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2024.6.29(土)の狙い馬

宝塚記念も終わっていよいよ夏競馬本番ですね。
並の競馬ファンならここで放牧に出るはずですから、夏競馬になって尚ご訪問いただいた皆さんは筋金入りの競馬ファンだと推察します。その上で今週もこのなみへいnoteをご訪問いただいて感謝の気持ちでいっぱいです。

私自身も華やかなG1は当然好きですが、夏のローカルも違った味があって好きなんですよね。もっとも好きと的中率が比例するかと言えばその限りではありませんが、何とか少しでもお役に立てるように頑張ります。

開催替わり初日というのは様子見がてらという側面もあって無料分の方が多めに上がっていますが、良かったら参考にしてください。

6月29日(土)メニュー
福島 7.11
小倉 3.4.8.12
函館 9.11.12
手書きノート


【無料分】

福島8
④イモータルバード
初ダートの2走前に5馬身差の楽勝。昇級戦の前走も3着と善戦。2着馬は次走で勝利、4着馬はOPで上位争いしていた馬でレベルの高い一戦。ローカルなら一枚上といった感じだし、2走前から小回りも問題なさそう。

⑧ダイオジェナイト
前走は1.4倍だったので勝つのは当然だが、2着に4馬身、3着以下も3馬身と強い内容で時計も優秀。勝負どころでずぶい面を見せるなどまだ幼い印象も受けるが、その分伸びしろも大きそうな馬だし、勝ち上がりのリズムが良いのでいきなり通用してもおかしくない。

③アスプリージャ
勝ち上がりに7戦を要したが、デビュー2戦目に勝ち馬からクビ差の2着があって勝ち運がなかっただけ。崩れたのは初戦の芝と4走前の当コースだが、4走前はブリンカーを装着したら行きっぷりが悪くなったもの。行きっぷりの良い馬だし、本来当コースは向いていそうなタイプ。5ヶ月振りだが入念に乗り込まれ動きも上々。先行できれば粘り込みがあっても。

穴⓾ミツカネジェミニ
昇級の前走は9着だが、スタートで飛び上がるような形となって流れに乗れなかったし、メンバーレベルも高かった。2走前に未勝利を勝った時の2着馬は次走を勝利、そこから10馬身離された3着馬も次走を勝利とレベルも高い。クラス2走目の前進がありそうだし、本来は前に行く脚もあるのでコース適性もありそう。

大穴⑥ブリスフル
昇級戦の前走は10着だが、稍重だったのに良馬場のデビュー戦より時計が遅く、能力を出し切ったとは思えない。6/12のウッドで79.9-64.5-37.0-11.8をマークしたように能力は高そうだし、クラス慣れの見込める今回は大きく前進があっても。

福島9
②ホワイトビーチ
昇級の前走は5着だったが、3着馬以外は素質の高い3歳馬ばかりで相手が強かったし、タフな新潟を勝ち上がってきた本馬にとってパンパン馬場の東京は決して合う舞台とは言えなかったし、スタートで出遅れて最後方からの追走では厳しい。今回は開幕馬場といっても福島2600mの少頭数ならスタミナと持続力が活きてきそう。

⑧ハイラント
距離を延ばすごとにレース振りが良くなり、2走前はキットハナガサクに先着して2着。キットハナガサクがその後未勝利を勝ち上がり、1勝クラスを連勝したことから本馬も現級通用の力がある。前走は新潟2400でタフな競馬となったが、4角先頭から押し切り。3~5着馬もその後勝ち上がったようにこの一戦もレベルは高い。勝ち上がりのリズムも良く、この条件、この相手関係なら昇級即通用。

福島10
②ニシノコウフク
前走は昇級戦だったし、33.5の自己最速の上がりを使いながら8着だから仕方ない(直線スムーズさを欠いたり、適性面の差もあった)。8着といっても勝ち馬と0.4差だし、クラスの目途は立ったと言っていいのでは。2走前に勝利した福島に替わる点はプラス。開幕馬場で1800mというのは忙しい印象もあるが、近走はあえて控えているだけで先行する脚もあるので乗り方次第。牝馬限定ならチャンスがありそう。

③ソバナ
現級戦では入着前後までだが、3走前は1年以上振りで24キロ増、2走前は3着と0.1差、前走は勝ち馬と0.3差で一戦ごとに復調気配が感じられる。先行してしぶとさを活かすタイプなので開幕の福島なら持ち味を活かせそうだし、3歳馬の少ない低調なメンバー構成ならそろそろ。

①レミージュ
2歳時にエリカ賞でドクタードリトルやキミノナハマリアを封じて勝利(2~5着馬は現3勝C以上)。その後の重賞は厳しかったが、自己条件2戦目の2走前に3着と好走。スローを先行して流れに乗れたことは確かだが、初めて逃げない形で好走できたことは収穫。前走は差し決着が合わず大敗したが、開幕の小倉なら先行力を活かせそう。6/12のCWで78.2-65.4-38.0-11.9の自己最速をマークしてデキは文句ない。能力さえ出し切れば現級でも十分通用。

