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2024.4.14(日)の狙い馬

皐月賞で悩み過ぎて遅くなりました。
これだけ悩むということは、とうてい自信ありと言えるレースでないことは明らか。そのうえ悩み尽くした割に面白みのない予想に着地してしまったので無料分に挙げておきます。面白みがないといっても私なりに考えて御託を並べさせてもらったので良かったらご覧ください。

4月14日(日)メニュー
中山 2.4.5.7.9.10.12
阪神 4.8.9.10.11.12
福島 9.11
手書きノート

たくさん挙げていますが、購入レースはある程度絞る予定です。
よろしくお願いします。


【無料分】

中山11  皐月賞

過去10年、前走4角6番手以下に位置していた馬で皐月賞で好走できた馬は7頭。該当馬はドゥラメンテ、リアルスティール、ディーマジェスティ、マカヒキ、ペルシアンナイト、ステラヴェローチェ、イクイノックス。全てが以降の同年のG1でも3着以内に好走した名馬クラス。

前走で4角5番手以内で競馬をした馬が断然有利の傾向から、ジャンタルマンタル、ジャスティンミラノ、シンエンペラーあたりを本命視する手はあったが、共同通信杯はあまりにもペースが遅く、そこで先行できたことにどこまでの意義があるものか…? 弥生賞のシンエンペラーはどうにもパンチ不足だし、臨戦的にも本命に推すほどではなく。

ということで本命は1番人気になってしまうが◎⑩レガレイラ

本馬は前走で4角10番手からの差し切り。この点だけで冒頭の条件に抵触してしまうが、本馬は以降の今年のG1でも好走できるレベルの馬だし、その点はクリアということでいいのでは。

ホープフルSに関しては流れが向いた面もあったし、3戦して出遅れ率100%の1番人気、しかも牝馬を本命でいいものか…との葛藤はあったが、前走で多頭数フルゲートの締まった流れを体感した経験値は他の有力牡馬以上とも言えるし、このレース以降のトライアル戦において本馬以上のインパクトを感じた馬もいなかった。

そもそも3戦とも牡馬混合で上位の結果を残す本馬に牝馬云々はナンセンス。トウカイテイオーの勝った年に皐月賞に挑戦した牝馬のダンスダンスダンスは、前走で牝馬同士のフラワーCで2着に負けての参戦だったが、皐月賞で3着と0.1差の5着に善戦。昨今では牡牝の差もなくなっているし、既に牡馬混合の頂点に立った本馬ならここでの戴冠も十分。

○⑬ジャスティンミラノ
本命まで迷った馬だが、経験値の差で対抗に。絶好の前哨戦ともいえる共同通信杯組でセンスも十分。前走は展開に恵まれたことは確かだが、出遅れながらすぐに好位に取りつく自在性が勝利を導いたわけで、今回も流れに応じた競馬ができていい。陣営の真の目標はダービーだと思うが、ダービーで上位争いするには皐月賞でも格好を付ける必要がある。この馬はダービーでやれると見ているからこそ、ここでも評価したい。

▲⑧ジャンタルマンタル
前走は力む面を見せていたが、皐月賞のための学習レースだったし、超スローの外枠からでも我慢が利いて格好を付けたのは収穫。デビューからの3戦は内枠の利を活かした形だったので、再び内目の枠を引いたことも良かったし、自身より内に先行馬が多いので、川田騎手ならすぐにインの好位を押さえてきそう。個人的にはここで6着前後に負けてNHKマイルに出てくれたら勝負案件になるので、負けたらそれはそれでという感じもあるが、皐月賞までなら完成度の高さで勝負になっていい。

以下は穴3頭

⑯ダノンデサイル
出遅れた2戦は取りこぼしているが、2走前の京都2歳Sは勝ったシンエンペラーより上がりが速く勝ちに等しい内容。同コースの前走で大外枠を克服しているし、スタート次第で上手な立ち回りもできる。稽古でもOP馬カレンルシェルヴルを子供扱いしているように3ヵ月空けての直行が良い方に出ている印象。出遅れたらポツンもありそうなので主力視はできないが、出遅れてもシンエンペラーと互角の力と思えば軽視できない。

