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2024.6.1(土)の狙い馬

早くも6月ですね。
節目ごとの常套文句になりますが、とにかく時の経つのが早過ぎて、呑気に時の流れに身をまかせていられない今日この頃ですが、毎週末の競馬を楽しみに週中ずっと予想に没頭していたら、そりゃ早いわけですよね。
ある意味それも幸せなことかなと思いますが。

安田記念については今もってどの馬も最後の決め手に欠け、ああでもないこうでもないといろんなパターンを想定しつつ悩んでいるところですが、それもまた競馬の醍醐味というところかなと。

その前に土曜日。土曜日の段階で日曜日分もある程度の予想は済ませているのですが、どちらかといえば土曜日の方が面白いかなという気がしています。
というわけで納得のいく予想はできました。それでも納得のいかない結果の方が多いのが競馬の難しいところ。もっともそうな講釈を垂れていても外れれば単なる恥さらしとなってしまうのですが、例によって各レース数頭ずつの見解を記しているので、良ければ今週も戯言を参考にしていただければと思います。

6月1日(土)メニュー
東京 2.7.8.11.12
京都 3.4.9.11.12
手書きノート


【無料分】

東京3
⓾ローンウルフ
デビューから4戦連続3着以内に好走した馬。離されたとはいえチェルヴィニアの2着もあって本来ならもう少しやれる馬。ダートでも詰めの甘さは変わらないが、芝よりはいいし、血統やレース振りから初のマイル戦も良い方に出ても。どう乗っても詰めは甘いので過剰人気では買いづらいが。

穴⑮スプランドゥール
近2走は中山D1800で先行して終いバタバタだが、2ヵ月の充電期間を経て稽古では終い重点ながら悪くない動きを見せている。この稽古の感じなら流れ次第で粘り込みがあっても。

東京4
⑧アオイラン
経験馬相手のデビュー戦は中山マイルで上位3頭が4角3番手以内という行った行っただったが、本馬は4角9番手から追い込んで4着。この一戦で未勝利突破の力量を秘めていることが分かる。2戦目の前走は出遅れながらも早めに追い上げ、直線もジリジリ脚を伸ばして3着と0.2差(5着)。切れはないがスタミナはそれなりにありそうなので、本来はスタートを決めてすんなり先行できればいいが、近2走から出遅れは必至。それでも2000mであればある程度のリカバーは利きそう。シルバーステート産駒は当コースで【4-4-1-11】連対率40%、複勝率45%。

⑮イージーブリージー
前走はハイレベルの面子を相手に3着。それ以前の戦歴からも今回の面子なら崩れない。ただ、最高3着の馬が押し出された格好で1番人気にまでなるようなら妙味はなくて断然人気ならあえて買わなくても?ただ、器用な立ち回りのできる馬だし、スタートさえ決めれば先行策から崩れることはなさそう。

穴②リュラグリーン
前走も穴推奨して3着に健闘してくれたが、もともと当コースではマーシャルポイント(フリージア賞1着)の4着があって、その時は4角14番手から勝ち馬に次ぐ上がりを駆使して2着と0.1差だった。前走18キロ増で好走したように、ひと頃不振に陥ってたのは体調面の問題もありそうで、前走が本来の姿なのかも。前走同様好枠を引けたし、シュヴァルエレが引っ張るであろう(?)流れも前走同様。スタートさえ決めればしぶとい脚を使ってくれそう。

大穴③エムズマン
4戦中3戦で二桁着順だが、2走前の初芝で6着で芝なら可能性がありそう。今回変わり身の要素としては稽古の動き。今週ウッドで82.0-65.3-36.5-11.6を馬なりで、先週はウイングレイテストあたりと併入して終い11.2。これまでとは動きが変わってきたし、臨戦的にも一変があるかも。

東京9
⑧カフェグランデ
マイル戦で勝ち上がったが、スタートの出が良くないので、現状では前走のような長距離戦が都合が良さそう。ただ、前走でも位置取りは4角最後方。その上、直線では前が壁になって完全に踏み遅れ。まともなら3着はありそうな脚色だった。仕切り直しとなる今回はデキも上昇。1週前のウッド追いで82.0-65.9-50.9-36.4-11.4の自己最速をマーク。捌きや流れの問題はあるが、まともなら勝ち負けまで。

④ベンサレム
3走前が4角先頭2番手の馬がワンツーを決めそうなところで本馬だけ後方から捲り上げて勝ち馬と首差。2走前は臨戦過程が良くなかった上に、【4-4-7-10】と位置取りを悪くしての踏み遅れ(連対2頭は4角先頭、2番手の馬)。前走は確実に勝つために逃げたが、難なくそういう競馬が出来てしまう順応性も評価。どんな競馬ができるのも強みだし、この勝ち上がりのリズムなら昇級でも通用。坂路ではそこまで動かないが、5/15のウッドで81.6-64.8-49.8-35.7-11.3をマーク。1勝クラスの馬とは思えない動きだし、これまでここまで攻めたことはないので、これだけやれることが現在の充実振りを物語っている。

