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ルックバック 感想

映像もすごかったけど隣の人の感情が伝播する、ライブだ...となった。
鼻の上の線とか耳の影とか漫画がそのままアニメになってて愛を感じた。
めっちゃ昔、インタビュー?で吉成曜さんがジブリのかぐや姫がアニメーターのやりたい事で夢だけど手間がかかって無理だと言ってたやつ、それを思い出した。ルックバックはそれをしていた。分かりやすいのは藤野が京本に会った帰り道の田んぼの走っているところとか、都会に出て手を繋いで走るところとか動きがすごいよかった…手を繋いでいるシーン、なんか鉛筆のカスのようなものが残っていたり線が重なっていたりがアニメだ…となった。あれはライブだった、音源を家で聞くよりライブハウスに行って聞いてみたら音源とちょっと違うんだけどそっちのほうがすごいみたいな、神絵師のらくがきの方が仕事で描いてるやつよりうまいみたいな…あのすごさがずっと流れていた。

藤野の部屋がすげーいい、ゴミ箱がレジ袋のとことか。
ルックバックは漫画を読んでいたが、数年前の事なので細かい事や藤野の描いている4コマの内容などを忘れている、効果音がすごい、カップルの声がしっかりしてて笑った。血溜まりがレゼを討伐した後のマキマのとこみたい、転生して迫り来る隕石では面白いよりも怖っ…てなった。

教室、藤野の声がかわいすぎる
なんか現実にいそうなのとアニメにしかいなさそうな声なのすごい
この敵がいない状態でのイキりがかわいすぎる
軟弱者に絵が描けますかねぇのとこがかわいすぎる
京本が描いた4コマを初めてみる直前の”起こり”からの顔がよかった!
あと先生がプリント配る時毎回同じなのな

隣のガキの京本に比べたら…のとこ
絶対こんな嫌な風に言ってないと思うんだけど、聞いてる側からすると歪んで聞こえるのがうぅ~~~ってなった、教室の人が増えるとこすごい。

藤野ちゃん、敵を見つけた時に頑張れるのがすごすぎる、俺には敵が居なかった…自分はこれくらい頑張った人はこのくらいまで行けるのかで頑張るのをやめてしまうので敵を見つけた藤野ちゃんをお手本にしようと思った…
まず俺と同じくらいの画力で俺よりフォロワーが多いやつを敵にします。
田んぼ道、声を溜めてキレるのがいい。その勢いで本屋で買ったのは「ルーミスのやさしい人物画」、絵を描き始めの俺じゃん・・・
ルーミス、内容は素晴らしいんだけどあの本の通りにできる人っているのか!?絵がうまくなるためのすべてが載っているんだけどそれをやるのがもう苦痛で俺には無理だった…ちょっとやるんだけど全然続かなかったと思う。なんで骨を…筋肉を…立方体を…箱すら描けない!!アニメの絵を描くにはこんなに苦労しないといけないんだ…でやめてしまった。

久しぶりにルーミスを開いたら記憶のないマーキングがあった、高校生の頃に引いた奴だと思う、いい事書いてある...やれるかどうかは別としてルーミスの通りにやると絶対にうまくなれると思う…
今思ったんだけど絶対ルーミスって3年くらい絵を描き続けている二十歳くらいの人が買う本やと思うんですが違いますかね

ルーミス やさしい人物画

ルーミスをめっちゃ速い速度で模写する藤野
俺じゃん!!!!!!!!!!
なんで速くしようとするんだろうか、それはネットとかで見た絵がうまい人はみんな速く描いているからだと思う…ギターと同じでゆっくり正確に弾けない奴は速くは絶対弾けないという奴と同じだ。俺もうおおおおおって描いてたけど速く練習するのマジ意味ないよな

絵の練習をしてだんだんと友達が減っていくとこ
図書館から外に、めっちゃ暑そう。外で絵描ける人ってどうなってんだろか?秋とかぬるい時期は描けそうだけど夏とか汗が画用紙に張り付いたりしてめっちゃ不快そう。
家族がリビングでテレビを見ている後ろで絵を描いているところすげーなーってなった。絶対家族の前で絵なんか描けないわ、藤野すげえ…

姉が優しい
親が直接言うじゃなくて姉を間に挟むところとか、直接言ってもなんの解決にもならないことを親が理解している…へいへいへい~いのところがよかった。教師を父親と呼ぶ四コマ、喧嘩稼業の佐川感ある。どうやら記憶を一時的に失っているようだな…このや~めたってところも京本の絵だけじゃなくて姉の言葉もあってや~めたになったんだろうな…