⑤ミスタージーティー
近年は分の悪いOPからの参戦だが、手薄なメンバーを相手に楽に権利を確保できた点は有利に働く。辛勝だったが、スローで上がり3Fが11.8-11.4-11.4という着差の付きにくい流れだったし、逃げていたのが同厩舎の馬だったので、藤岡騎手としては矢作厩舎の2頭が権利を確保するために、勝ちさえすればいいという騎乗をした面も(ギリギリまで追い出しを我慢)。僅差で走ったホープフルSが大外18番、今回は好枠も引けた。

③エコロヴァルツ
前走5着以下から巻き返したのは3年前のステラヴェローチェだけとデータ的には分が悪いが、ステラヴェローチェもデビュー2連勝後に朝日杯2着、共同通信杯5着という流れは本馬に酷似。既に重賞タイトルがあって、共同通信杯でも1番人気に推されていたステラだからこそ巻き返せたという感じはするが、本馬も臨戦過程が良いことに変わりはないので3連系の押さえなら。

人気馬の中では危険視

②メイショウタバル
前走(毎日杯)は非常に強い内容だったが、中2週で初の関東遠征、舞台替わりなど不安要素も多い。前走のパフォーマンスを発揮できればここでも上位だが、毎回同じ力を発揮できないのが競走馬だし、今回はその力を発揮できないとみて軽視。

⑰ビザンチンドリーム
近2走とも4角6番手以降だった馬は過去10年でドゥラメンテとペルシアンナイトしかおらず、ペルシアンは2走ともマイル戦だったので距離延長で追走が楽になったパターン。だとすれば、本馬はドゥラメンテにしかできなかった芸当に挑むことになる。ドゥラメンテは未勝利戦は3番手から勝っているし、完全な追い込み脚質の本馬には高いハードルとなるのでは。

➈アーバンシック
本馬もビザンチンドリーム同様に確実に後方からの立ち回りとなりそうな点がどうか。後方から立ち回っても確実に追い込んできているので能力が高いことは分かっているが、その形でG1で通用するのかどうかと。3ヵ月空けて稽古もビッシリ攻めてきたし、鞍上含めて不気味な面はあるのだが、この馬までは手が回らない。


中山3

⑬ビスクウィザード
前走は内枠からハイペースで逃げて5着(3着と0.1差)。揉まれ弱い配合なので逃げたことは良かったが、ペースが厳しくなってしまった。外枠替わりは歓迎で今回は逃げずにマイペースの先行策なら。

⑧アメリカンランナー
能力上位。臨戦的にも巻き返し

⑫テリフィックランプ
1週前のウッドで終い11.0。前走信頼。

⑪アイカムインピース
今週のウッドでモレイラを背に好時計。前走で逃げた経験が活きる。

中山6
③ラップスター
未勝利時代で僅差だったミスティックロア、シゲルソロソロらは上のクラス(2勝クラス連対以上)。本馬は思いがけず1勝クラスで足踏みしたが、2走前は昇級初戦で距離が長く相手も強く(連対2頭は3勝クラス以上)、前走は18キロ増で余裕残しだった。休み明けから動けそうな気の良い配合だし、再び川田騎手を配してきたとなれば甘い仕上げはないのでは(川田騎手は調教師にすら苦言を呈するので)。地力通りならここはあっさりも。

阪神1
⑮ララバッカナール
デビュー戦は経験馬相手に出遅れながら5着。不良馬場でキックバックも受けたろうが、投げ出さずに最後まで脚を伸ばして能力を感じさせた。全兄ランドボルケーノも勝ち上がったのは3戦目だし、前走は追い切り3本での初陣だったので、叩いて確実に良化してきそう。前走のように出遅れると距離短縮がマイナスに働きかねないが、外ならリカバーも利くとみる。

穴⑭ウィップスティッチ
デビュー前のCWと坂路で終い11秒台をマーク。敗れた前走にしても坂路で51.5をマークして稽古駆けする3勝クラスのレッドラマンシュに先着していた。これでレースで大敗続きなのが不思議なくらいだが、行って甘い競馬を続けているので距離短縮は奏功しそうだし、芝で全く切れないのでダートが合っている可能性も。未知数ながら調教の動きで見せる能力の片鱗に期待してみたい。

