学年が5人で怒られまくった小学生時代、
ちゃんと練習してたのかも覚えてない問題児ばっかの中学時代(笑)、
全国大会で快進撃を続けるチームの一員として1番近くにいたのに、タッチラインより先が死ぬほど遠く感じ、自分の無力さを痛感した高校時代を経て、
(※所属したどのチームも大好きです)
次こそは!と意気込んで入った大学サッカー部。

予定では中心選手となって活躍して、リーグ屈指の選手になるはずだった。
フタを開けてみれば、怪我ばかり。多少公式戦に出させてもらったが、活躍は一切できずに、またすぐ怪我をした。
前十字切ったし、半月板もやったし、内側靭帯もやったし、足首も折ったし、顎も縫ったし、歯も折れた。笑

まあ、めちゃくちゃ、辛かった。
(だから、怪我で休めていいなー的なこと言ってきた城ヶ辻くんは本当に許してません😡)

これでも一応、17年間サッカーを続けてきた。毎日ボールを蹴った。
サッカーで人生が構成されてるから、
サッカーから沢山の事を学んだから、
サッカーが生きてるって実感させてくれたから、
サッカーをしていない自分の価値ってほぼなくね??
って本気でいっぱい考えた。

でも何度も怪我を繰り返すうちに、不思議と見える範囲が広がった。全く違う目で周囲を見ることが出来るようになった。プレーしてる時には聞こえなかった声が聞こえた。たくさんの人の想いを知ることができた。

考え方が変わった。

怪我しても明るく振る舞えるようになった。
自分が出てない試合の勝利を素直に喜べた。自分と同じポジションの選手を認められるようになった。カテゴリーの違う選手と関わるようになった。
そして、チーム全体に目を向けられるようになった。スタメンを外されると不貞腐れてた自分からすれば大きな成長だ。やっと気づくことができた。

試合に出て活躍するだけが全てじゃない。
(もちろん試合に出ることを目指すのが前提で。あー、めっちゃ試合出てー!!)
これを、試合に出られない人の逃げだと思っていた自分が恥ずかしい。
試合に出る人数より遥かに多くの方が支えてくれるから試合ができるのに、ちょっと試合に出たからって勘違いしてた。
高校の頃、顧問の先生に「お前がベンチにいたから勝てた」って言われたことを思い出した。やっと意味がわかった気がする。

選手、応援、運営、各役職、マネージャー。
それぞれの立場で、自分の存在意義を、価値を、模索しながら、チームの勝利に向かって存分に発揮する。その人にしかできない貢献の仕方がある。どれも最高にかっこいい。

まだまだ学習院に足りないことだと思う。

"どうせ試合に出ないから"とか

"自分は関係ないから"とか

"今まではこうだったから"とか

って一歩引いている人が多い気がする。自分もそうだった。気持ちは分かる。だから言える。それはすごくダサいしもったいない。
普段は良き仲間として、練習ではバチバチのライバルとして、試合では想いを託し、自分たちの代表を、応援で、運営で、与えられた役割で、サポートする。
逆も同じ。出たくても出られず、悔しい思いを押し殺してサポートしてくれる仲間のために死ぬ気で戦う。これを当たり前にそして高いレベルで出来るチームが強いチームなのではないだろうか。


じゃあ、自分はチームのために何ができるのだろうか。

最上級生となったとき、プレーはもちろん、それ以外のところで、日々考えていた。
例えば、アナリストとしての分析。正直大変だが、サッカーをしていなくても部の一員である実感があるから続けられている。
また、些細なことだけど、用具の準備を手伝ったり、練習を声で盛り上げたり、プレーのアドバイスをしてみたり、多くの人とコミュニケーションをとったり。最近はドグバも持ち帰っちゃった!!!
最後まで自分ができることを、少ししかないけど、やっていくつもり。


あ、そういえば、今年のメンバー表の表記がスタッフになりましたが、選手です。やっていることはそうかもしれませんが、マネージャーでもありません。
ポジションはCBです。球際は負けません。ヘディングもビルドアップもそこそこ出来るはずです。忘れられてそうなので、みんなに私のことを思い出してもらうため、ブログの題名にしました。


そして現在、左膝の前十字靭帯と半月板の手術からリハビリ中。今シーズンは4月7日のアミノバイタルの代表決定戦を最後にピッチに立つことができていない。チームに迷惑をかけたし、死ぬほど悔しいし、本当に情けないし、自分に腹がたつ。
正直なことを言うと、おそらく、私は学習院サッカー部で本気のプレーをすることはできないだろう。たとえ参入戦に行っていたとしても。
じゃあなんでリハビリしてるの?ってみんな思うかもしれない。でも、最後の最後まで、可能性は限りなく低いけど、1人の選手として、プレーすることを諦めていない。
それはなぜか。それは、チームの勝利もそうだけど、それよりもっと身近な、みんなが日々頑張っている姿を見ると力が湧いてくるから、頑張ろうって思えるから。

例えば、共に最多失点を築いた惠悟が、苦しみながら少しずつ頼もしくなっていく姿

例えば、ちゃんと練習をやらなかった基樹が、大人になって中心選手として闘う姿

例えば、食べ放題で全く食べない原が、どうにかチームを救おうと、エースとしてもがいてる姿

例えば、3つ掛け持ちのいのしゅんが、睡眠時間すら惜しんでバイトに向かう姿

例えば、教員採用もあって大変な直央が、チーム第1に考えるあまり、合宿中に勉強途中で寝落ちしている姿

などなど、、、(他にも沢山あります😌)

絶望的だけど、
サッカーしてる姿が羨ましくてグラウンドに行きたくない日も沢山あるけど、
メンタルが特別強いわけでもないけど、
サッカー部全員の存在が、日々頑張っている姿が近くにあるから、自然とグラウンドに足が向くし、自分もやるか!って、キツイけど今も前向きにリハビリを続ける力になってる!本当にありがとう!!!みんな大好き❤

残すところはあと2節。何が起ころうと、あと2週間しかない。今日の東京大学との試合に敗れ、今チームは苦しい状況にある。そんな時こそ、部員全員の力が、想いが今まで以上に必要となってくるのではないか。まずは練習から、全員が18人のメンバーに入ることを、プレーでの貢献を、本気で目指すこと。
そして、メンバーが決まった時、自分のいる立場でチームの勝利に向かって、何ができるかを一人ひとりが考え行動すること。
最後まで戦い抜きましょう!!

次節(10/6vs東京経済大学9:50k.o)と最終節(vs10/13上智大学11:00k.o)はホーム北グラウンド開催です。目標であった関東参入戦へは行けませんが、4年生は集大成として、そして、何よりも残留のため、これからの学習院サッカー部のために全力で戦います。私たち部員がピッチ内外で活躍する姿を是非見にきてください!応援よろしくお願いします!

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は私と同じように先日手術を行い、取り柄の太ももが細くなり、ますます陰キャラになった来都です!最近まで入院してたので、さぞ素晴らしい文章を書いてくれることでしょう!!お楽しみに!

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