捨てられる練習の束
昔の絵、もし今も絵を描いていたらこんなにうまくなった!を実感できると思うので捨てると後悔しそう、いや…昔の絵を見返したくないのもあるので捨てるのが普通なのか、俺は捨てるくらいの量を描いていないので何も言えない、

職員室の藤野ちゃん
後ろ手でもじもじしているのがかわいい、はやく帰りたそう
藤野ちゃんは卒業で泣かなそう。
田舎は中学に行っても顔ぶれが変わらないから泣かないか
おつかいを頼まれたときの藤野ちゃんの声がめっちゃ嫌そうなのがすげ~よかった…

すみませーんの声がいい
知らない人の家を尋ねるときの声だ…
つーか開いているから中に入るのすごいな、めっちゃ友達いる藤野ちゃんにとっては普通なのだろう。
廊下に置いてある練習の山すごい、効果音もあってなんか怖い

4コマを描いてる時の恍惚とした表情よすぎる
ここからすごかった、4コマを落とした後逃げる時に廊下を滑るところとか、靴を一回で履けないところ、あの顔でキビキビ歩きで帰るところ…
京本が部屋からでてくるとこ、あっここ予告編でみたとこだ!ってなった。
やっと動いている京本が見られるぜ!!!!!!!!!!!

すり寄る京本の動きがめっちゃいい
八十八ヶ所巡礼を語るときの俺じゃん、好きな人に話す時のあの吃り方とか捲し立てる様に一方的に話して(目は合わせない)のに要求が通ると目を合わせるあの感じ…京本は俺だった…でも京本がやるとなんてかわいいんだ…
新作見たい見たい!!の所が可愛すぎる、方言気味な声がいい…

土砂降りのシーンすごい
漫画より長かったのがすげーいい… 一瞬パンツ見えた 気がした
あぜ道の水溜りがずっと続いている、ずっと駆けるとこがかぐや姫。ずっと走ってるのがいい、びしょびしょのまま机に向かってるところほんといい…

40ページ描き切るのがすごい
漫画、一度描いてみた事があるんだけどページ配分が分からずに40ページくらいになってそれから描くも脳内の絵と出力される絵に差がありすぎて無理だった、思い出した…話と絵を考えての他に吹き出しとかベタとかツールの使い方、すべてにおいて分からず疑問点を調べてもクリスタ公式質問の似たようで似てないページしかヒットせず何もが分からずにやめてしまったんだ…漫画って特殊技能すぎて、漫画家のメイキングでネームで丸とかあの記号からいきなり清書並みの下描きが出てくるの意味不明すぎてこれ人間としての違いでてんなあ..ってなるんだよな。そこで描ける奴が二人のようになるんだろう。
小説は文字をテンポよく打ち込むだけでお絵かきは一枚で完結する。
漫画だけは本当に分からない
ルックバックを見た翌日に呪術廻戦展を見に行ったんだけどそこでは、ネーム・背景指示→背景→下描き→清書というやり方が展示されていてかなり分かりやすかった。

持ち込みした時の編集者がまんま林士平だった
声は本人だったんだろうか?確認するのを忘れた。

コンビニに向かう雪道、藤野が先導してるのがいい
吹雪がすごい、藤野ちゃんの格好はスキーに行くときにしかしないようなガチ装備だ、京本はあんま外出経験がないのか装備が甘かった。
長靴がびちゃびちゃで京本のはあまり濡れていない、藤野ちゃんが道を作ってくれたから?この二人でジャンプ読むところ、すっとばすところよかった、先に京本の方が発見するのいい、スクリーン一杯の二人の顔でうおぉ~~~ってなった。現代の週刊少年ジャンプは月曜の0時に電子配信されるからこんな場面はもうどこにも……..SNSで盛り上がっているところを眺めるとかになるのか?

