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2024.6.16(日)の狙い馬

この時期の条件戦は能力上位の3歳馬の参戦があって堅く収まりやすいと言及していて実際にそんな結果が多かった感じですが、堅めなりに上位評価同士できっちり仕留められたレースが多かったし、京都最終では断然人気馬が勝ちながら13番人気の大穴も拾って美味しい的中にもありつけた土曜日でした。

とはいえ良い時もあれば悪い時もあり、勝っておごらず日曜日も淡々とやっていきます。明日は明日の風が吹くでどんな結果が出るか分かりませんが、土曜に比べると穴目も狙っているので一発でもいい当たりが出てくれるといいのですが。

6月16日(日)メニュー
東京 3.4.7.10.12
京都 1.2.4.6.8.11.12
函館 8.9.11.12
手書きノート

日曜日も良かったら参考にしてください。


【無料分】

今日はマーメイドSの戯言がごちゃごちゃ長くなってしまったので、前半を無料分に挙げさせてもらいます。

マーメイドS(序章)

レースのカギを握るアリスヴェルテとベリーヴィーナス。下馬評ではこの2頭が速いペースを作るとの触れ込みもあるが、アリスヴェリテはもともと逃げなくとも好走しているし、2頭でやり合うことが得策でないことは永島、藤懸両騎手も当然分かっているはず。

なので、ハイペース想定というのも本当にそうなのか?といぶかしむ面もあり、ハイペースであれば愛知杯で強い競馬をしたミッキーゴージャスやタガノパッションに向きそうだけども、意外と落ち着くようなら前に行った2頭自身が残る目もある。結局のところ、流れはやってみないと分からないので、あまりそこに振り回されずに予想することに。

とはいえ、京都芝2000mは上級条件になると後方からでもズバッと差せるし、土曜の2勝クラスの当コースでもズバッと我が本命馬(マイネルメモリー)が4角12番手から差し切った。それでいて人気の先行馬も残っていたので、結局は地力がものを言う感じではあるが、大外から良い感じで上がってきたカフジアスールの末脚が最後に鈍ったように、差すにしても道中はロスを抑えた立ち回りが必要になるのかなと。

そういう面ではエーデルブルーメの15番枠に懸念要素あり。
マイネルメモリーが勝利したかのレースでも、危険視したカンティプールを見事2着に押し上げた川田騎手(別の名を複勝率90%男)であったとしても楽観はできないのではないか。大外枠から差し切った前走同様に今回も外を回す競馬は目に見えている。重賞への昇級戦の身でそんな横綱競馬を強いられる1番人気。微妙…ということで、当初は本命に考えていたこの馬を3番手評価(▲)とすることに。「今日のカンティプールも来たし、もう川田買っときゃいいんでしょ、はいはい」なんつって安易に本命を打った時に限って、「それ4かーい」なんてシーンも思い浮かんでしまったのでね。それに、このレースであえて1番人気から行く必要もあるまい。

タガノパッションもどう見ても外から捲り差しのタイプ。デムーロであれば尚更であろう。前走は負けて強しだし、愛知杯のような形になれば出番がないこともないが、土曜のカフジアスール&デムーロも本馬にダブらせてみた。菱田騎手の方が良かったのに感も強い。

展開のカギを握るアリスヴェリテは、もはや穴馬の域を超えて穴人気馬と化している。この手のタイプは厳しいというのが私の持論。そして、前走もレース振りや時計は秀逸だったが、負かしたカンティプールも結局2勝クラスを勝てなかったし、あんな破天荒なレースをしてしまった後の臨戦というのはどうにも買う気がしない。

同じ先行馬で評価するならベリーヴィーナスの方だが、この馬とて近2走はマイペースの逃げがハマった形。かつて藤懸騎手が最内枠から操って当レースを制したシャムロックヒルの姿がダブったりもするが、シャムロックはその前の数戦で逃げていなかったのを本番で逃げの切り札を使って勝利。既に逃げの切り札2回使ってますけど…の本馬にこれ以上の上積みがあろうか。逃げない競馬も出来る馬だが、その形では他馬に分があるのではないかと(2頭で馬群が離れるとちとこわいが)。

ミッキーゴージャスはトップハンデは能力の証だが、愛知杯では気分よく外目を回して豪快な差し切り。最内枠の大阪杯では何もできず、同じく最内だった4走前の2勝クラスも同性相手に辛勝だった。今回は1枠ではないが、この枠でのびのびと走ることができるのかの懸念。もごもごしている間にトップハンデの足かせがのしかかってくる可能性はあるのではないか。

さて、能書きというか、どうにか評価を下げたい馬への無理やり感のあるケチ付けはこのくらいにして、私の狙いたい5頭は本編(有料分)の方に記しているので良かったら読んでやってください。

東京2
穴⑯ブラボーキングダム
それまで追い込み一辺倒だった本馬が、前走は距離を短縮して流れが速くなったにも関わらずオーバーペースの先行策。こんなに前に行けるなら以前からもう少し自在に立ち回りなよと言いたくなるほどだったが、ブリンカーの効果もあったかも。本来はマイルがベターだし、終いに脚を転化させればいい脚が使えそう。

東京6
穴⑩ヴェードノエル
2番人気で10着の前走は案外だったが、初戦の同コースのタイムと同タイムでダートではここが限界なのか。2走前の芝ではケイケイ(次走も連勝)から0.3差で他メンバーもそれなりに揃っていた。母は芝で4勝、兄も芝重賞を2勝しているので、芝に戻せば粘りも増しそう。

