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【競馬息子への手紙】G1はC.ルメールが選んだ馬を連軸で買え

息子よ、この記事を見ているということは君も競馬をやるようになったんだな。
君のことだから競馬でも勝ち続けているかもしれない。
だがな、競馬はやり続ける限りいつか絶対に負けてしまう。これはルール上仕方のないことだ。
この記事は競馬で負けて悔しいと思ったときに1つずつ読んでくれ。
親父の私が、これまでの数十年の競馬歴で学んだことをここに書いておく。

G1はC.ルメールが選んだ馬を連軸で買え

まだC.ルメールという騎手は現役かい?
私が競馬をやっているときは本当に強い騎手なのだ。
今回はそのC.ルメールについて分析した結果を残しておこう。

G1のC.ルメールの選馬眼は本物である

当たり前だが、強い騎手には騎乗依頼がたくさん来る。
馬主も競馬で勝ちたいのだから、自分の馬に乗ってくれる騎手は強ければ強いほど良い。
だからこそ、トップジョッキーと呼ばれるような騎手には多くの馬から騎乗依頼が来るし、同じレースで複数頭の依頼があった場合はその馬たちの中で自分が乗る馬を選ぶことができるのだ。

この馬を選ぶ力、いわゆる「選馬眼」がC.ルメールは抜けて凄いのだ。
特に、大一番となるG1の時にはより一層その力が発揮される。

まず、前走C.ルメールが乗った馬のG1成績を見てほしい。

前走C.ルメールが騎乗した馬のG1成績(過去5年)
■今回継続騎乗 20-15-7-26
勝率29.4% 連対率51.5% 複勝率61.8%
■今回乗り替わり 4-5-5-45
勝率6.8% 連対率15.3% 複勝率23.7%

C.ルメールが継続騎乗した場合の複勝率が61.8%もあるというのは本当に凄い。
そして、これをC.ルメールが騎乗馬を選べるようなレースに絞って結果を見ると面白い。

前走C.ルメールが騎乗した馬が2頭以上いるときの、前走C.ルメールが騎乗した馬のG1成績(過去5年)
■今回継続騎乗 7-7-1-8
勝率30.4% 連対率60.9% 複勝率65.2%
■今回乗り替わり 3-5-5-36
勝率6.1% 連対率16.3% 複勝率26.5%

割合自体は先ほどの数字とあまり変わらないように見えるが、今回継続騎乗した場合の連対率を見てほしい。
連対率60.9%というのは、前走C.ルメールが乗った馬が2頭以上いるという条件だけで、C.ルメールが乗る馬が6割の確率で連対するということだ。

しかも、3着の回数が1回しかないのも興味深い
馬券内に持ってくるというよりも、毎回勝ち負けまで持ってくるということなのだ。

ちなみに、先ほどの成績を見てもらうと気づくかもしれないが、実はC.ルメールが乗り替わったのに馬券になった馬が13頭いる

しかし、この13レースのうち、C.ルメールが騎乗機会があった12レースにおいて、6レースでC.ルメールが選んだ馬が先着、先着ではなかったとしても他2レースで同時に馬券内になっている。

ちなみに、C.ルメールがどれくらい凄いかがわかるように、過去5年でC.ルメールに続いてG1成績の良い川田と福永の成績も載せておこう。

前走川田が騎乗した馬が2頭以上いるときの、前走川田が騎乗した馬のG1成績(過去5年)
■今回継続騎乗 2-2-4-13
勝率9.5% 連対率19.0% 複勝率38.1%
■今回乗り替わり 3-2-3-39
勝率8.3% 連対率13.9% 複勝率22.2%

前走福永が騎乗した馬が2頭以上いるときの、前走福永が騎乗した馬のG1成績(過去5年)
■今回継続騎乗 1-4-3-16
勝率4.2% 連対率20.8% 複勝率33.3%
■今回乗り替わり 1-3-3-29
勝率2.8% 連対率11.1% 複勝率19.4%

選ぶことができる馬の質がC.ルメールより低いと言われれば、それも一理あるが、それにしても選んだ馬と選んでいない馬の複勝率が2倍以上あるのはC.ルメールだけである。

G2, G3でもC.ルメールが選んだ馬は信じれる

ちなみに、G1だけではなく、重賞全体に範囲を広げたとしても傾向は大きくは変わらない。

前走C.ルメールが騎乗した馬が2頭以上いるときの、前走C.ルメールが騎乗した馬の重賞成績(過去5年)
■今回継続騎乗 10-13-4-25
勝率19.2% 連対率44.2% 複勝率51.9%
■今回乗り替わり 7-10-10-76
勝率6.8% 連対率16.5% 複勝率26.2%

勝率や連対率はG1ほど高くはないが、それでも3着になることが極端に少ない
C.ルメールは、自分で選んだ馬はちゃんと勝ちに行く競馬をするのである。

だからこそ、重賞、特にG1でC.ルメールが選んだ馬は連軸で買うことをオススメしたい

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