⑥ホワイトビーチ
昨年8月にデビューしてからしばらくはうだつが上がらなかったが、年が明けて芝を使いだしてから②④②①着で本格化。2走前が小倉、前走が新潟とコースの周りや流れの違いにも対応していたし、前走は臨戦過程も良くなかったので、ローカルを勝ち上がってきたという字面以上に評価していい一戦。父ホークビルはドバイシーマクラシックの勝ち馬で、母系もスペシャルウィーク、ドクターデヴィアスとかなりスタミナに富む配合だけに、切れ勝負になると厳しいが、メンバーを見渡しても切れ者は数頭。臨戦過程も良いし、積極的な競馬ができれば昇級から通用しても。

東京10
⑤レッドシュヴェルト
脚質的に勝ち味に遅いが、全10戦上がりは2位以内という切れ者。この脚質で4着以下が一度だけだから能力自体は断然だった。10戦のうち勝ち馬との最大着差が3戦目の0.4差でこの時の勝ち馬はエンデミズム(現3勝クラス)、初戦ペリファーニア、2戦目エエヤン、4戦目オメガキャプテン、5戦目ビジュノワール…と僅差で駆けてきた相手の多くが3勝クラス以上まで出世している。今回も直線入り口ではハラハラする位置取りになりそうだが、未勝利勝ちに導いたルメールなら今回も上手に誘ってくれそう。

⓾バウンシーステップ
フィリーズRは惜しくも4着だが、3着とは首差で能力の高さは示した。2走前のつわぶき賞ではラヴァンダ(フローラS2着)あたりを完封しているし、条件レベルでの資質の高さ、切れ味は群を抜いている感じ。新潟芝1400mでも良い競馬をしているし(0.1差の勝ち馬は阪神JF5着のシカゴスティング)、今回の舞台も悪くない。葵Sなどには目もくれず、満を持しての自己条件なら確実に勝ち負けしてきそう。

穴④ゴッドファーザー
前走は10着だが、スローの完全な前残りを4角10番手から。もともと先行して結果を残してきた馬だけにこの位置取りは苦しかったが、それでも33.2の上がりを使って新味は見せた。未勝利を10馬身、1勝クラスを2馬身差で楽勝した馬で、素質自体は現級でも通用していい。現級では試行錯誤してきたが、前走の短距離で控える競馬がきっかけとなればそろそろ圏内があっても。2走前が仕上がり途上での復帰だったので、使って状態は確実に上昇している。

京都1
⓾ベルファスト
前走後、鞍上が「マイルだと1F長い」とコメント。それを受けて1400mに使ってきた。芝1400mでもまず勝ち負けという状況下でダートを使ってきたのがどう出るかだが、相対的に芝よりレベルの低いダートなら前進があっていい。

穴⑮チュウワスペル
前走は今回対峙するランスオブセヘルに1秒離されての5着だが、本馬は初出走で出遅れながら外を回して早めに追い上げる負荷のかかる追走となっていた。勝負どころまで手応えは良かったが、最後に甘くなったのは経験値の差という感じもあった。グレートウォリアーやマジカルスペル、アスクドゥラメンテなどダートの上級馬を上に持つ良血。叩いて大きく前進があっても。

穴①ビリー
前走は謎の1番人気という感じだが、中間坂路で好時計を連発しているし能力は秘めていそう。ダートでもすんなり先行できたし、坂路で動くのでこの距離で先行できれば違った面が見られるかも。

穴⑪アジアノハナ
前走は鼻出血で大敗したが、2走前は勝ち馬と首差。稽古の動きの良さから新馬では1番人気に推されたほどの馬で未勝利上位の力は秘める。立て直されて稽古も上々。

※前走②③着馬の多いレベルの高い一戦で、穴馬の食い込む余地があるかは微妙ながら、前夜段階で全く人気がないので。

京都6
⑦サトノアイオライト
前走は休み明けを激走した反動もあったろうし、大外枠から立ち回りの不利もあった。それでも近2走の内容、時計は優秀だし、今回の枠ならロスなく好位から立ち回れそう。

⑧フェロニエール
前走の勝ち時計は平凡だが、行った行ったの流れを自ら動いてねじ伏せた内容は優秀。勝ち上がりのリズムが良く、相手なりに走れそうだし、鞍上(複勝率45%)も父(複勝率34%)も当コースとの相性が良い。


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