賞金を引き出し街へ繰り出す二人、腕を絡ませ札束でぺちぺちするところよかった…ちょっとえっち…まともな服装になっている京本がいい!靴は小学生の頃に藤野が履いてる奴とおそろいのメーカー、ニューバランス的な奴で履いてる人は多そう、京本がこんな靴を知ってるというよりかは藤野の真似を足元からやってんのだったらいいな~~ってなった。
じゃんじゃん使ったのに5千円しか使わなかったっていうのが健全すぎる
俺は暑すぎて避難するように近くにあった焼き肉ライクに入ったら5千円分食べてしまって、こんなに食うんだったらセットでお得な奴頼めば良かったな…とか5千円も食うんだったら安さを売りにしている店に入る意味ないな…ってなってたのに

ガラガラの電車で外に出て良かったって話すとこがほんとうにいい
お礼は10マンでいいよで本当にビビって嘘だよのやり取りだけで
なんか泣けてくるんだが??よかったね京本

海行ったり山行ったりロケハンを創作に活かすという漫画家がやってて楽しいことをやってていいなとなった、いきがいを見つけるためにライブに行ったりしてるんだが創作に活かすための旅行の方がなんかよさそうだなとなった。

本屋のシーン、藤野はさっさと本を閉じて行ってしまうのに京本は背景美術の本に魂奪われてる、光と影でわかれていてもう京本がいなくなってしまう、二人で描ける田んぼのところ、京本…その表情やめてくれよ…離れる手であぁ…
もっと絵うまくなりたいから…」
うつ病になりそうな夕方で怖い
京本の独り立ちが絶対に無理だと思っているからだけど京本が居ないと藤野は漫画描いてないし動揺する藤野でああ…コンビニ店員にも話しかけられないの所で言っちゃだめな地雷を踏んでしまい、藤野の顔が震えるところでああ…

環境が変わっても藤野の机の上はすごい本の量
連載と練習を同時にやっているんだろうか、液タブも40万しそうな奴、飯を食いながら描いていたり、トイレに籠もって机をトイレの前にしたり、ダラダラ描くとか泣きながら描いていたりとか黙々と液タブに描いているのがすごいリアルだった。漫画家だ…途中の迫真の表情で描いているところがすごい良い。シャークキック、まあ似てんなくらいに思ったら二巻の表紙がパワーちゃんでチェンソーマンで笑った。

貧乏ゆすり
机の上が片付いている、なんか仕事にしている人って作業場にはもう最低限の設備しかないのが強者の証でいいと思った。
売れてからすごい所に住まいが変わっている、明るい部屋もあるが藤野の窓は真っ暗なのがいい。貧乏ゆすりとアシスタントの会話がこれ経験したことをそのままやってそうだ…丁寧な口調なのに貧乏ゆすり加速していて宮崎駿が貧乏揺すりしているあれ思い出した。

ニュースのシーン、いつ来るのかと身構えていたら段々と音がでかくなっていってあの目になるのが嫌すぎる、電話に出ずに親からの着信、着信音が怖すぎる、音がでかすぎ
藤野ちゃんみたいにうまくなるねて…
藤野ちゃんは京本ちゃんを見てうまくなっているのに

漫画だとよくわからんシーンが分かりやすかった
インターステラー感ある
この世界線の京本は藤野と出会っていなくても美大に進み、間一髪の所で救われる。自宅に帰って4コマを描いたらそれが風に吹かれて元の世界線に移る、藤野がドア開けたらなんか窓開いてるし、幽霊だ…ドアも勝手に閉まってあの日の半纏がかけられている。京本はずっとこのサインを見ながら生きていたんだとか、シャークキックの単行本買って読者アンケートを送ってたとか一気にくる。

液タブデジタル作画がリアルすぎる、うまい。なんで漫画を描くって京本と一緒なのが楽しかったんだろうなと思った、見たい見たいって言っていたネームを見せたときの笑顔がいい。前かがみになりながら進む動作いい
シンエヴァでシンジ君とケンケンが山を登る一瞬のすごい作画のようで、雪道歩くところすごかった。顔見えないんだけど動きがすごい、京本が半纏をドアにかけたように、藤野も4コマの紙を窓に貼っつけてずっと描き続けてる。賛美歌のエンディング映画館だからか音がすごい綺麗だった、とてもいい映画だった。

もう一度見るために翌日は新宿バルト9に行った
駅から近すぎる、エレベーター待ちとチケットを買う人が多すぎで一階が地獄だったけれどネットでチケットを買って上までいったらそこでもチケット売ってたのでわざわざ混む一階で買う意味…となった、でも雰囲気すごい良い、毎週通いたい。

帰宅してもらった映画特典を読み進め最後のページを読み終えたら短冊の様なものが落ちた、落ちる様が京本の家に行った藤野が4コマを落とした時と同じで特典にこういうの挟むなんて、最後までとてもいい演出だな~と思っていたら自分が映画館で買った時にもらって挟んでいたレシートだった。なんだよ!!なんか捨てられなくなってしまった

おわり

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