福島12
⑫ヘレンキムゼー
当コースの前走はスタートで後手を踏んだが終いに際立つ脚を使って5着。この中間、ウッドで5F63秒台をマークするなど能力はありそうなのでスタートを決めれば。

小倉2
⑭ビーコング
近走は案外だが、当コースでは今回の松本騎手を背に連続2着。松本騎手は自身が騎乗しない時ですら追い切りに跨っていたし、稽古内容自体も持ち直した感がある。松本騎手は当コースでは、松山、西村騎手あたりと互角以上の成績を残しているし、近2走1番人気から陥落しそうなここで狙ってみたい。

小倉10
⑤タイセイウォリアー
当コースで未勝利を勝ち、現級でも③②着があるベスト舞台。3着時は差し有利の流れを2番手から踏ん張っているし、型にハマれば多少の厳しいペースにも対応できる。今回は枠的に両隣3頭がいずれも下げるタイプですんなり先行できそうだし、そうなれば持ち前の粘りは発揮できそう。

⑪メイショウホマレ
未勝利勝ちが当コースで現級での好走4戦中3戦もここでのもの。2~3走前の当コースは崩れているが、いずれも差し追い込みが上位を席巻して流れが不向き。今回も流れ次第ではあるが、少しでも恵まれれば台頭があっていい。前走を叩いての上積みも見込み。

⑨トーホウガレオン
初ダートの前走はスローを先行しながらいいところがなかったが、先行できたことは良かったし、継続して使ってくるのは陣営が脈を感じたからこそでは。重賞3着の実績馬で、条件戦でもレーベンスティール、マイネルモーントといった馬たちと差のない競馬をしていた馬。能力通りならという感じだし、初ブリンカーにも期待。

小倉11
⑪ケイアイセナ
前走は臨戦過程が悪く能力負けではない。当コースの3走前は差し有利の流れを先行策から3着に粘っているし、前走は京都の上がり勝負にも対応して2着死守。前走以前にも2度11着に大敗しているが(いずれも明確な理由あり)、その次走は①③着。大敗後でガス抜きできた後の走りがいいし、開幕の小倉ならスピードを活かせそう。

⑫アルジーヌ
前走は流れが遅過ぎて展開不向き。3走前も同様の形で4着だったので、小回りでペースが締まった方が向いている。まだ底は見せていないし、メンバー的にもある程度流れそうで。

穴③ウインリブルマン
現級でも2着2回3着1回があり、2着はいずれも当コース。小倉で2着時の3着馬が2戦ともタガノパッション(愛知杯2着)というのも評価できるし、3着時は適性的に向いていない東京芝1800mでクロミナンス、クルゼイロドスルに次ぐ3着。能力はここでも通用するし、好相性の舞台で前進に期待。

穴⑦モンテディオ
現級では通用していないが、様々な条件を使って試行錯誤している感じ。ただ、2走前のマイルで勝ち馬から0.2差だったように今はマイル~1800mぐらいがちょうど良さそう(マイルの瞬発戦より1800ベターとの見立て)。前走はペースが流れてちょうどよい位置で運べていたが、勝負どころで空馬の影響で外に振られる不利。スムーズならもっとやれても。

危険人気馬④セブンマジシャン
現級の近2走が連続3着で力は上位だが過剰人気のタイプだし、前走も上げ下げのタイミングで3着になっただけで入線直後には交わされていた。そこまで器用さがない割にスパッと切れる脚もないので、開幕の小倉芝1800mという条件は微妙なところ。人気なら押さえまで(道悪は相対的に得意なので良馬場よりは良さそう)。

函館2
穴⑨ロケットホームラン
デビュー2戦目に阪神に遠征して3着と首差の4着。この時点で関東圏なら未勝利突破レベルにあることが分かるが、実際3戦目には3着に前進。前走こそ取消明けということで後退したが、前走を叩いて前進に見込める今回は再び上位争い可能。

穴④キガタレイ
前走は芝1800で参考外。ダートのマイルでは終いに甘くなっていたのでこの条件で良い面が見られても。

函館3
⑨オメガインペリアル
キングマン×ヌーヴォレコルトという良血ながら物足りない戦歴だが、2走前が外枠からまくり上げる形で僅差3着で能力の片鱗は見せている。この時サウンリエルとはハナ差の大接戦だが、今回の臨戦過程は本馬の方が上なので本馬を上位に。2走前が上がりを要する流れ(本馬の36.2が最速)で好走したように洋芝も合うはず。

②モズイージス
様々な条件を使われているが、芝1800mは⑤④着。父サンダースノーはダート向きだが、母モズカッチャンとなるとダートは厳しく、2走前の芝1200mも忙しい。新馬戦はジャンタルマンタル、キープカルムらが上位争いしたハイレベルの一戦で5着(本馬に先着した4頭は全て勝ち上がり)。当コースの前走は4角14番手が1着、同11番手が3着という断然差し有利の流れを2番手から4着(3着とハナ差)。ようやく素質が開花してきた感じがするし、大外枠から先行した前走より枠も大きく好転。