東京8
穴⑪ベルフィーヌ
初ダートの2戦目に勝ち上がり、3戦目のプラタナス賞でも5着(羽田賞馬アマンテビアンコと0.5差)。近3走出遅れていてスタートからビハインドを覚悟する必要はあるが、少頭数の外枠は歓迎のクチ。今週のウッドで80.5-64.9-50.6-37.1-11.9と好時計もマーク。これまでの最高はデビュー戦時の83.4で、前走時の最終追い切りが86.0だったことを思うと勝負追い。鞍上強化と言っていいし、出遅れ覚悟で狙う価値はある。

穴②ローズパンラズナ
ベルフィーユ同様本馬も後方一辺倒の馬だが、2戦目の当コースで4角12番手から行った行ったの2頭に割って入る2着。3走前の未勝利勝ちの捲り勝ちも鮮やかだったし、条件次第で現級でも通用。中山向きの印象はあるが、前走に関しては牡馬混合で相手も強く酌量の余地はある。時計的には十分走っているし、少頭数の牝馬限定と大きく条件が好転するここなら終い一手でも届く目はありそう。

東京11
③クールミラボー
過去に当条件でルメールが騎乗して結果を出した馬がダノンラスター、オーロイプラータ。これら2頭も有力だが、このコースではほぼミスらないルメールが選んだ本馬を素直に本命視。前走ブリリアントS入着馬も強いレースで。

⑧メイプルリッジ
堀厩舎の2頭出し。いずれも当コース実績が高く、どちらかは好走してくると読む。

⑥ダノンラスター
堀厩舎の2頭出し。いずれも当コース実績が高く、どちらかは好走してくると読む。

穴⑮サイモンザナドゥ
3勝クラスを6馬身差で楽勝した時には優にOPでも通用すると思われた馬。実際乗っていた武豊騎手もそのような談話を出していた。昇級後は案外だが、内枠だったり直線どん詰まりだったりで不運も多い。坂路の動きは抜群だし、京都の自己条件を捨てての格上げ挑戦。意欲も相当。

京都3
⑩タイセイフォルテ
デビューから3戦は先行しても甘さが目立つが、前走時の坂路で51.9-23.8-11.6をマークしたように能力は秘めている。坂路でこれだけ動くなら距離短縮が良い方に出ていいし、今週の坂路でも終い重点とはいえラスト1F11秒台をマークしたように調子も良さそう。前走は14キロ増で若干余裕が感じられたので、軽く絞れてくれば理想的。

穴➈ベストリターナー
前走は去勢明けで5か月振りだったので7着なら及第点。稽古も当時は平凡だったが、ひと叩きして状態面が格段に良化。1週前のCWで79.4-64.1-36.6-11.9をマークしたように去勢効果も感じられる。

京都9
穴①ベルシャンブル
1週前のCWで78.7-64.0-49.5-35.9-11.1をマーク。前走時も稽古の動きから本命に推したが、この中間は前走以上に動いている。一時リズムを崩していたが、新馬当時から素質を買われていた馬だし、現級でも十分通用しそう。

穴⑤メタルスピード
もはや皐月賞4着の看板も色褪せたが、条件ひとつで自己条件ならやれていい。本来は中山がベストで京都マイル向きの馬ではないが、末脚勝負に特化した前走でも大きく負けていないし(3着と0.3差)、ここも展開ひとつで前残りがあっても。フルメタルボディーが引っ張る流れの2番手、あるいは自身が逃げても面白い。前走で感触を掴んだ松山騎手の継続騎乗になるのもいい。

京都10
⑮カンピオーネ
後方一辺倒で中山向きな馬だが、他に臨戦面で良い馬がいない中で本馬は面白い臨戦。京都でも好走歴はあるし、流れて外からの捲りがハマれば。

函館2
穴②モリエヌス
安定感はないが、中央場所(京都芝1600)の2走前に4着。ハイペースでも前が残る流れに乗った3着ヴィーケン(今回人気の一角)とは鼻差。追い込み一手だったが、前走はテン33秒台のハイラップでも自然と先行できていたし、この感じなら1200mも悪くなさそう。高杉騎手とは手が合う感じだし、スタートを決めて置かれない位置で運べれば。390キロに満たない小柄な馬で滞在競馬も歓迎材料。

穴➈アムールリーベ
初物尽くしのデビュー戦は9着だが1番人気に推されていたように稽古の動きには見どころはあった。前走は出遅れて4角16番手の前残りで致し方ない(11着)。中間も稽古の雰囲気は良く、友道厩舎らしく、しっかり立て直してきた感じ。スタート次第ではあるが、当条件も面白い。

穴⑧シンデレラタイム
前走はダートで参考外。デビューからの芝の2戦は3着からは0.3差で着順ほど負けていない。芝替わりで臨戦上昇。稽古は動くし、短距離戦なら相対的なレベルも低下。コース得意な横山武騎手の手綱も心強く、条件替わりが良い方に出れば。

函館6
⑪サンウリエル
8戦して7戦で入着(残り1戦も6着)、3着も4回。レベルの高い阪神でも2度の3着があるように、このメンバーなら明らかに能力上位。前走は厳しいペースを先行したことで苦しくなったが、前走経験が小回り函館で活きてくる。横山武騎手との手も合いそうだし、勝機十分。
穴⑬スターメイデン
穴➈スターシャワー

函館7
穴④ビップレーヌ
前走は初芝の上にOPへの格上げ挑戦。牝馬同士のダートの自己条件なら。

穴⑭チャプリ
前走は牡馬混合で完敗も牝馬同士の2~3走前は3着。


【以下、有料とさせていただきます】

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