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【競馬息子への手紙】G1エリザベス女王杯の軸馬はこう探せ

息子よ、この記事を見ているということは君も競馬をやるようになったんだな。
君のことだから競馬でも勝ち続けているかもしれない。
だがな、競馬はやり続ける限りいつか絶対に負けてしまう。これはルール上仕方のないことだ。
この記事は競馬で負けて悔しいと思ったときに1つずつ読んでくれ。
親父の私が、これまでの数十年の競馬歴で学んだことをここに書いておく。

G1エリザベス女王杯の軸馬はこう探せ

今週はエリザベス女王杯だ。
3歳牝馬と古馬牝馬との世代間の戦いが面白い秋の牝馬限定レースだ。
一時期阪神競馬場で開催していたが、京都競馬場の改修も終わりまた京都でのエリザベス女王杯が見れる。
さぁ、予想を始めようか。

エリザベス女王杯の馬券内馬はこう探せ

まずは、定番の以下2つの条件で出走馬の取捨選択をしよう。

  1. 前走5番人気以内、もしくは前走3着以内でない馬は消し

  2. 6歳以上の馬は消し

定番の前走条件と年齢条件だが、これはエリザベス女王杯でもある程度は当てはまる。

エリザベス女王杯で1つ目の条件に当てはまる馬の成績は京都で開催された過去7年で0-2-0-37(複勝率5.1%)であるのに対し、前走が5番人気以内か3着以内だった馬の成績は7-5-7-64(複勝率22.9%)と大幅に成績が良い。
まずはこの条件で絞り込もう。

次に年齢であるが、エリザベス女王杯は過去10年で6歳以上の馬の成績が0-1-0-15(複勝率6.3%)とあまり成績が良くない。
6歳以上の馬もリピーター以外の馬は消してしまっても良いだろう。

エリザベス女王杯の軸馬はこう探せ

と馬券内馬を絞れる条件を見てきたが、数字を見てもらえるとわかるように、エリザベス女王杯の消去データは他のG1と比べてそこまで完璧には機能しない。

前走人気がない馬でも来ることもあれば、そもそも6歳以上の馬の出走が少ないのに馬券に絡むこともある。

そういうレースだからこそ、あえて軸馬を以下の条件で見抜いてほしい。
その条件がこれだ。

出走馬の中で最も長い距離のG1を勝利した馬を買え

これは面白い条件ではないだろうか。
京都の外回り2200mは比較的広いコースで直線競馬にもなるようなコースで、東京競馬場とも少し似たようなレースになることも多い。
だからこそ、実績がある馬がそのまま順当に好成績を残しやすい。

そして、2200mという牝馬にとっては比較的長い距離だからこそ、長い距離のハイレベルなG1で好成績を残している馬が走りやすい。

以下に過去の京都開催のエリザベス女王杯に出走していたG1馬をその勝ち鞍の距離が長い順に並べた一覧を載せてみる。

2019年
3着 ラヴズオンリーユー(オークス 2400m)
5着 クロノジェネシス(秋華賞 2000m)
1着 ラッキーライラック(阪神JF 1600m)

2018年
3着 モズカッチャン(エリザベス女王杯 2200m)
14着 アドマイヤリード(ヴィクトリアマイル 1600m)

2017年
3着 ミッキークイーン(オークス 2400m)
7着 クイーンズリング(エリザベス女王杯 2200m)
5着ヴィブロス(秋華賞 2000m)
12着 ディアドラ(秋華賞 2000m)

2016年
3着 ミッキークイーン(オークス 2400m)
12着 メイショウマンボ(オークス 2400m)
6着 マリアライト(宝塚記念 2200m)

2015年
2着 ヌーヴォレコルト(オークス 2400m)
11着 ラキシス(エリザベス女王杯 2200m)

2014年
2着 ヌーヴォレコルト(オークス 2400m)
12着 メイショウマンボ(オークス 2400m)
6着 ショウナンパンドラ(秋華賞 2000m)
11着 ヴィルシーナ(ヴィクトリアマイル 1600m)
15着 ホエールキャプチャ(ヴィクトリアマイル 1600m)
16着 レッドリヴェール(阪神JF 1600m)

どうだい?見てわかるように、毎年その年に出走するG1馬の中で最も勝利レースの距離が長い馬が必ず馬券に絡む。
特に2200m以上のG1で勝利経験のある馬は是非軸馬として狙ってみてほしい。

今週は以上だ。エリザベス女王杯も楽しもう。

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