函館7
②モンブランミノル
前走は出遅れたことで一列後方となった感じだし、終い3Fすべて11秒台の切れ勝負に対応できなかった感じ。そういうタイプの馬なので2000mは微妙な面もあるが、8RのD2400m(メンバーレベル低い)ではなくこちらに出走してきたし、ショウナンラプンタ、ヴェローチェエラ、インザモーメントあたりと差のない競馬をした力はここでは本来なら断然。馬体は絞れて。

④ステラクラウン
前走は臨戦過程も良くなかったし、直線追いづらい面があって追い出しが遅れてもいた。新馬の内容が優秀で血統的にも1勝クラスでは終わらない素質馬。ひと叩きで順当に良くなりそう。

⓾ロードオールライト
前走は人気的に三つ巴の様相だったが、正攻法の形で人気2頭をうっちゃった。目標となっていたのは本馬で楽で楽な立ち回りではなかったが、最後はどこまで行っても抜かさせない感じだったし、能力の高さと当コースの適性も感じさせた。キャリアの浅い3歳馬でポンポンと軌道に乗りそうな好素材。勢いに乗る手も。

穴⑤ソウルアンドジャズ
昇級後は苦戦しているが、前走は差し馬場を先行(それでも1人気ステラクラウンとは0.2差)、2走前はダート、3走前は逃げたシュガークンの番手で厳しい立ち回り。未勝利戦ではメイクユーマイン、トゥルーサクセサーといった実力馬を封じているし、展開次第でチャンスはある。今回は行きそうな馬がテリオスルルくらいで流れが向く可能性はあるし、前残りに期待したい。

穴①ルークスヘリオス
前走は臨戦過程が良くなかったし、連続好走のない馬なので5着なら健闘。内容も序盤は前に付けていたが、道中で最後方付近まで下がってしまい直線は大外。まだインの方が伸びる馬場だったし、インを突いたノーブルスカイとの0.2差はないに等しい。今回も内枠ということで道中の立ち回りはカギだが、ロスなく運んで上手に捌けるようなら食い込む余地はある。

函館8
⑧アーマルコライト
ダートは8戦して7戦で3着以内。崩れた2走前は内で嫌気を差したか勝負どころから圏外で全く力を出していない。あるいは前走で一変した走りを見せたように使い詰めのガス抜きが2走前に出来たということか。いずれにせよ前走内容から現級でも通用しそうだし、特異な距離で相手の揃わないこのレースなら尚更。兄弟に短距離志向の強い馬が多く、距離は何とも言えないが、ジャスタウェイ産駒自体はダートの長距離は得意。再びチャンスを得た武豊騎手としても今度は無様な競馬はできないだろう。

⓾サトノレイズ
未勝利戦が8馬身差V。昇級の前走は壁に当たったが、ハイペースで自分の競馬ができなかったし、距離延長ですんなり流れに乗れそうな点はいい。メンバーも弱化するし、前走から6キロ減も味方して。

函館10
①ホウオウプレミア
順調に使えず未だこのクラスに甘んじているが、本来ならこのクラスは突破していなければいけない馬。近3走の敗戦にしても、3走前が休み明け(18キロ増)、2走前が出遅れ、前走は2400mといずれも敗因は明確。今回の舞台は合いそうだし、復帰後4戦目、前走で2400mを使ったことも良い刺激となりそう。

⑨テイデ
未勝利の身で1勝クラスを楽勝した好素材。前走は5か月振りの昇級戦で壁に当たった形だが、出遅れて位置取りが悪くなり、行った行ったの厳しい競馬を強いられてのもの。能力負けとは思えないし、クラス2走目のここは大きく前進があっていい。ディープ産駒で切れるイメージがあるが、2走前が上がり37.1で勝っているように程よく上がりを要する舞台が合うタイプ(洋芝は合いそう)。休み明けは苦にしないし、1週前のウッドで82.5-66.0-35.7-11.3をマークして仕上げも上々。

⑫フラミニア
前走は出脚が付かず4角12番手。開幕の函館らしく4角2番手以内が3着を占める流れでこの形は厳しいが、直線はイン突きでよく伸びていた(3着と0.1差)。前走時の稽古でOP級の好時計を連発し、本格化を印象付けていただけに勿体ない競馬となってしまった。今回もスタートはカギだが、頭数減は歓迎だし、2~3走前のような競馬ができれば前進がありそう。

穴④スカーズ
2走前の当コースで3着(1倍台の断然人気馬に先着)。前走は7頭立てのスローで位置取りだけの前残り競馬になり5着だが3着とは0.1差。現級でも先行してしぶとさを発揮できるようになってきたし、サトノアラジン産駒で洋芝が合いそう。近2走は2000mで健闘しているが、1勝クラスを勝った時が1800mで良い勝ちっぷりだったので1F短縮も悪くない。


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