穴⑩エブライト
新馬前にCWで5F65秒台で動いていたように力は秘めていそうな馬。2戦とも1番人気を裏切っているが、母がD1200mで2勝しているし、距離は1200mの方が向いていそう。初戦は動き切れなかったが、叩き3走目で。

阪神2
⑬ヤマニンアルリフラ
芝でも勝てるレベルの馬だがあえてのダート参戦。半兄ヤマニンウルスがダートで無傷の4連勝ならそれも頷けるところ。2着に好走した前走ですら上がりは35.9(道悪だったが)。芝では切れが足りないし、初ダでも外枠を引けた。未勝利上位常連の揃ったハイレベルな一戦だが、適性さえあればあっさり勝っても不思議ない。

穴⑥レーウィン
デビュー前の稽古の動きの良さから1番人気に推されたが、出遅れも祟って4着まで。それでも終いの脚は目立っていたし、能力は感じさせた。前走はスタートに進境が見られたが条件面が合わずの敗戦。現状は1400mがベストの印象。スタートも含めて素軽さがないので、この枠で揉まれる形でどうかも、臨戦過程は○。先行各馬が強敵だが、漁夫の利を得られるような形になれば。

阪神5
⑤ハリウッドパーク
近2走は牡馬混合で③④着。先週の時点で仕上がっていたことの窺える調整過程。先行馬が多くペースが読めないが、流れに応じて先行差し自在な点も強み。

⑬レイクスター
敗れた新馬戦の前ですら稽古はかなり動いていた。前走で一変したようにダートの適性が高いし、キャリアも浅く伸びしろも大きそう。

穴④スマートプレシャス
前走は臨戦過程は良かったにせよ、牡馬混合の昇級戦を逃げて5着(3着と0.2差)に健闘。稽古の動きも悪くないし、牝馬限定、クラスも2戦目ならもうひと押しがあっても。

穴➈ペイシャコパ
前走は最下位だが能力以前の問題だろう。2走前にスマートプレシャスに完勝しているし、スマートが昇級戦で5着なら本馬ももう少しやれるはず。稽古は平凡だが、今週はビザンチンドリームと併走同入だから前走のようなことはなさそう。

穴⑥テーオールビー
ダートは2戦だけで②①着。前走は芝で参考外。

阪神6
①ペンナヴェローチェ
⑤シルバーカレッジ
③ジェロニモス
④ログラール
※臨戦過程の良い3頭と前走位置取り次第では上位にも食い込めたであろうログラール。この条件で少頭数なら自ら競馬を作れる①を筆頭に。

阪神7
⑩ベルシャンブル
中内田厩舎から出されてしまってどうかだが、元の資質は1勝クラスなら上位だし(新馬戦でOP馬バースクライの2着)、稽古の動きも一級品。3戦して4着以下のないマイルなら一変の可能性があっても。

福島7
①エルフレスアリー
3歳7月の遅いデビューが当コース。経験馬相手に3着して2戦目にあっさり勝ち上がり、昇級初戦の前走でも3着。初戦は差し、2戦目は逃げ、前走は先行と戦術の幅が大きく、休み明けの今回も得意舞台に照準を合わせてきたことが分かる調整過程。同日同条件の9Rには登録すらせずここ一戦に合わせてきた気概も買える。

⑦ラナキラ
3走前の当コースでは1番人気3着。そのレース以前も連続3着していたようにクラス上位の力がある。2走前は久々の中山替わりでペースも合わず大敗、前走は道悪も祟って全く力を発揮できず。今の福島なら軽快なスピードを活かせそうだし地力を評価。

穴⑫ツインクルトーズ
近走は迷走している感じもあるが、3歳時のデイジー賞でアグラシアド(現3勝クラス)とタイム差なし2着。その後にシェイクユアハート(3勝クラス)の2着もある。すんなり流れに恵まれてという条件付きだが、前走でD1200mの内枠というこの馬としてはタフな経験をした後の芝戻り。外目の枠も悪くないし、2度目の距離なら追走面も楽になりそうで。

穴⑩アイムファイン
当コースは直近3近③④④着と相性が良い。今回はかなり手薄なメンツだし、先行力を活かす競馬を示唆しているので、減量騎手も歓迎。鞍上も指示通りなら先行するはずだろうし、粘り込みに期待。


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